ソフトバンクテレコム株式会社様

時代の先端を走るスピードと品質に応えるオープンソースのワークフロー開発を実現

固定通信事業のエキスパートであるソフトバンクテレコムでは、スピードと品質が求められる法人営業のニーズに応えるべく、TISの「e-ProcessManager」を用いて、オープンソースベースのワークフロー開発環境を整備。業務に即したワークフローの迅速な提供が可能になるとともに、情報集約による業務の見える化や、運用管理の効率化を実現しました。

社名 ソフトバンクテレコム株式会社
創業 1984年10月
事業内容 固定電話やデータ伝送・専用線など、固定通信サービスの提供
URL
ソフトバンクテレコム株式会社様

課題

情報共有や効率化に向けて、ワークフローの自社開発へ

情報通信の世界を舞台に、スピード感あふれるビジネスを展開するソフトバンクグループにおいて、固定電話やデータ伝送・専用線などの固定通信サービスを提供しているソフトバンクテレコム株式会社。最近では、法人ユーザに向けてソフトバンクモバイルのスマートフォンの導入を積極的に推進、新たなワークスタイルの創出を図るなど、常に時代をリードする革新的なビジネスで世の中に貢献しています。
そうした同社の多岐にわたるビジネスを象徴するように、社内には大小さまざまな200近い業務システムが存在しています。しかし、情報が各システムに散在しているため、例えば新規事業立ち上げの際や既存の法人ユーザに新規提案を行うときなど、営業担当者が情報を収集したり再利用したりしにくい状況でした。また社内の情報に関しては、これまでNotesなどのグループウェアを駆使し共有してきましたが、組織の再編成が相次ぐなか、制約の多いクローズドなシステム環境では、変化し続けるビジネスのスピードに、もはや対処しきれなくなってきていました。加えて情報の一元管理の困難さは、内部統制の観点からもオープンな新たな仕組みを必要としていたのです。
そこで同社では、複数のシステムに散在して社内にあふれる情報を、効果的に収集・活用するワークフローの仕組みを導入したいと考えました。しかも、急変するビジネスに迅速に追随できるよう、フローの開発を外部ベンダに任せずに、社内で自ら開発できる体制の構築を図ることを前提としました。
ワークフロー開発を自ら手がける必要性について、ソフトバンクテレコム 情報システム本部 固定事業システム統括部 テレコムフロントシステム開発部の山下豊文部長は次のように語ります。
「当社のビジネススピードは、おそらく他社とは比較にならないほど速く、開発を外部に任せていたのではとても間に合いません。開発を自ら手掛け、システムの状況を常に把握できる状態に置いておくことで、より臨機応変な対応も可能となります。グループウェアによる従来の閉じたデータベース環境を刷新して、Javaベースのオープンなワークフロー基盤に統合することで、システム管理の簡素化を図りたいと考えました」
こうして開発環境の導入を検討する中で、担当者の目に留まったのが、TISが独自開発したオープンソースベースのワークフロー開発フレームワーク「e-ProcessManager」でした。

提案

オープンソースベースの「e-ProcessManager」を選定

業務プロセスを整理・分析し、効率化に向けた継続的な改善を図る「ビジネスプロセス・マネジメント(BPM)」。TISが独自開発した「e-ProcessManager」は、オープンソースのBPMエンジンである「JBoss jBPM」に準拠し、内部統制にも対応するワークフロー開発フレームワークです。決裁フローなどに必要な基本機能(業務ロジック部品・メニュー・ログイン・マスタ管理など)を装備しつつ、オープンソース技術の採用やサーバライセンス契約により、従来は高価とされたBPMシステムを低コストで導入できる同製品は、カスタマイズの柔軟性も高く、既存システムに組み込むことが可能。適用業務も多岐にわたり、経理・人事業務などの管理部業務や、購買・設計書管理業務などの現場業務まで対応しています。
本製品の選定理由について、「当社の統合フロントシステムはJavaベースとなっています。システム連携を踏まえつつ、Javaアプリケーションとの連携に強いオープンなjBPM対応製品の導入を検討する中で、真っ先に候補に挙がったのが『e-ProcessManager』でした」と同本部 固定事業システム統括部 テレコムフロントシステム開発部 IDSシステム開発課の嶋田知広氏は話します。
ソフトバンクテレコムは、TISのWebサイトなどを通じて同製品の情報を入手した後、TISに対して提案を依頼しました。そうして、提案内容にも象徴されていた、e-ProcessManagerを独自開発できるTISの技術力や、BPMシステム導入のコンサルティングから基幹情報システムのライフサイクル全般までの開発を手掛けることが可能なTISの実績を高く評価。さらに、ユーザライセンスではなくサーバライセンス契約であるため、導入コストの低減が図れることも決め手となり、ソフトバンクテレコムは「e-ProcessManager」の導入を決定、ワークフロー開発環境の構築に直ちに取りかかることとなりました。

