日本の農家を支援して有機土壌の可能性を解き放つ
将来的な脱炭素を見据えた有機農業を促進します
TISでは、健康・環境の観点から、生活者に対して「土壌の品質」という新たな価値基準を提示し、
有機農業による輸出を促進するため、土壌品質の証明とその上に育つ作物の所有権をNFTとして販売することを目指しています。
また、土壌品質を示す重要な要素の1つとして炭素貯留量も計測し、カーボンクレジット創出にも寄与することを目指します。
自然本来の力を活かした長続きする土壌の重要性
本特集について詳細は、以下をクリック!
背景
①将来の環境と私たちのカラダを守る、こだわり農家の存在

土壌研究は主に環境と人体への影響の観点から海外では盛んに行われていますが、
化学肥料や化学農薬の使用量が世界で1,2位を争う日本の土壌の多くでは微生物相が貧困化しており、
その結果、野菜の栄養素も著しく低下していると言われています。
そういった中、日本にも土壌づくりから一生懸命取り組んでいる、こだわりの有機農家は存在します。
②日本が目指す脱炭素と有機農業転換

農林水産省は、2050年までのゼロエミッション化と共に化学農薬の半減、
更には2017年比で40倍近くの有機農業面積達成を目指していますが、国別有機食品売上高を見ると、
日本の1,800億円程度に対して、アメリカと欧州がそれぞれ4-5兆円以上で、
中国が1兆円以上と市場規模の差は明確であり、海外需要の取込は必要不可欠です。
③日本が目指す農産物の輸出強化

日本の農産物の輸出額は2021年実績で8,000億円。
そして、2030年目標は3.5兆円ですが、目標達成には、アジアを中心とした果物の輸出に限らず、
今まで以上に世界に対するJAPANブランドの魅力発信を通じた農産物の認知と興味喚起が必要です。
私たちににできること
こだわり有機農家の海外展開支援を通じた有機農業の普及促進

私たちは、経済的メリットがあってはじめて慣行農法の農家や新規就農者も有機転換を検討すると考えています。
したがって、今あるJAS認証の仕組みに加えて、栽培にあたって最も重要である土壌品質を解析・開示し、
NFTを通じて、それに価値を持たせることによって、グローバルな舞台で作物の単価向上と資金繰り支援を行います。
まずは嗜好品を通じて有機栽培のJAPANブランドを更に世界に浸透させる

輸出額が増加傾向にある日本の農産物の中でも、日本酒やウィスキー、緑茶・抹茶といった嗜好品は世界で注目され始めています。
有機栽培は慣行農法と比べて手間もコストもかかり、収穫量は減少する傾向にありますが、それでもこだわりを持って有機農作物を作り続ける農家を支援するためには単価上昇が必要不可欠です。まずは既に価値が評価されており、富裕層を中心に海外で需要が拡大しているカテゴリーの商品が高品質な土壌で育てられていることを発信し、既にあるブランド力を更に高めることを目指します。
支援イメージ

良い土には良い作物が育つ。
だが、それが今の日本には足りない。
化学肥料や化学農薬の使用量が世界で1,2位を争う日本の土壌の多くでは、微生物相が貧困化しており、環境面でのサステナビリティ低下に加えて、野菜の栄養素なども著しく低下していると言われている。

だから私たちは、ITの力で土の品質を
新たな価値基準にしようとしています。
無機炭素・有機炭素の量や、微生物の活性化指数がある一定水準以上の農地について、“カラダと地球にやさしい”作物が育つ土壌としてデータを公開し、その商品とそれに付随する体験をNFTにして販売します。
本取組について詳細ご説明希望の方は、以下よりお問い合わせください。
取組みのご紹介
TISは、湘南ベルマーレと良質な有機土壌を育成し、この土壌で作られた有機ミニトマトの栽培キットを地域の子供達に提供することで、化学肥料や農薬から子供達を守り、「栄養」が次世代へと繋がれていくことを目標に推進する取組みを実施しています。また、来年の2025年2月には、栃木県の酒蔵「せんきん」様と共に限定日本酒の共同生産と完成後のペアリングイベント参加券をNFTとして販売いたします。
湘南地域に繋ぐ栄養満点 有機土壌でミニトマト栽培プロジェクト始動!
~将来を担う子ども たちのためにサステナブルな健康をプレゼント~
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