TIS共創イノベーション・コンソーシアム
概要
TISでは、インキュベーションセンターを設立し、これまで多くのスタートアップ企業との連携を図ってまいりましたが、この取組をさらに加速するために、業種・業界において豊富なノウハウと経営基盤をお持ちのパートナー企業様にも参加いただき、実証実験(PoC)に必要な経営資源(リソース)をご提供していたただく事で、イノベーションのエコシステムの実現を目指す取り組みをスタートしております。
2018年度第1回は、「地域活性化」をテーマに、スタートアップ企業5社、パートナー企業7社が参加し、2018年10月にキックオフを行い、実施した2件のPOCの発表を2019年4月に行いました。
<第1回 の会場の模様>
2回目のテーマは 「スマートシティー」です。「防災・防犯」や「MaaS」、「エネルギー」などに関連する社会課題の解決を目指したアイデア創出を目的にしています。
本コンソーシアムのPoCの成果を踏まえて、スタートアップ企業への出資やTISを含むパートナー企業とスタートアップ企業との継続的な協業による新規ビジネスの立ち上げといったより発展的な取り組みへつながることを期待しています。

スタートアップ企業とのコラボレーションの狙い
パートナー企業とスタートアップ企業がフラットに技術とアイデアと経営資源を持ち寄ることで、例えば、「複数のスタートアップ企業の技術とアイデアを組み合わせて、特定のパートナー企業のビジネス基盤上で、PoCを実施したり、あるいは、逆に一つのスタートアップ企業の提案を複数のパートナー企業にまたがってPoC を実施するといったことをTISが仲介役として推進することで、パートナー企業とスタートアップ企業の 「n対n」 のマッチングを実現し、これまでの 「1対1」 の関係では気づかなかった新技術や新マーケットの創出に関する知見を獲得することを目指します。
参加企業様のメリット
スタートアップ企業様は、自社の技術やアイデアを実際に試行するための環境を利用できます。例えば、インフラ企業から決済までの複数のパートナー企業と組むことで、ビジネスモデルを確認することが可能です。
各パートナー企業様は現状のオープンイノベーションの取り組みに加えて、当該プログラムのエコシステムを活用して 新規事業の検討が可能です。
複数のパートナー企業、スタートアップ企業とのマッチング
複数の企業と同時にPoCを実施することが可能です
TISによるファシリテーション
スタートアップ企業様とパートナー企業様の仲介役として、双方の活動を支援します。
スタートアップ企業同士、パートナー企業同士の連携
ご希望があれば、TISがスタートアップ企業同士またはパートナー企業同士の連携を支援します。
AI・IoTなどの先端技術・既存アセットの活用
TISが検証しているAIやIoT技術またはシステム構築で培ったノウハウなど、弊社の既存アセットを活用したアドバイスを行います。
2019年度 第二回 テーマ:スマートシティー
参加企業様
パートナー企業
岩谷産業株式会社 | |
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さいたま市 | |
株式会社ジェーシービー | |
浜松市 | |
三井住友カード株式会社 | |
三菱UFJリース株式会社 |
スタートアップ企業
株式会社INDETAIL | |
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株式会社クレメンテック | |
株式会社 toor | |
株式会社VAAK | |
ブロックチェーンロック株式会社 |
※社名の公表について承諾いただいた参加各社を掲載しています。
スケジュール
キックオフの様子
2019年6月に bit & innovationにおいて第2回のキックオフを開催し、参加企業、約35名の方々にお集まりいただきました。


TISのインキュベーション施策について
TISでは、TIS内外からの新規事業創出を継続的に行うことを目的に、スタートアップ、大手企業、TISの共創から、恒常的なイノベーションの発生と活用に向けた取り組みを行っています。
スタートアップへの投資や大手企業とのビジネスコラボレーションのための各種施策にも取り組み、ベンチャー投資制度「コーポレートベンチャーキャピタル」では、シードからミドルステージのスタートアップを投資対象に最短1ヶ月程度で投資を行います。また、資金提供に加えて、オープンイノベーションによる新たなビジネス創造の拠点『bit&innovation』などのワークスペースやIT資産といった“モノ”の提供や、サービス/事業仮説の立案、検証プロセスであるアクセラレータプログラムなどの“コト”の提供まで、多面的な施策を行っています。
TISの新規事業検証プラットフォームのイメージ

お問い合わせ先
TIS株式会社 ビジネスイノベーションユニット
bin_sol@ml.tis.co.jp