解決

迅速なビジネスに追随するべく、短期導入に全力で挑む

ソフトバンクテレコムの「e-ProcessManager」を用いたワークフローの開発環境の整備では、TISに対し、製品選定から利用開始まで2カ月に満たない短期間での導入が求められました。これは通常と比べても約半分程度の極めて短い期間でしたが、迅速なビジネスを展開する同社にとって、短期導入は必須だったといいます。
TISでは、そうした短期導入のニーズに応えるべく、綿密なスケジュール管理を実施。さらに、要件定義の段階からサンプル画面を作成して、実際の運用時のフローをイメージしてもらうことで要件の精度を上げました。一方ソフトバンクテレコム側でも、他システムとの連携では、事前に仕様をまとめて打ち合わせに臨むなど、両社は共同で1日も早い導入を目指しました。
短期導入に向けたTISの取り組みについて、同本部 固定事業システム統括部 テレコムフロントシステム開発部 フロントシステム開発課の西本裕二課長は、こう評価します。
「TISの担当者は『JBoss jBPM』に対する知識も豊富であり、画面イメージに基づくやりとりを通じて、フローの実際の動きが把握できました。2カ月に満たない導入期間は確かに短いですが、当社のビジネス感覚からすれば、当然のこと。TISはビジネスパートナーとして、詳細なスケジュール管理のもと安心して任せることができ、当社の求めるスピードや要求に全力で応えてくれたと思います」
こうして製品選定から約2カ月という短期間で「e-ProcessManager」の導入を果たし、社内でワークフローの開発が始まることとなりました。

効果

ワークフローの開発で業務効率化や生産性向上を実現

「e-ProcessManager」導入により、ソフトバンクテレコムでは自社でワークフローを開発できる環境が整備されたため、Javaに関する基本的な知識を有していれば、誰でも手軽にワークフローを開発できるようになったといいます。事実、フロント業務に関する申請処理フローを開発してからは、ユーザの受付から案件采配、実際の対応までの処理が迅速かつ確実になりました。また、担当者へのメール送信や案件管理表作成も自動化されたことで、大幅な効率化が実現、案件の処理件数も格段に向上したといいます。
こうして現在、ソフトバンクテレコムでは、ほぼ毎月のペースで新たなワークフローの開発を手掛けており、業務効率化や生産性向上に役立てています。統合フロントシステムからの情報連携(ワンライティング化)も実現し、他システムで登録されたデータを自動で流し込めるようにしたことで、転記作業によるミスやコストを低減しました。
なお、ソフトバンクテレコムが開発するワークフローに関しては、企業の重要な個人情報などを取り扱うことから、TISは、アクセスする端末のIPアドレスによって表示項目を制御できる仕組みを採用。その結果、システムの信頼性は向上しました。
ソフトバンクテレコムでは今後、現状で推進しているフロント業務のフロー化に続いて、企業に対する与信審査や営業決裁、モバイル商材の販売促進など、ビジネスの中核業務に対してもワークフローの開発・導入を検討。さらなる業務の効率化や生産性向上を目指したい考えです。
TISは今後も引き続き、ワークフローの自社開発に取り組むソフトバンクテレコムを全面的にサポートしていくとともに、課題解決につながる先進サービスの提案などを通じて、スピード感あふれるビジネスに積極的に貢献していきたいと考えています。

