京都市教育委員会様

8,000名の教職員が利用するポータルサイトの構築で
授業や研修の充実化と効率化を同時に実現

京都市教育委員会は、教職員の資質や指導力の向上、授業改善の支援に注力している。教職員の学校での授業づくりや研究環境の充実に向け、教材や研修に関する情報を一元化した「総合教材ポータルサイト」の構築を計画。TISは、短期間でAlfrescoを活用したポータルサイトを完成させた。

所在地 京都府京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488
市制施行 1889年
業務内容
(教育委員会)
地域の学校教育や社会教育、文化、スポーツの振興
URL

課題

情報が混在していて、欲しい情報にたどり着けない

近代小学校教育発祥の地である京都市教育委員会は、教職員の研修、教育研究などを行う京都市総合教育センターを通じて同市の教育の充実を図っている。平成15年には、京都市総合教育センター内に「カリキュラム開発支援センター」を設置し、教職員の資質や指導力の向上、授業改善の支援を実施している。
同時に京都市教育委員会は、イントラネット上に「光京都ネット 学習用ホームページ」を立ち上げ、先生に向けた資料や児童・生徒向けの教材、文部科学省からの文書などを掲載してきた。しかし、時間が経つにつれてWebサイトに掲載される情報量が増え、さらに様々なジャンルの情報が混在してしまい、利用者である教職員が欲しいコンテンツにたどり着けないという課題に直面した。また、従来は、HTML形式でコンテンツを作成する必要があり、コンテンツを公開するには、専門的な知識を要するため、情報公開がタイムリーに行えなかった。加えて、教員の持つノウハウや教育スキルの継承においても、環境整備が急務であった。そこで、誰もが、授業や研修に役立つコンテンツを簡単に作成でき、どこからでもアクセスできる総合教材ポータルサイトを構築し、コンテンツ活用の効率化を図ることにした。

選択

豊富な導入実績と操作性、柔軟性を評価

京都市教育委員会が総合教材ポータルサイトに求める要件として、行政が必要とする高いレベルのコンプライアンスを担保する情報システムであることを重視した。「NASAラングレイ研究センターをはじめ、米国住宅都市開発省やデンバー市郡など、高度なセキュリティが求められる行政機関において豊富な導入実績を持っていることから、総合教材ポータルサイトのプラットフォームにTISが提案したAlfrescoの採用を決定した。
さらに、「Alfrescoは、専門的な知識を持たない担当者でも管理できる操作性に優れたシステムであること、また、、5年先、10年先でも有効に使える柔軟性と拡張性を持ったシステムであることも高く評価しました」(京都市総合教育センター 研修課庶務係長 中口賢司氏)。
総合教材ポータルサイトは、反転型研修や何度も反復して授業や研修に役立つコンテンツを利用することを考慮して、教職員の自宅のパソコンからのアクセスやスマートフォンなどのマルチデバイスにも対応させることにした。

導入

教職員のアクセスが4.8倍に増加

2013年12月にAlfrescoを活用した総合教材ポータルサイトの構築がスタートした。TISは、京都市教育委員会と一体となって、直感的に操作でき、使い勝手の良いポータルサイトを構築するために、要望に柔軟に対応できるようにアジャイル開発により構築。プロトタイプを作成し、実際に利用する教職員に評価してもらうことで、利用イメージを持ってもらい、早期に要望を吸収し、都度、課題をフィードバックしながら開発を進めた。
こうして、4ヶ月間で総合教材ポータルサイトを構築し、2014年4月に本格稼動を開始した。
「総合教材ポータルサイトは、3クリック以内で目的のコンテンツにたどり着けるようナビゲーションを工夫したり、実装する機能を絞り込むことで、教職員が直感的に利用できるポータルサイトが構築できました。昨年度は一年間で2万件だったコンテンツへのアクセスが、4月の運用開始から約2ヶ月間で1万6千件に上り、前年度の同時期と比べ、利用者が4.8倍に跳ね上がる結果となりました」
(京都市総合教育センター カリキュラム開発支援センター 吉岡寛子氏)。

効果

授業の質の向上に

アクセス数の増加以上に京都市教育委員会がメリットを実感しているのが、授業や研修への影響だ。「研修で使う動画コンテンツを総合教材ポータルサイトで配信し、事前に動画を視聴してから参加してもらうことで、研修内容を充実させることができました。さらに、学習指導案ともに実際の授業の様子を動画で配信し、授業改善の参考にしてもらうといった利用も行っています。こうした取り組みは授業の質の向上に繋がり、ひいては生徒の学力の向上にも繋がっています。
( 京都市総合教育センター カリキュラム開発支援センター中嶋弘行氏)

吉岡氏は、次のように話を締め括る。「京都市教育委員会は、総合教材ポータルサイト上に300の動画コンテンツ(2014年5月現在)を公開しています。配信する動画コンテンツの数はさらに増えていく予定のため、今後は配信サーバーを使って動画配信の強化を行う予定です。また、ポータルサイトに動画のエンコード機能を持たせることで、どんな動画ファイルであっても配信できる仕組みを構築するなど、さらなるコンテンツの充実に取り組んでいきたい考えです」。

お客さまの声

左から
京都市総合教育センター
研修課庶務係長 中口 賢司氏
カリキュラム開発支援センター 研究員 中嶋 弘行 氏
カリキュラム開発支援センター ICT専門員 吉岡 寛子 氏

総合教材ポータルサイトを利用する教職員には、授業でICTを活用して取り組んでいる先生方がたくさんいます。その中で、Windowsのフォルダを操作する感覚でコンテンツ管理ができるAlfrescoのユーザビリティはとても大きな魅力です。また、同時にオープンソースCMS「Drupal」を導入したことによってWordを使うような操作性でコンテンツを作成できるようになりました。総合教材ポータルサイト上のコンテンツは、京都市にとっての貴重な財産です。現場の先生自身の手でコンテンツがたくさん作成されるようになると、総合教材ポータルサイトの価値がさらに高まると思います。

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更新日時:2016年10月6日 16時57分

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