株式会社ワンダーコーポレーション様

Dr.Sum EAを活用した
高速データ分析基盤で
CD/DVD発注業務をスピード化

WonderGOOや新星堂などの小売店舗を全国展開する株式会社ワンダー コーポレーション(以下、ワンダーコーポレーション)は、CD/DVD発注業務に POS情報をより有効活用するため、新たなデータ分析基盤の構築を計画した。 TISは「Dr.Sum EA」を集計検索エンジンとする高速データ分析基盤をAWS上 に構築し、業務効率化の実現を支援した。

本社 茨城県つくば市西大橋 599番地1
設立 1988年
資本金 23億5,890万円(2015年8月末現在)
事業内容 エンタテインメント商品(ゲームソフト・音楽ソフト・映像ソフト・書籍)、化粧品などの小売およびフランチャイズ事業 など
URL
株式会社ワンダーコーポレーション様

課題

POS情報の増大で分析作業の効率が低下

ワンダーコーポレーションは、全国に306店舗(2015年8月現在)を展開する流通・小売の大手。取扱い商品は、音楽CDやDVD、書籍、ゲームソフトなどエンタテインメント系を中心として、携帯電話、化粧品まで幅広い。
各店舗でのCD/DVDの売上情報は、グループ共通のPOSインフラを通じて本部に集約されている。「商品の仕入れから販促企画までを担当する、本部のマーチャンダイジング部門は、このPOS情報をさまざまな角度から分析。市場の需要を予測し、どのアーティストの音楽CDを何枚仕入れるかといった発注業務に役立ててきました」(経営戦略部システムサポートグループ 室山俊之氏)。
従来の分析手順は、まず蓄積されたPOS情報から、分析対象のデータを抽出してクレンジング(クリーニングおよび標準化)。これを各部門がAccessなどで集計し、分析レポートを作成していた。「近年POSのデータ量が膨大となり、部門内のサーバでは処理スピードが追い付かなくなっていました」(室山氏)。
また、社内のそれぞれの部門に分析レポートが存在するため、全社レベルでの正確な情報共有が困難となっていた。「会議資料によって、ソースとする分析レポートが異なり、内容に誤差が生じるケースもありました」。(室山氏)。こうして、社内の全部門が迅速かつ正確に情報を共有できるよう、POS情報の新たなデータ分析基盤の構築を計画した。

選択

国内トップクラスの「Dr.Sum EA」導入実績

計画は、まずPOS情報をリアルタイムで蓄積するデータ分析基盤を構築し、次に、情報を分析するBIなどの仕組みを順次導入することとした。「2014年から分析基盤用の製品情報の収集を開始し、有力候補となったのがウイングアーク1st株式会社(以下、ウイングアーク)の『Dr.Sum EA』でした」(室山氏)。同製品は、国産のデータ集計検索エンジンとして10年以上の実績があり、近年はビッグデータ分析基盤としても広く採用されている。
機能、高速性に加えて、決め手となったのが、サーバ単位のライセンス料金。「情報を活用するのは計300名程度であり、利用者数に影響されない料金体系は安心材料でした」(室山氏)。
続いてシステムサポートグループは、開発パートナーとなるSIベンダーの選定に着手。
グループ企業で過去に取引実績があるTISが有力候補となった。「ウイングアークに問い合わせたところ、TISには80社以上の『Dr.SumEA』の導入実績があると分かり、安心して任せられる手応えを得ました」(室山氏)。TISの営業担当と初めて会った印象を、室山氏はこう振り返る。「我々からは“業務をこう変えたい”といったように漠然とした要望しか出せなかったのですが、TISは課題を的確に捉えたうえで、『こんな方法がある、あんな方法もある』と、幾つもの解決策を提示してくれました」(室山氏)。こうして、2014年10月、データ分析基盤の構築がTISへ正式に発注された。

