BPMによる業務見える化に関する取り組み
金融機関が抱える業務課題
現代のビジネス環境は急速に変化しており、企業は競争力を維持するために業務プロセスの効率化と最適化が求められています。特に金融機関においては、全体最適化や業務効率化、各部門の役割の明確化が重要な課題となっています。こうした背景から、業務プロセスの改善を目的とした手法、 BPM(Business Process Management) の活用が注目されています。
こんな課題はありませんか?
部門を超えた業務のフロー明確化
- 部門間連携の不足による業務進捗の遅れ
- 異なる目標や優先順位によるコミュニケーションギャップの発生
- 部門ごとの独自業務プロセスにより全体フローの統一ができない
複雑な業務プロセスにおける課題の特定
- 複雑な業務プロセスは、全体像が見えづらく問題の特定が困難
- 紙媒体の取扱い、手作業で実施する業務はエラーが発生しやすく業務効率が低下している
部門横断的な全体最適化に向けたリソース配分
- リソース配分での競合発生により、全体最適化が難しい
- 既存のシステムやプロセスが柔軟なリソース配分調整を妨げる
- リソース配分に関する意思決定が遅い
TISでは金融機関における業務プロセスの全体を一元化・見える化することで
業務フローと各部門の役割を明確化、全体最適化する「BPM」の活用支援が可能です。
BPMとは
BPM(Business Process Management)とは、承認・決裁など、今までのワークフローシステムでは管理対象ではなかったマニュアルタスクを含め、国際標準であるBPMNで業務フローを描き、BPMS(ITツール)へ実装し、管理するものです。BPMSで、ユーザが描いた業務フロー通りに業務を行うことで、常に身近に業務フローが存在し業務がリアルタイムで見えるようになります。BPMは、BPMNとBPMSの両輪です。一度導入したら終わりではなく常に課題を確認し、BPMNとBPMSでのPDCAにより継続的な改善が可能です。
BPM業務見える化に関する取り組み
TISは、BPMを活用した業務効率化と自動化の分野で豊富な実績を持ち、金融機関をはじめとする様々な業界で業務プロセスの最適化とDXを推進しています。
特に銀行業界においては、戦略と方針の明確化、現状・新業務の見える化、課題の優先順位付けと効果シミュレーションの実施支援を通じて、業務プロセスの最適化や改善策のご提案を行っています。
▼支援可能範囲
戦略と方針の明確化 |
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現状業務の見える化 |
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新業務の見える化 |
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優先順位付けと効果シミュレーション |
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BPMを活用した業務改善のメリット(お客様の声)
▼金融機関の与信審査業務の見える化
①コストメリット:一時的な行員の増員が不要
- スケジュール・タスク管理が不要のため通常業務に加えて実施しても作業負担が少なかった。
- TISが案内する通りに対応することにより結果が出るため、利便性が高い。
②明確なゴール設定:業務見える化に特化
- 最終的な成果物が何か明示されており、自社にとって必要か不要かの判断が行いやすかった。
- 何となく課題と感じている業務を俯瞰的に見える化してもらうことにより、明確に課題があると再認識できた。
③安定したクオリティ:柔軟な対応
- 利用開始から最後まで一貫して安定したクオリティでの支援だった。
- 目の前でシミュレーションを実施し仮説の数字等を臨機応変に変更しながら進めるので、様々な検証を行うことができた。