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基幹システムのマイグレーション|TISが担当した金融業界の事例

2022/2/28

コスト半減に成功!大規模なマイグレーションを高品質・低コストで実現

プロジェクトサマリー

業界 金融業界
企業規模 約1,000名
移行対象システム VBで開発された基幹システム
システムの課題 何台ものサーバを経由してデータ処理をさせる特殊なシステム構成となっていた
プロジェクト期間 約1年
プロジェクト規模 170万ステップ以上

金融業界のI社がもつ基幹システムの刷新のため、VBマイグレーションを用いてVB6.0からVB.NETへの移行を行っていました。大規模で複雑なシステム移行だったため、既存ベンダーからは高額で品質の読めない提案が出ていましたが、プロジェクトの難易度が高く提案できるベンダーが見つからなかったのです。
そこで、金融業界で実績の多いTISに声がかかり、品質担保の指標が明確・低コストなマイグレーションを提案。I社が想定していたコストは半減でき、予定通りのスケジュールで移行を完了することができました。

プロジェクトスタートまでの課題

早急な判断が求められる中、ベンダー選定に迷いがあった

I社は既存の基幹系システムインフラ基盤が保守切れを目前にしており、早急な判断が必要となっていました。
一方で、対象システムは業務への影響度合いも大きい重要なシステム。
本番障害を起こすことがあってはならないため、高品質な移行ができるよう、緻密な計画を持って取り組む必要がありました。
機能追加などの新規性はないことから、コストメリットのある選択が必要であり、下記のような課題を抱えていたのです。

>>抱えていた課題

  • 既存のシステム構成が複雑で、移行方法を決めかねていた
  • 既存ベンダーからは大規模なプロジェクトであるため、高額な見積が提示された
  • 既存ベンダーの提案はテストの精度が不明瞭であり、品質面で懸念が残った
  • 既存システムの保守切れが迫る中で、既存ベンダーのスケジュールに不安を感じていた
  • システム規模の大きさ等から既存ベンダー以外から提案をもらうことができなかった

中でも問題になったのがコスト感と移行品質です。再構築より安価に済むマイグレーションを選択したにもかかわらず、既存ベンダーからの見積もりは高額で納得感のあるものではありませんでした。
また、提案には品質担保についての指標が言及されておらず、不安が残るものでした。

そこで金融業界でマイグレーションの実績が多いTISに声がかかり、ご提案に至ったのです。

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TISが採用された3つの理由

TISに声がかかった理由は「金融業界で実績が多かったこと」「I社の既存システムに対する保守業務をTISインテックグループのグループ会社が担当していたこと」です。他ベンダーの提案もあったなか、本プロジェクトでTISがI社に採用されたポイントは以下の通り。

POINT

  1. 品質担保の指標を提案段階から明示
  2. コスト面でのメリットの大きさ
  3. 保守切れに確実に間に合う適切なスケジュールの提示

1.品質担保の指標を提案段階から明示

今回の案件でI社がTISを採用した一番のポイントは品質を担保したことです。

  • 提案時からテストの品質目標をしっかり提示し品質を担保していた
  • 単体テスト計画には細かい機能レベルまでチェックするスキームが事前に組まれ、確実に移行できると安心感を与える内容になっていた
  • 画面上の差異が出てくる点を上流工程で事前に示す進め方ができた

既存ベンダーをはじめ、多くのベンダーでは品質の担保が難しく、提案時に具体的な品質目標を提示しにくいもの。
一方で、TISはテストの考え方が他社と大きく違い、細かい機能レベルまで事前にチェックするスタイルをとっています。
具体的には、TISは提案時から「マイグレーション後にユーザー側からみた画面上の差異がどこまで出るか」というレベルで品質目標を提示しているのです。

このようなプロジェクトの進め方から、品質チェックに対するノウハウが十分蓄積されており、具体的な品質目標の提示を提案段階から実施できたことが選択された理由の一つでした。

2.コストメリットのある提案

コストメリットのある提案だった点が、I社がTISの提案を採用したポイントです。基幹システムの刷新において、コストメリットを重視する企業は多いもの。
以下の図は、一般社団法人「日本情報システム・ユーザー協会(JUAS) 」が発表した「企業IT動向調査報告書 2020」をもとに、TISが「基幹系システム構築時の重視事項のDI値の増減(16年度・19年度)」をまとめたものです。

