ハイパーコンバージドインフラソリューション：NUTANIX
Nutanix Enterprise Cloud Platform はサーバと共有ストレージを一体型にしたハイパーコンバージドインフラ製品です。 従来のITインフラではサーバとストレージを別々に選定・調達して仮想基盤を構築する必要があり、また将来的な拡張性も限界がありました。 Nutanixでは独自の分散ファイルシステム技術を活用することで、GoogleやFacebookのようなWeb企業が実現する拡張性と性能に優れたIT基盤を、お客様の環境で実現可能な"Webscale HyperConverged Infrastructure"です。
従来のIT基盤が抱える課題
昨今のグローバル化の加速により、お客様のビジネス環境はますます多くの競合との競争を強いられており、スピーディーなビジネス展開がお客様の生き残りを左右すると言っても過言ではありません。またその活動にはITの活用が不可欠であり、ITを如何にビジネスと連動して活用していけるかがお客様の重要な経営課題となっています。
従来型のIT基盤はサーバやストレージを個々に選定して、調達していました。この方式では、コンポーネントの複雑性やスケールアップの限界、パフォーマンスのボトルネックなど、ビジネスの変化に追従するには多くの課題を持っており、変革が求められています。
特長
NUTANIXはSoftware-Definedにより、汎用的なIAサーバを活用しつつ、Web-ScaleのIT基盤を実現しています。
容易なスケールアウトを実現するアーキテクチャ
NUTANIXは独自の分散ファイルシステムにより、外部に共有ストレージを用意しなくとも、共有ストレージを実現可能な仕組みをソフトウェアで実装しています。Serer筐体を追加するだけで、サーバリソースとストレージリソースを同時に拡張することが可能であり、完全なスケールアウト型のアーキテクチャを有しています。
特に各Server毎にストレージコントローラが実装される為、拡張時はリソースと共にストレージコントローラも拡張されることとなり、従来のようなストレージコントローラの性能による頭打ちがありません。
※図 NUTANIXのシステム構成概要
あらゆる仮想化環境での用途
NUTANIXはビジネスとしての基盤は勿論、昨今国内での導入が進んでいるVDIの基盤やビックデータ基盤など、
様々なシーンで活躍が可能です。
特にTISではスケールアウトの特徴を生かして、VDIでの導入を多く行っております。
TISから導入するメリット
NUTANIX導入のパートナーとして、TISが選ばれる理由
1．ユーザの立場で、国内でも最長クラスの本番運用ノウハウを蓄積
2012年度より自社導入を行ってから、3年半以上に渡り本番利用を行ってきました。
この体制及びノウハウを活かして、お客様向けの導入・運用を行っておりますので、「本当の良さ」をわかってご提供しております。
2．お客様環境でも多数の導入実績、長期間の安定運用実績
複数のお客様向けに導入、弊社のデータセンターでお預かりして運用を行っております。
このような運用体制は、国内でもTISだけ。また大規模なお客様環境においても安定した運用実績を誇り、この実績は間違いなく、国内No.1です。
3．国内でもトップと言えるエンジニア体制と、メーカーとのリレーション
導入・運用双方で積極的な技術者育成に取り組んでおり、新機能についても定期的に吸収させる機会を作っております。
また、メーカーとも密に連携し、他社では取り組みのない、保守レベルの強化に向けた整備を日々行っております。
活用イメージ
VDIを段階導入したい
お客様のおかれた状況
PCの紛失や盗難が多発し、情報漏洩リスクが増大している為、VDIの導入を検討することとなった。
しかし、既存の業務影響を現場とすり合わせる必要があり、調整のついた部門より段階的な導入を進めていくこととなった。
従来型の3Tier構成では段階的な導入に向かない為、NUTANIXを活用した導入を検討することとなった。
お客様の課題
NUTANIXを始めて導入する為、社内に有識者がいない。
その為、障害時などの有事の際の対応に不安がある。
また、Nutanix上に構築するVDIについても、同様に運用面での不安がある。
