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株式会社八十二銀行様

決算書登録を行うscoreENTRY(財務諸表入力システム)のバージョンアップを実施
OCR読み取り精度向上により、財務登録業務の効率化を実現

八十二銀行様では平成11年4月にscoreENTRY(財務諸表入力システム)を導入し、TISとともに、財務諸表入力データ業務のベストソリューションを追求。八十二銀行様が参加される地銀システム共同化「じゅうだん会」でも、その成果は活用されている。平成11年の初期導入から15年以上が経過し、蓄積された課題を解決するべく、最新版製品へのバージョンアップを実施。
本バージョンアップについての課題から効果までを八十二銀行 融資部 吉川 直樹氏に伺った。

社名 株式会社八十二銀行
設立 1931年8月1日
事業内容 銀行業務
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課題

OCRシステムの長年の課題である「認識率」

平成11年当時、当行では、融資業務合理化プロジェクトを推進しておりました。当時、融資業務は、「ベテランしかできない業務」、「集中化・合理化出来ない業務」との認識が根強かったのですが、これを大胆に変革しようというプロジェクトが融資業務合理化プロジェクトでした。そのプロジェクトの一環として財務諸表入力システムを導入した次第です。
融資業務において決算書の分析は重要です。しかしながら、お客様から頂戴する決算書を分析が可能な標準科目に集約しながら登録する作業は、会計ノウハウを持った熟練オペレータしか出来ない作業で、手間と時間がかかり悩みの種でした。これをなんとか誰でもできる作業にできないか検討しており、scoreENTRY(旧:財務諸表入力システム)を導入いたしました。scoreENTRY(旧:財務諸表入力システム)は、11万語の勘定科目辞書による自動仕分けによって、素早く、かつ誰が登録しても同じルールで財務データを作成できます。さらに、新たな財務登録担当者であっても、直感的な操作で直ぐに財務登録業務を開始できます。しかし、長年使用する中で「OCRの認識率は向上できないか。」「時代の変化に伴う新設勘定科目を追加できないか。」「操作性を改善できないか」等、数多くの要望が溜まっており、運用で対応するも限界を感じていました。

※scoreENTRY(旧:財務諸表入力システム)は、金融機関の与信管理業務における財務登録業務の効率化、事務作業の軽減を実現するソリューション。金融機関が取引先から受領した決算書を、スキャナーとOCRを利用して素早くデータ化することが可能。勘定科目辞書数は業界最多の11万語を誇り、決算書登録時間の削減を実現している。260を超える豊富な導入実績を持つ。

選択

バージョンアップによってOCR認識率が向上

2015年にサーバーの保守切れに伴うハード更改に合わせてscoreENTRYのバージョンアップをご提案いただき、勘定科目辞書の追加やOCR認識率の向上等、当行内の数多くの要望がバージョンアップで改善されることが分かりました。また、年号の入力が西暦から和暦になる点や、登録後に決算期を変更可能になる点などの新機能追加によって操作性の向上が期待できるという、登録現場からの後押しもありました。更には新たなオプション機能として、EDINETから有価証券報告書を取り込むことができる「XBRL取込機能」等が追加されており、魅力的でした。将来的には「XBRL取込機能」等のオプション機能を追加することで財務登録業務をより効率化し、営業店や登録部署でのペーパレス化ができると考え、バージョンアップを決めました。

導入

仕様面・操作面共に問題がないスムーズな移行

当行の財務登録運用を深くご理解いただいた上で、必要な機能や運用案を親身になって提案いただきました。バージョンアップ後の財務データ作成仕様や後続システムへの連携機能仕様についても大きな変更がない為、他システムへの影響が少なく、当行としても導入時の作業負担を軽減することができました。
長年利用していたscoreENTRYが変更となることへの財務登録担当者の不安に対し、操作研修の中で操作に大きな変更がないことや新機能の使用方法などを丁寧に説明いただき、不安を取り除いていただきました。また、導入後も度々足を運んでいただき、現在も登録担当者を手厚くサポートしていただいています。そのため、今後何かトラブルや困り事があれば、TIS社に相談したいと思っています。

効果

さらなる業務改善への期待

OCR機能向上、勘定科目辞書最新化によって決算書の認識率が向上し、財務登録時間の業務効率化を実現できました。その他数多くの機能が改善され使い勝手が向上していること、長年に渡り大きな障害はなく、バージョンアップ後も安定稼働していることから、品質が高いシステムと認識し満足しております。また保守サポートも手厚く、操作の不明点があれば、電話にて問合せができる環境があり、親身になって対応いただいています。

お客様の声

株式会社八十二銀行
融資部 吉川 直樹氏

今後は、当初の構想通り、オプション機能である「XBRL取込機能」を導入したいと考えています。scoreENTRYは、それ以外にも多くのオプション機能を備えていると伺っています。
scoreENTRYは数多くの金融機関に導入されており、様々なフィードバックを受けていると思います。それらの意見を吸収し、一歩先を行く機能開発・改善を頂き、またこの先バージョンアップを行う際は、期待以上の出来栄えとなることを期待しています。

TIS担当者から

川崎 晴人

TIS株式会社
フィナンシャルサービス第3部
川崎 晴人

八十二銀行様の融資業務における根幹のシステムを担当させていただき感謝しております。平成11年の初期導入当時から続く八十二銀行様からの高い評価は、TISがお客様の声に耳を傾け、真摯なご提案を行ってきたからだと思っております。今後も引き続き八十二銀行様の声に耳を傾け、より課題解決につながるソリューションの提供を行っていきたいと思います。

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更新日時:2023年10月4日 23時4分