ファンと地域をつなぐ「B.旅PROJECT」PoCを成功に導いたUXデザイン支援のキービジュアル

ファンと地域をつなぐ「B.旅PROJECT」PoCを成功に導いたUXデザイン支援

概要

TISのUXデザイン専門チーム「XD Studio」(以下XDS)は、B.LEAGUE様のB.LEAGUE 2050 VISION「感動立国」実現に向けた共創パートナーとして、デザインの伴走支援を行っています。今回はその一環として、B.LEAGUEのファン向け施策「B.旅PROJECT(以下B旅)」のPoC(Proof of Concept:概念実証)において、体験設計からLP制作、ロゴやコピー制作まで、一貫したデザインを担当しました。ファンが自然と参加し、行動につながる仕組みをB.LEAGUE様と共に考え、多くのファンの方にご参加いただくことができました。

課題

B.LEAGUE 2050 VISION「感動立国」を実現するためには、バスケットボールを通じた地域活性化が重要なミッションの一つでした。全国各地のアリーナへ遠征するB.LEAGUEファンに対して、試合観戦以外の地域の魅力を提供し、遠征体験をより豊かなものにすることが求められていました。しかし、「求められる体験」や「行動が生まれるきっかけ」が明確でなく、どのように検証を進めるべきか模索している状況でした。ファンの観戦体験を拡張し、地域関係人口を拡大するための持続可能なプラットフォーム構築が大きな課題でした。

XD Studioの主な取り組み

・プラットフォームとして目指す構造の可視化と共通認識の醸成

B旅が目指す「地域への価値循環」の構造を明確にし、B.LEAGUE様と「何を実現するために、いま何を検証すべきか」という目線をすり合わせました。

・ターゲットと提供価値の仮説構築

過去にB.LEAGUE様と整理してきたユーザーリサーチやペルソナ分類をインプットに、「遠征経験があり、新しい出会いに喜びを感じるタイプのファン」を主要ターゲットに設定。B旅でしか得られない体験や、参加を促すための「おすすめスポットの投稿」の仕組みを設計しました。

・PoCによる検証計画の策定

設定した仮説が正しいか、実際に行動が生まれるかを検証するため、具体的なPoCを通して学びたいこと、検証方法、条件などを細かく設定し、PoCのリリース計画を策定しました。

・参加したくなるLPの世界観構築

LPのデザインにおいては、B.LEAGUE様の既存トーン&マナーを踏襲しつつも、より多くのファンに親しみやすく、ワクワク感を伝えられるような、明るく開放的なビジュアルへとブラッシュアップ。さらに、「投稿すると抽選でオリジナルグッズがもらえる(金銭的報酬)」や「投稿内容がLPにも掲載される(社会的報酬)」といったインセンティブを設け、ファンの投稿を促す仕組みを取り入れました。

  • B.旅PROJECTのPoC仮説立案イメージ図-プラットフォームの構造

  • B.旅PROJECTのPoC仮説立案イメージ図-ターゲットの選定

結果

「B.旅PROJECT」の公開後、キャンペーン期間の47日間で約200件のおすすめスポットがXに投稿され、多くのB.LEAGUEファンにご参加いただくことができました。ファン同士の交流や、地域の新たな魅力発見にもつながり、B旅が目指した体験がファンに受け入れられ、実際の行動に結びつくという価値ある検証結果を得られました。

このプロジェクトを通じて、ファンのインサイトに対する理解が深まり、B.LEAGUEにおける今後の施策立案にもつながる貴重な学びが得られました。私たちはこれからも、お客様のビジョン実現に向けて、ユーザー中心のデザインアプローチで伴走支援を続けてまいります。

  • B.旅のLPデザインイメージ図

  • B.旅キャンペーンX投稿イメージ図

外部リンク

本プロジェクトの詳細は、こちらの記事をご覧ください。
COCODA:https://cocoda.design/uotrk/p/p7bf5357cc1d7

プロジェクトメンバー

プロデューサー: 加藤 有通
ビジュアルデザイナー: 榎本 雅之 梶原 栞
  • 加藤有通のプロフィール写真

    加藤 有通

    XD Studio責任者/デザインマネージャー

    遠征の楽しさを一歩ひろげ、アウェイファンとHOME、そしてファンと地域との新しいつながりを感じられる体験をどう届けるか。どんなきっかけや仕組みが必要か。B.LEAGUE様と一緒に一つひとつ丁寧に検討し、設計と表現を重ねていきました。B.旅が、新しい応援体験の入り口のような存在になってくれたら、、、嬉しいです。

  • 榎本雅之のプロフィール写真

    榎本 雅之

    ビジュアルデザイナー

    「ホーム・アウェイ」という対戦軸を、B.LEAGUE様ならではのポジティブな視点で捉えた施策でしたので、その想いや魅力がぶれることなくしっかりと伝わるよう意識しながら、クリエイティブをご提案しました。多くのファンの皆さまや地域との交流につながる本キャンペーンに、少しでも貢献できたことを大変光栄に感じております。

  • 梶原栞のプロフィール写真

    梶原 栞

    ビジュアルデザイナー

    B.旅では、アウェイ観戦をポジティブに捉えてもらえるよう、コピー設計やワイヤーフレーム上の導線に工夫を凝らしました。単なるキャンペーンにとどまらず、試合観戦をきっかけに“地域を旅する楽しさ”が伝わることも意識しています。実際に多くのファンの方が参加してくださったと知り、大きな喜びとやりがいを感じました。観戦体験を通じて地域の魅力に触れられる、すてきな取り組みだと思います。