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マイグレーションの無料ソフト・OSS(オープンソースソフトウエア)は使えるの?実態と種類を徹底検証

2021/08/24

システム更改の有効な手段として、開発期間や費用を抑えることができる「マイグレーション」 が今注目を集めています。そのマイグレーションの根幹はプログラミング言語の「変換ツール」であり、これはマイグレーションベンダーの技術力と経験の結集と言えます。ではこの価値の高い「変換ツール」に無料のソフトウエアやOSS(オープンソースソフトウエア)は存在するのか、もし存在するのであればその有用性について解説していきます。

1.マイグレーションの無料ソフト・OSSはそもそも存在するのか、有用性はあるのか?

今や、企業や日々の暮らしにシステムは欠かせない存在になっています。そうした中、システムは多様化し技術の進歩と変化は早く、それに追随するためのマイグレーションの需要は日々高まっています。

同様に、システムの普及と進歩に合わせて開発技術者の数やスキルも飛躍的に高まっています。その結果、数多くの無料ソフトウエアやOSS(オープンソースソフトウエア)が生み出されています。

無料ソフトウエアのジャンルは幅広く、

  • 画像編集や家計簿などの個人で利用するもの
  • 圧縮/解凍やファイル転送などのユーティリティソフト
  • 会計、人事・給与、顧客管理、販売・在庫管理、金利計算などのビジネス領域のソフト

まで存在します。
無料ソフトウエアは多数あり、国内有数のダウンロードサイトでは、このビジネス領域のソフトウエアは1,200本ちかくあります。

OSS(オープンソースソフトウエア)も様々なジャンルと多数のソフトウエアがありますが、最近のトレンドは「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)」関連のもので感染者数やワクチン接種人数などの統計情報の作成や感染対策ツールといったものが多いようです。
では開発の活動実態はどうか。開発プラットフォームとしてもっとも利用されているGitHubの使用状況(2020年12月20日)を見ると、利用している開発者は5,600万人、この1年に新規作成されたリポジトリの数は6,000万件以上と日々OSS(オープンソースソフトウエア)は進化しています。

このように世界で公開されているソフトウエアは膨大にあり、近年需要の高いマイグレーションに関しても何らかの無料ソフトウエアやOSS(オープンソースソフトウエア)があるのではと推測できます。特にマイグレーション対象のプログラミング言語は世界共通であり、システム更改の課題も世界共通であるからです。

2.マイグレーションの無料ソフト・OSSの実態と種類

ダウンロードサイトの無料ソフトウエアとGitHubに公開されているOSS(オープンソースソフトウエア)を調査したところ3つのソフトウエアが見つかりました。

<無料ソフトウエア>
①VB6.0、VB.NET 画面レイアウトhtml変換ツール

内容 :VB6.0、VB.NETのプロジェクトフォルダを変換ツールにドラッグ&ドロップするだけでHTMLの作成が可能
参照元:https://www.sk-factory.jp/apps/converthtml.html

②COBOLからJAVAへの変換ツール

内容 :バッチ系のCOBOLソースコードをJavaソースコードに変換画面や帳票関係のプログラムは対象外
※他にCOBOLからPython、Ruby、C#、Perl、PHPへの変換ツールもあり
参照元:http://jokan01.cocolog-nifty.com/tomo_jokanji/

<OSS>
③opensource COBOL 4J

内容 :COBOLソースコードをJavaソースコードに変換するCOBOLコンパイラ
SAMやISAMへのファイルアクセスはJavaプログラムに変換後も利用可能
「COBOL85」といったCOBOLの標準仕様にのっとったプログラムであれば、一部利用頻度の低い変数の型などを除いて、ほぼ100パーセントの変換が可能
参照元:http://www.osscons.jp/jo3svftbf-280
https://github.com/opensourcecobol/opensourcecobol4j

3.マイグレーションの無料ソフト・OSSの利用可能性

前述で紹介した無料ソフトウエアの変換ツールは、画面の変換やバッチプログラムの変換と、対象を絞った変換に特化したものでした。そのため、変換の精度は高いものと推測します。他の変換ツールと組み合わせることでシステム全体のマイグレーションを実現していくものと考えます。
OSS(オープンソースソフトウエア)の「opensource COBOL 4J」は“OSSコンソーシアム”というITベンダーを会員としたオープンソース・ビジネスを推進する団体が開発したものです。完成度は高く、「opensource COBOL 4J」を利用したマイグレーションサービスを開始しているITベンダーもいるようです。

無料ソフトウエアの開発主体は個人または一企業であることが多く、実現する機能の範囲は限られ、改修が必要な場合も開発者の裁量に委ねられると考えます。そのため、システムのマイグレーションとしての利用可能性は高いとは言えないでしょう。

OSS(オープンソースソフトウエア)は開発者の制限はなく、改修の自由度も高いため、進化のスピードと可能性は広く、今後の利用可能性は大いに期待できます。

4.まとめ

マイグレーションの需要は高く、OSS(オープンソースソフトウエア)は活発に広がっており、「opensource COBOL 4J」のような実績からも、OSS(オープンソースソフトウエア)によるプログラミング言語の変換ソフトウエアは数多く生み出されていくと予想できます。

2020年7月、Facebookはディープラーニングを使用してプログラミング言語を変換するシステム「TransCoder」を発表しました。GitHub上の280万以上のリポジトリにあるソースコードを活用してトレーニングされています。「TransCoder」はGitHubにアップされています。
参照元:https://github.com/facebookresearch/TransCoder

マイグレーションは「変換ツールによる言語の自動変換」だけでなく「AIにより変換ツールを自動生成」して、「テストはAIによる現新比較」となる日がくるかもしれません。

ですが注意すべき点があります。いかに優れていてコストがかからないとしてもそれだけではマイグレーションの実現は成し得ません。マイグレーションの計画、マネジメント力、テストノウハウが揃って初めてマイグレーションが実現します。
もしマイグレーションを検討されていましたら、実績豊富な「オープンマイグレーションサービス」を参考にして頂けたらと思います。

本記事は2021年7月1日の情報を基に作成しています。掲載している無料ソフトウエアやOSS(オープンソースソフトウエア)に関する詳しいお問い合わせは、それぞれに記載のURLのサイトからお問い合わせください。

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更新日時:2023年1月6日 13時39分