図版:「e-ProcessManager」の概要

お客さまの声

自社開発を目指す企業に最適なフレームワーク

ソフトバンクテレコム株式会社
情報システム本部 固定事業システム統括部
テレコムフロントシステム開発部 部長 山下豊文 氏

「e-ProcessManager」は、オープンソースベースでカスタマイズの自由度が高く、低コストで導入が可能な上、業務改善に役立つワークフローを手軽に開発できます。当社のようにフローの自社開発を目指す企業にとって、まさに最適なフレームワークでした。なお現在当社では、スマートフォン・スマートパッドの法人向けセールスに力を入れており、その一環で、ホワイトワークスタイルと称して「iPad」を普段の業務で活用していますが、「e-ProcessManager」は「iPad」からでも利用でき、ビジネスの変化に着実に対応しています。
日ごろからスピード重視のビジネスを展開している私たちにとって、見過ごしている課題があるかもしれません。TISには、高い技術力やノウハウを生かして、そうした課題をいち早くキャッチし、最適なソリューションを提案してほしいですね。そして今回と同様に迅速な導入を通じて、私たちのビジネスがさらに加速していくことを願っています。

ビジネスの要求に応える基盤を整備できました

ソフトバンクテレコム株式会社
情報システム本部 固定事業システム統括部
テレコムフロントシステム開発部 フロントシステム開発課 課長 西本裕二 氏

ワークフローを自社で開発できる体制を構築して、セキュリティレベルに応じた表示項目の制御が行える仕組みを盛り込めたことは大きな意義がありました。オープンソース技術にいち早く着目して高品質な製品を独自開発するなど、TISの先見性や技術力は高く評価しています。
今回の「e-ProcessManager」の導入により、手間やコストを要することなく、急変するビジネスに確実に追随し、すぐにシステム開発を実行に移せる仕組みを整備できました。今後は、より効果的なワークフローの開発を通じて、さらなる生産性向上や競争力強化に役立てたいですね。実際に業務フローを導入した営業現場からは、より高いレベルの改善を求める声が寄せられていて、反響の大きさに手応えを感じています。フローを導入することで、業務の効率化だけでなく社員のモチベーションアップも期待でき、ワークフローの開発基盤は今後ますます威力を発揮すると確信しています。

自社開発を手掛ける上でオープンな環境は必須

ソフトバンクテレコム株式会社
情報システム本部 固定事業システム統括部
テレコムフロントシステム開発部 IDSシステム開発課 嶋田知広 氏

ワークフローを自社で開発するに当たって、システムを構築した後の機能追加や改修を考慮すると、開発環境がブラックボックス化されていないことは必須でした。そしてワークフロー開発環境の導入に向けて検討を進める中、実用に堪えるほぼ唯一といえる開発フレームワークが「e-ProcessManager」であり、すぐさま導入を決めたのです。なお、製品紹介や導入事例など、TISのWebサイトの内容がとても充実しており、選定の参考になりました。
TISは短い導入期間で、画面の色やレイアウトといった細部にいたるまで、私たちの要望に応えてくれ、その結果、使い勝手のよいパフォーマンスに優れたシステムを導入できました。今後は、現在の営業活動への支援要請やサービス申込の登録依頼などへの活用のほか、与信審査や営業決裁への適用も予定しています。引き続き、TISには自社開発の強みを生かした行き届いたサポートに期待しています。

TIS担当者から

フロントから基幹系まで対応するワークフロー基盤

TIS株式会社
産業事業統括本部 西日本産業事業部 社会基盤システム部
主査 西垣内 健司

今回は短納期というのが最大の課題でしたが、ソフトバンクテレコム様は、意思決定が早く、困難な技術的課題には解決策を共に検討できるなど、決断力と技術力に優れたお客さまであったため、チーム一丸となって導入に取り組むことで早期導入が実現しました。フローを自社開発できる環境のもと、業務に貢献するワークフローを続々と生み出すなど、ソフトバンクテレコム様のビジネスに対するスピーディで積極的な姿勢は、見習うべきものが多いと感じています。
「e-ProcessManager」の導入対象となった業務はフロント系システムですが、TISには基幹系システムの構築実績も数多くあり、フロントから基幹系までトータルに開発できる実績やノウハウを有しています。そうしたTISの強みをフルに生かして、適用領域の拡大を検討しているお客さまのビジネスに広く貢献したいと考えています。

  • ※ TIS、TISロゴはTIS株式会社の商標または登録商標です。
  • ※ その他の会社名、商品名、サービス名は各社の商標またはサービスマークです。

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更新日時:2016年10月6日 16時26分

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