Oracle Autonomous Databaseマイグレーションサービス
- Oracle Cloud InfrastructureとOracle DBに精通したTISが、クラウド移行を支援します。
- Oracle Autonomous Databaseマイグレーションサービスは、オンプレミスで稼働している企業のエンタープライズシステムを、Oracle Cloud Infrastructure(以下OCI)上のAutonomous Databaseへ移行するサービスです。Oracle DBを含むシステム移行のコンサルティングから、移行・運用保守までをトータル支援します。
Oracle Autonomous Databaseとは?
Oracle Autonomous Databaseは、OCIでネイティブに実行され、ワークロード用に最適化されたデータベースをトランザクション処理とデータウェアハウス向けに提供するサービスです。これまでDBAが行っていた日常的な管理タスクを機械学習を使用して自動化することで、DBの運用負荷軽減とコスト削減を実現できます。
TISでは以下サービスに対応します。
- Autonomous Transaction Processing
- Autonomous Data Warehouse
Oracle Autonomous Databaseのポイント
- Self-Driving(自己稼働)
管理・拡張・チューニングの自動化 - Self-Securing(自己保護)
内外からの攻撃を防御 - Self-Repairing(自己修復)
ダウンタイムからの保護・自動復旧
- Exadata上で稼働し、高性能・高可用性を実現
- Oracle DBのほぼすべての機能を利用可能
- ピークに合わせたCPUの無停止自動拡張・調整
- 自動パッチ適用・自動バックアップ
- サーバーからDB運用・ワークロードの最適化までの自動化により管理コスト削減
昨今のクラウド化の流れの中でも、企業の基幹系システムや肥大化したOracle DBは、未だオンプレミスに残り、運用コストがかかっている状況が多くの企業で続いています。それに加え、オンプレミスで老朽化し且つ大規模化したOracle DBの管理運用には手間もかかり、希少かつ高単価なDBA人材を抱え続けなければならない現状があります。
これらを解決するサービスとして、Autonomous Databaseに期待が寄せられています。このサービスによりDB運用負荷は大幅に軽減され、かつ人員コストも削減できるようになります。また、ガートナーのクラウドDBに関する2019、2020年のレポート(※1)においても、Autonomous Databaseは主要な各ユースケースで1位または2位のポジションとなっており、クラウドDB市場での評価が高く、今後国内企業への導入も加速が見込まれます。
(※1) Gartner Reports: 2020 Critical Capabilities for Cloud Database Management Systems for Operational and Analytical Use Cases (https://www.oracle.com/jp/database/gartner-dbms.html)
Oracle Autonomous Databaseマイグレーションサービスとは?
TISが提供するOracle Autonomous Databaseマイグレーションサービスでは、Oracle Autonomous Databaseの導入に向けた、アセスメント結果をベースに、OCIおよびAutonomous Databaseの導入・移行を企画から運用までワンストップでサービス提供いたします。
上記のサービス群はTISが独自に開発した数々のアセットにより効率的に実施されます。
アセット例 ・移行ツール ・運用ツール ・クラウド設定テンプレート ・運用設計/操作手順 ・構築/テスト ・DBバージョンアップ効率化テンプレート etc..
1.コンサルティング
アセスメント
下記4つの工程でAutonomous Databaseの導入移行の計画策定を支援します。導入Fit&GapではTIS独自のAutonomous Database導入ガイドラインを活用しながら、制約への対処や各種方式、運用ポリシーなどをお客様システムに合わせ整理していきます。
(※2)DBaaS:Database as a Service
PoC
Autonomous DatabaseおよびOCIにおいて移行、性能、運用の3つの観点で検証することによりフィージビリティを確認します。特に移行においてはOracle DBのバージョンアップによるSQLへの影響を実機にて抽出するサービスも提供します。一部メニューのみの選択も可能です。
2.導入・移行
Autonomous Databaseの導入・セットアップからDB移行・システム切替えまでをOCIのIaaSレイヤも含め支援します。TISのAutonomous Database導入・移行アセットテンプレートを使いながら効率的に導入・移行やバージョンアップを実現します。要件に応じて高可用性構成やディザスタリカバリへの対応、停止時間を極小化した移行の実現など、ノウハウと実績豊富なTISならではの技術力で支援します。
3.運用保守
Autonomous DatabaseおよびOCIの運用保守をトータル支援します。TISがもつOracle統合運用管理サービスを拡張し、Autonomous Databaseにも対応します。以下の2つのメニューで、継続的な保守運用と改善提案を行います。また、お客様自身で運用される場合は、手順書やナレッジトランスファーを十分に行い、担当者へ引継ぎます。
TISがOracle Autonomous Database を提供する価値
Autonomous Databaseはフルマネージドサービスが故に制約や利用作法を理解した上で導入・運用をする必要があります。30年以上のOracle DB取扱い実績とOCI・Autonomous Databaseの実績・ノウハウをもつTISが、Autonomous Databaseへのスムーズな移行と安全な運用を実現します。
(※3) RAT機能:Oracle Real Application Testing機能の略
SQL Performance Analyzer(SPA)と、Database Replay(DB Replay)の2機能で構成され、ADBではSPAのみ利用可能
DBコンサルティング+サービスを併せてご提供することにより、お客様のDBの最適解を導き出すことができます。
コンサルティングサービスの必要性
- Autonomous Databaseの導入コンサルティングにて、総合的な判断の中で別のDBaasがマッチする場合もあります。OracleDB基盤の選択肢は複数あり、システムによって最適解は様々です。選択肢も含めた検討・選定をコンサルティングできることも重要です。TISではDBアセスメントの実績・ノウハウも活用しながら、OCI/DBaasとOracleDBに精通したプロフェッショナルが、お客様システムを最適解に導きます。
Autonomous DatabaseとTISの統合運用管理サービス
- Automous Databaseにより、システムのクラウド化と商用DBのサブスクリプション利用を実現し、且つ希少で高単価なDBA人材コストの削減を達成します。
- しかし、DBA業務が完全になくなるわけではありません。下記のような業務は必要かつ重要で、高度化されたDBA業務が残ります。
- キャパシティ管理・プランニング
- データセキュリティ管理・設計
- ADBチューニングポイントの改善・見直し
- 自動パッチ適用によるアプリケーション影響確認・検証支援
- TISの統合管理サービスは、コスト削減を阻害する上記の上級DBA人材を継続抱えなければならない矛盾を解決します。 Iaasも含めDB稼働状況をモニタリングし、上記のような業務を低コストでサービス提供します。定期的な分析・改善提案を行うことで安定運用とTCO削減に貢献します。
TISがご提供する価値
- TIS独自のAutonomous Database導入ガイドラインの活用
- DBバージョンアップによるSQL影響も効率的に把握
- DBの無停止移行にも対応できる技術力と実績
- 統合運用管理サービスによる24/365の監視とオペレーション体制
- マルチクラウドにも対応
- アプリケーション開発・構築も含めた対応が可能
- Oracle Analytics Cloudの導入・PoC支援(Autonomous DWH活用)
- Oracle Application Express(APEX)によるローコード開発支援 (Autonomous Database標準開発ツールとして使用可能)