導入

AWSをプラットフォームとして短期開発に挑む

可能な限り早期の基盤稼働を目指し、TISはプラットフォームとしてクラウドAWS(AmazonWeb Services)の採用を提案した。「TISが見込んだ約2カ月という工期は、当社にとって申し分のないスピード感でした」(室山氏)。また、ハードウェアの初期コストが不要で、将来的に柔軟な拡張ができる、クラウドならではの特長にも期待したという。「POSの情報量が増えても、仮想サーバの増設、CPUやメモリなどリソースの拡張が短時間で行えます」(室山氏)。
基盤開発と並行し、データ分析基盤の稼動を見越して、全国の店舗および本部のマーチャンダイジング部門が使用するBIツールの選定も進められた。販促や店舗運営に必要な集計・分析を行うことを想定し、最終的に選ばれたBIツールが、「Dr.Sum EA Datalizer」であった。「WebブラウザやExcelを利用して、ドリルダウンやチャート表示を行える容易な操作性が決め手になりました」(室山氏)。
また、経営層の利用を前提に、同じくウイングアークのダッシュボード製品「MotionBoard」の導入も決定した。「実際の地図上で店舗ごとの売上をヒートマップ(色分け)で表示できるなど、TISのデモでは視覚的な分かりやすさが印象的でした」(室山氏)。そして2014年12月、プロジェクトはカットオーバーを迎え、データ分析基盤が稼働を開始した。

効果

より精度の高いCD/DVDの発注が実現

基盤稼働から半年以上が経過し、さまざまなかたちでの情報活用が進められている。
「まず優先して取り組んだのが、全国店舗におけるCD/DVD発注業務での活用です。たとえば発注担当者が、あるアーティストの音楽CDの注文数を決める際、前作の販売実績などを閲覧できる仕組みを設け、より正確な需要予測を可能としました」(室山氏)。
続いて早期実現を目指しているのが、BIツール「Dr.Sum EA Datalizer」を利用した、販促プロモーションや店舗運営における情報活用だ。「店舗がDMを発送する際、“この半年で3枚以上CDを購入した人”のように対象者を抽出することも可能となる予定です。現在、TISとビュー設計について意見交換を行っている段階です」(室山氏)。また、ダッシュボード製品「MotionBoard」については、「経営層が取引先との商談で、タブレット端末で経営状況を見て、即時に意思決定を行うといった利用シーンを想定しています」(室山氏)と構想を語る。
データ分析基盤の導入を契機に、ワンダーコーポレーションのIT部門である、システムサポートグループをより進化させていきたいと室山氏は締め括る。「今後は、分析データをもとに、DMやオンラインショップ上で、お客様の嗜好に合う商品をお勧めするといった、マーケティング施策にも取り組んでいく予定です。我々は、社内で最も多くの情報を保有する部門。他部門から要望があったシステムをつくるだけでなく、情報活用のアイデアを積極的に提案していくことで、IT部門の存在価値を高めていきたいですね」(室山氏)。

より精度の高いCD/DVDの発注が実現

お客さまの声

株式会社ワンダーコーポレーション
経営戦略部
システムサポートグループ リーダー
室山 俊之氏

私はIT部門での経験がまだ2年ほどですが、最も濃くつながっているITベンダーがTISです。我々が困っていることに先回りして気付いてもらえ、提案いただける密接な関係は、他の会社にはないものです。今回のプロジェクトの成功は、要件定義からスケジュール管理まで、TISの全面的なバックアップがあってこそ。これからも、現場および経営面で情報を積極的に活用していけるよう、引き続きTISおよびウイングアークに協力いただければと思います。

TIS担当者から

左から
TIS株式会社
ITソリューションサービス本部
エンタープライズソリューション事業部
データマネジメントソリューション部 主査 橘木 直也
エンタープライズソリューション営業部 エキスパート 加藤 健太郎

お客様のご協力で、データ分析基盤の要件の確認から実装・リリースまでを2カ月という短納期で実現でき、心より感謝いたします。BIツールの提案にあたっては、お客様にとって初めてのBI導入ということもあり、効果を具体的に実感いただけるよう、デモおよび提案書の作成に臨みました。
今後も、顧客や店舗を軸とした分析、経営面でのダッシュボード利用など、BIによる情報活用の促進をお手伝いし、お客様のビジネス成長に貢献していきたいと思います。

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更新日時:2016年10月6日 17時18分

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