サービスが提供する価値
- お客様はNUTANIX専任の管理者を用意することなく、導入を実現できる。
- 障害対応はトレーニング済みの有識者が代行することで、安心したサービス提供を実現。
- VDIなど、組み合わせて導入する場合も、包括的にサポート
サーバ基盤をリプレースしたい
お客様のおかれた状況
現在利用中の統合仮想基盤のHWが保守切れを迎える為、リプレースすることとなった。
ここ２年はビジネスが年々拡大して、リソースが枯渇しており、今後のビジネス拡大に伴うシステム基盤へのリソース要求を考慮したいが、見通しが立たない為、柔軟に対応可能なNUTANIXを検討することとなった。
お客様の課題
NUTANIXを始めて導入する為、社内に有識者がいない。
その為、障害時などの有事の際の対応に不安がある。
バックアップについても合わせて更改するが、ハイパーコンバージド環境のバックアップをどうすればよいか分からない
サービスが提供する価値
- お客様はNUTANIX専任の管理者を用意することなく、導入を実現できる。
- 障害対応はトレーニング済みの有識者が代行することで、安心したサービス提供を実現。
- バックアップなど、動作検証済みの製品で構成してご提案
- NUTANIXだけでなく、バックアップも包括的に運用サポート
NUTANIXによる解決策
完全なスケールアウトアーキテクチャを活用することで、初年度から必要な投資を必要な分だけに抑制。将来的な拡張を見越した大きな投資をする必要がありません。
次年度以降は利用者の拡張に合わせて順次投資を行っていくことが可能です。またスケールアウト型なので、当初に投資した基盤も利用していくことが出来る為、投資に無駄がありません。
導入事例
製造業様向け ハイブリッドVDI環境としてのご提供
サービスメニュー
まるごと導入サービス
「まるごと導入サービス」は、Nutanix製品を導入する際に必要となる基本的な作業をすべてTISが実施し、アプライアンスをすぐに使える状態で提供するサービスです。TISのノウハウを集約したテンプレートを元に導入することで、低価格かつ短期間での導入が可能になります。
※1 2016.06現在、標準サービスはハイパーバイザはvSphereのみで承っております。他のハイパーバイザについては、ご相談ください。
※2 標準サービスではTISのテンプレートに基づいた設計・設定となります。テンプレート外となる場合は、別途ご相談ください。
※3 「まるごと導入サービス」のみでのご提供の場合と「まるごと運用サービスでご提供価格が異なります。
※4 TISからNUTANIXのHWを合わせてご購入頂いた場合に限り、ご提供可能です。
※5 Nutanix 社が提供する自社ブランドのアプライアンス製品、Lenovo 社が提供する Nutanix ソフトウェアを搭載したアプライアンス製品 Lenovo Converged HX シリーズに対応しております。
まるごと運用サービス
「まるごと運用サービス」は、NUTANIXと周辺システムを利用する上で生じる運用作業を、TISの運用チームが代行するチケット制運用サービスです。本サービスは、想定される運用項目が予めメニュー化されており、サービス利用に際して運用範囲やSLAなどを細かく設定することなく直ぐに利用できます。また、メーカーの協力とTISが独自に作成した手順により、迅速化な障害対応が可能なため、ミッションクリティカルな環境でも安心感を持ってハイパーコンバージド製品を活用できます。
また、TISのデータセンターであるGDC御殿山、GDC大阪にインフラ環境を設置した場合は、リモート対応に加えてオンサイト障害対応など、より細やかなサービスの提供が可能となります。
※1 TISよりNUTANIXのHWをご購入及び導入サービスを実施頂いた場合にのみ、ご提供可能です。
※2 TISのテンプレートに基づいた管理や情報のご提供となります。
※3 サービスの追加・変更が発生する場合がございます。予めご了承ください。
※4 Nutanix 社が提供する自社ブランドのアプライアンス製品、Lenovo 社が提供する Nutanix ソフトウェアを搭載したアプライアンス製品 Lenovo Converged HX シリーズに対応しております。