I社も同様に、マイグレーションという選択であることからもコスト面を重視しており、既存ベンダーの見積もりの1/2の提案だったTISへのご依頼を決定いただいています。
TISの提案にコストメリットがでた要因は、それまでに蓄積したマイグレーションの実績から、明確にリスクを洗い出して円滑なプロジェクト推進が可能だった点が一つのポイントです。リスクがクリアになったプロジェクトであれば、リスクを見込んだ金額にする必要もなく、無駄な作業も削ぎ落とされるため結果としてコストが最適化されることとなったわけです。

3.保守切れに確実に間に合う適切なスケジュールの提示

I社からはTISが適切なスケジュールを提示していた点でも良い評価をいただいています。
保守切れが課題となっているのに、期限に間に合わないスケジュールは適切ではありません。

特に、マイグレーションは「自動変換で済む」という先入観から、移行プロセスを過小に見積もってしまうシステム担当者の方もいます。
ベンダーから期限に確実に間に合うスケジュールを提案することが重要です。
TISから提示されたスケジュールは下記の点がクリアされていたわけです。

  • 既存システムのメーカーサポート切れに確実に間に合うスケジュールだった
  • プロジェクト全体のリスクも適切に加味された納得感のあるスケジュールだった

今回のプロジェクトはレガシーシステムのメーカーサポート切れという期限があるからこそ、I社にとっては予想外のトラブルでスケジュール遅延を招くわけにはいきません。
一方で、I社の既存システムは複数のサーバーが連携し合う複雑な構成になっているため、難易度の高いプロジェクトでした。

TISはプロトタイプ開発の段階で後工程のフィジビリティを確認していきます。ツール変換後、延々と続く手修正のトライアンドエラーを回避していることから、適切なプロジェクトスケジュールを提示することができたわけです。

まとめると、I社様には「品質」「コスト」「スケジュール」の観点で、TISの提案が最も納得感があったことからご依頼いただけています。

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プロジェクトの課題

特に課題となった「既存システムの複雑さ」

本プロジェクトでは、サーバーを何台も跨いだ電文処理をさせる特殊なシステム構成が組まれており、単純にサーバー単位で単体テストを進めてしまうと大きなコストになってしまう点が問題となっていました。

これに対して、TISからはマイグレーション時の単体テストを行う範囲を明確し、I社と合意を得ることで、テストにかかる工数を最小化させています。

一方で、統合テストでシステム全体が問題なく稼働する事を確認できたため、品質面での問題は生じないという判断に至ったのです。結果として、マイグレーションは予定通り成功し、本番障害ゼロで移行が完了しました。

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本プロジェクトの成果

「品質」「コスト」「スケジュール」が満たされたマイグレーションの完遂

I社にとって、本プロジェクトには以下の成果がありました。

  • 保守切れに間に合う、予定通りのスケジュールでマイグレーション完了
  • 品質が担保された安全な既存システムの移行を実現
  • 当初想定されていた見積もりから1/2に削減
  • TISのあるグループ会社が保守に入っておりスムーズな保守引き継ぎが実現
  • 危惧していた本番障害が「ゼロ」

中でも大きかったのは、TISが品質担保の面から明確な指標を提示し、安全なプロジェクト移行を実現できた点でしょう。
適切なリスクの洗い出しとプロジェクト計画の策定により、I社としては最適なスケジュールで不安なく予定通りマイグレーションができ、コスト面でも最適化することができました。
今回の事例からも、レガシーシステムのマイグレーションにおいて「品質」「コスト」「スケジュール」の面で信頼できる移行フローを持つベンダーを見極めることの重要性がわかるでしょう。

まとめ

マイグレーションはレガシーシステムの移行において「安全面」「コスト面」「納期面」で高いパフォーマンスを発揮する方法とされています。ただし、ツールを使った自動変換といえども、ツールの品質はベンダーによって異なります。予定通りのスケジュールを完遂するためには、手作業の工数や不具合による手戻り工数を少なくおさえる必要があるため、ツールの変換割合や品質が重要になるのです。

TISではVBの場合、Microsoft社の変換ツールと独自変換ツールを合わせて使うことで不具合混入リスクを極小化しています。
それにより、大幅な手戻りによる遅延を防いでいるわけです。

このようなTISの取り組みにより、I社のように、複雑な構成のため移行難易度が高くなっていた既存レガシーシステムに対しても、変換ツールの品質評価を十分に行うことでコスト面でも最適化され、当初の1/2の金額でマイグレーションを実行できたのです。

基幹システム刷新の進め方はこちら!
◆基幹システムを刷新する6つのステップとは?失敗を防ぐ進め方と刷新方法

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更新日時:2023年1月6日 13時36分