統合システム運用管理サービス
IT運用を取り巻く環境変化
近年、企業のIT運用の現場では、IT技術やサイバー攻撃の高度化・多様化、それに伴う高度な技術を持つIT人材の不足などにより 、コスト最適化やセキュリティ対策、IT人材の確保といった課題を抱えています。
ビジネスに貢献する高度なIT運用の実現には、システムごとの個別の運用基盤などに応じて複数のシステムを統合運用管理する体制が求められ、対応を急いでいる企業も多いのではないでしょうか。
IT運用において、このような課題はありませんか?
- 複数のシステムが並行して運用されており、ツールが多すぎてかえって効率が悪くなっているように感じる。
- IT運用にかかるコストが年々増大しているため、限られた予算の中でどのようにリソースを最適化すべきかが課題。
- IT運用に携わる人材が不足しており、特に最新技術に精通したスタッフの確保が困難。
- 外部からのサイバー攻撃や内部の情報漏洩リスクが高まっており、最新のセキュリティ対策が追いつかない。
統合システム運用管理サービス 概要
IT運用に必要な全ての情報を集約・可視化することでIT運用効率の向上や運用コストの削減
「統合システム運用管理サービス」は、ITシステムの運用に必要な各種機能を一元化し、統合的なプラットフォームとして利用できるサービスです。
TISがこれまで培ってきた多くの企業におけるシステム運用実績やノウハウを活用して、IT運用に必要な全ての情報を集約・可視化し、保守・運用が一体となったスピーディなIT運用を実現する「統合システム運用管理サービス」を提供しております。

統合システム運用管理サービス 5つの特徴
「統合システム運用管理サービス」は、ITシステムの運用に必要な基本機能~AI・自動化などの高度運用を一元化し、統合的なプラットフォームとして利用することができます。
基本機能から高度な運用までをワンストップで提供
システム稼働状況の表示などの基本機能から、障害予兆監視といった高度な運用まで企業ごとのニーズに応じてカスタマイズし、ワンストップで提供。クラウドやオンプレミスを問わず、複数のIT運用サービスを統合可能。
徹底的な自動化・AI活用による迅速なオペレーション
AIOpsなど自動オペレーションにより障害予兆監視やアプリケーション監視(APM)などのオプションメニューを提供。
稼働状況をポータル画面で確認可能
ITシステムの稼働状況はポータルのトップ画面に可視化され、タイムリーに確認が可能。システム保守や障害対応等のアジリティを確保することができます。
セキュリティ運用の統合
脆弱性管理/セキュリティ監視における監視状況を可視化しチケット管理を統合。
セキュリティ運用の効率化や実効性のある企業内CSIRTの実現に寄与します。
低コストでのサービス提供
基本機能は無償で提供。従来利用していた複数のサービスやツールを統合することで、保守コストや人的コストの削減を実現します。
統合システム運用管理サービス 詳細
統合された運用基盤・運用体制で高度なIT運用を実現
ビジネスに貢献するIT運用を実現するためには、多様なシステムを統合管理し、一貫した運用を迅速に行う体制とそれを手助けする仕組みを構築する必要があります。本サービスでは、IT運用に必要な全ての情報を集約・可視化し、お客様/保守/運用が一体となったシームレスかつスピーディな統合運用管理を実現します。

統合システム運用管理サービス 主な機能
ポータル
ポータルは無償でご利用頂けます。(※1)
ダッシュボードは、多様なデータソースからの情報を一元化し、直感的に理解できる形で可視化します。これにより、迅速かつ正確な意思決定が可能になります。最新のデータに基づいて状況を把握し、必要な対応を迅速に行うことができます。複数のデータを集約し、グラフやチャートで視覚化することで、データ集計やレポーティングの工数を大幅に削減し、業務の効率化を図ることができます。

システム構成管理
IT資産/保守情報管理機能を無償でご利用頂けます。(セルフ登録)
構成管理を活用頂くことにより、システムの構成要素を明確化し、トラブルのないITサービスの提供・運用を効率的に行うことができます。
有償のIT資産構成管理自動収集をご利用頂くことで、自動でIT資産の情報収集や登録・管理ができ、管理工数を大幅に削減・効率化が実現します。
システム監視
無償のシステム死活監視(PING監視、WEBサービスレスポンス監視)と有償のシステム正常性監視(サーバープロセス監視/ログ監視/リソース監視/NW機器監視(SNMP監視)ハードウェア監視(SNMPトラップ監視))をご用意しております。
ポータル画面からのお客様自身で監視項目登録/変更/解除を行うことができ、お客様管理者様もしくはシステムベンダーを介さずに迅速な変更が可能となりシステムの柔軟性が向上します。オペレーターハンドリングの架電やメールといった「人」が介在しないため障害が検知された瞬間に即座に関係者へ通知することができます。これにより、問題の早期発見と迅速な対応が可能になります。
システム運用(AutoOps)
ITマネジメントポータルより任意のタイミングでサーバーリブートとログ参照を実行することが可能です。
実行の為に必要なコマンド(スクリプト)はテンプレートをご提供いたします。障害対応の迅速化及び人的ミスによる二次障害の軽減に寄与致します。
現時点では「サーバーリブート」と「ログ参照」の自動実行機能をご提供予定ですが、今後お客様のご要望等ニーズに応じて順次新サービスをリリース予定です。
マネージドセキュリティサービス
CSIRT運用の高度化・効率化を目的として、脆弱性管理に代表される平時の作業から、日々のセキュリティ監視及びインシデント発生時の支援まで幅広くサービスを提供します。顧客環境を理解したセキュリティエンジニアをアサインする事で、お客様のセキュリティ運用に関する負担を軽減します。
統合システム運用管理サービス 提供メニュー
提供メニュー | 機能名 | 提供開始時期 | 提供価格(※1) |
---|---|---|---|
ポータル | ダッシュボード機能 | 2024年10月 | 無償 |
システム構成管理サービス | IT資産/保守情報管理 | 2025年3月予定 | 無償 |
IT資産構成情報自動収集 | 2025年3月予定 | 15,000円(30IP)~ | |
システム監視サービス | システム死活監視 | 2024年10月 | 無償 |
システム正常性監視 | 2025年3月予定 | 50,000円(5IP)~ | |
アプリケーション監視 | 2025~6年度予定 | 未定 | |
障害予兆監視 | 2025~6年度予定 | 未定 | |
自動オペレーションサービス | サーバーリブート実行 | 2025年3月予定 | 10,000円(5IP)~ |
ログ参照 | 2025年3月予定 | 10,000円(5IP)~ | |
システム運用サービス | ジョブ運用 | 2025~6年度予定 | 未定 |
マネージドセキュリティサービス | 脆弱性管理連携 | 2025~6年度予定 | 未定 |
セキュリティ管理連携 | 2025~6年度予定 | 未定 | |
開発管理 | DevOps | 2025~6年度予定 | 未定 |
※1 ローカルIPの死活監視を行う場合、別途接続用回線が必要になります。又、その他有償サービスをご利用の場合も同様に別途接続回線が必要になります。