グループ経営管理の高度化支援サービス
経営環境の急激な変化やグローバリゼーションにより、企業経営における不確実性、グループ経営の重要性はより一層増して来ています。TISでは、グループ経営管理を構成する企業ミッション・ビジョン形成、業績評価指標(KPI)の設定から、それらを管理するためのインフラとしての会計方針やコード体系の統一、情報システムの在り方や管理ルールの策定まで、トータルの支援サービスを提供しています。
以下のような課題を解決します
- 財務報告としての連結財務諸表の作成や法人単位の損益把握は出来ているが、グループ全体での経営情報の分析、統一ルールでの業績管理が出来ておらず、トップマネジメントの意思決定に役立つグループ経営情報の提供出来ていない。
- 海外現地法人の決算期が親会社と異なるため、グループ全体の数字は海外の3か月前の数字となっておりタイムリーな財務報告が出来ていない。
- グループ内でコード体系やシステムがバラバラで、同一の製品の利益率をグループ全体で横並びで比較することができず、適切なタイミングで最適生産地を判断しアクションを取ることが出来ない。
TISのアプローチ
Step1:コンセプト設計
経営インタビューや企業分析を通じて、グループ経営管理の「あるべき姿」を設定し、検討スコープを定義します。
グループ内のステークホルダー各層ごとの主要な業績管理指標(KPI)の設定します。
Step2:現状分析
現状の業務プロセスや各法人のシステム、保持データを調査することによって「あるべき姿」とのギャップを整理し、詳細に検討を行うべき課題を特定します。また、分析結果を通じてKPIの精査を行い、目標バリュードライバーツリーを定義します。
Step3:基本要件の整理
管理ルールやコード定義、オペレーション設計に関する課題検討を行い、「あるべき姿」の実現に必要となる経営インフラの基本要件を整理します。弊社知見や他社事例に基づき、検討オプションを提示し、pros/cons整理による比較検討で改善ポイントを明確化します。
Step4:実行計画の提案
改善テーマごとに優先順位を設定し、グループ経営管理の高度化の実現までのマスタープランを策定します。
業務の変革、情報システムの更改に際しては、必要な要件をとりまとめ実現化のためのご提案を行います。
特長
グローバル管理会計・経営管理システム構築プロジェクトに関する豊富なノウハウ
以下のような企業の経営管理高度化をテーマに、リファレンスとなる実績を有しております。
- 製品別・事業別の予算実績管理
- グループ経営管理基盤の構築・展開
- グローバルマスタ/コード統合の事例
TISの豊富な導入ノウハウをもとに、業務課題に沿った製品の組み合わせや構築アプローチをご提案いたします。
グループ経営管理の検討を進めるためのメソドロジーを保有
CFOのためのFinancial Managementサービスでは、IFRS導入や決算早期化、KPI設定を円滑に進めるためのTIS独自の導入方法論を保有しています。検討されたコンセプトから必要となる業務/システム化要件を網羅的に整理するための検討ツールを用いることで、短期間での検討を可能にします。また、様々なEPM製品での導入実績があるSIerだからこそ、課題を解決するための最適なソリューション案を選定いたします。
コンサルティングから保守運用までトータルにサポート
業務面では会計に強みを持つTISのコンサルタントの専門部隊によるIT戦略立案から、IT部隊による保守運用まで、IT面ではアプリケーションからハードウェア、ファシリティまでトータルサポートをします。
またシステムの投資対効果を事前に検証する設備として「TIS Enterprise Architecture Laboratory」サービスを提供しております。
※ TISの概念検証サービス「TIS Enterprise Architecture Laboratoryはこちら
モデルケース
グループ経営管理の高度化のテーマについては、一般的に経営層との合意形成にも期間を要するケースも多く、コンセプト設計から企画・構想化までで3~6ヶ月程度の期間を必要とします。
企画・構想段階においては、目標として描いた「あるべき姿」が絵に描いた餅とならないよう実態に即した目標像とそれを実現するためのマスタープランを描くことが重要となります。そのためには早い段階で、実態を調査・確認し「あるべき姿」の概念実証を行うことで、実現性の確認を行うことをお勧めいたします。
サービスメニュー
グループ経営管理の高度化のご支援サービスメニューについては、個別の課題やテーマに応じて以下の内容を用意しています。