データレプリケーションソリューション:Oracle GoldenGate
異種バージョンのDB・異機種HW間のデータ移行、複数DBの統合、データ連携、災害対策などに最適!
Oracle GoldenGateは、ダウンタイム極小化したデータ移行やデータ連携(データレプリケーション)のためのOracle社の製品です。データベースのログから変更データを抽出(Change Data Capture)することで、既存システムへの影響は最小限で、柔軟性と拡張性を備えたレプリケーション環境を実現します。
TISは、Oracle GoldenGateを活用し、新環境へのスムーズなデータベース移行作業やビジネスデータ活用のためのデータ連携基盤の強化をご支援いたします。
最適な移行計画をご提案し、事前準備から移行作業、アフターフォローにいたるまで、お客様のご要望にお応えいたします。
お客様が抱える課題
年々増加し複雑化する企業内のデータや、拠点毎・システム毎に散在したデータに対し、お悩みをお持ちではないでしょうか。企業の競争力を向上させるために、リアルタイムでのデータ連携や次世代データベース基盤へのゼロダウンタイム移行といった課題を多くの企業が抱えています。
このようなデータ移行やリアルタイムでのデータ連携、複製・同期(レプリケーション)をめぐって企業が抱える課題を解決いたします。
データーベース移行に伴い抱える課題
- ミッションクリティカルなシステムのため、極力業務への影響を少なく新しいデータベースへ移行したい
- 移行元と移行先は異なるデーターベースのバージョン、OSだが、安全に/スムーズに移行したい
- もしものときは簡単に旧環境へ切り戻しを行いたい
- 移行検証は何度も行い安全に移行したい
- データーベースサーバー移行による手間やコストは抑えたい
データー連携に伴い抱える課題
- データーべースやネットワークへの負荷は最小限に抑えたい
- 連携元と連携先は異なるデーターベースのバージョン、OSだが、リアルタイム近いにデータ連携をしたい
災害対策に伴い抱える課題
- データーべースやネットワークへの負荷は最小限に抑えたい
- もしも本番サイトがダウンしたら、代替サイトのデーターベースで業務を遂行したい
- ※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
- ※Oracle とJava は、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。
特長
データ更新をキャプチャし独自の方式でログを取得・転送
データ移行、レプリケーション、業務ごとの双方向同期など様々な用途で利用可能。異機種間連携も可能
スピーディなデータ連携が可能
- 「Oracle GoldenGate」はソース・システムからのデータ抽出機能(Extract)とターゲット・システムへのデータ複製機能(Replicat)から構成され、OracleのREDOログ情報などから必要なデータのみを転送して、レプリケーション(複製)を実施
- 「Oracle GoldenGate」ならActive-Activeで使用できるので、ターゲット・システムのデータベースも有効活用が可能
様々な構成(異OS、異DBバージョン、異HW)に柔軟に対応
- 汎用的なフォーマットでレプリケーションを行うため、異機種環境におけるデータ連携を実現
- 異種連携により社内に存在する多様な環境間でのデータ連携を容易に実現が可能
データベースへの負荷は最小限
- データベースのログファイルに直接アクセスするため、データベースに負荷のかかるトリガーなどを使っていない
導入のメリット
ゼロ・ダウンタイムでの移行やバージョンアップを実現
データベースやハードウェアの移行をゼロ・ダウンタイムで実施できます。また、ソースとターゲットサイトのOSやデータベースのバージョンが異なるシステムでも対応可能です。
データの統合や負荷分散が可能
業務ごとに分散したデータをリアルタイムに統合できます。また、逆にデータを分散することで、システムのパフォーマンス向上や安定稼働のための負荷分散環境も構築できます。
経験・知識豊富なTISのエンジニアによる移行支援により、スムーズな移行を実現
「Oracle GoldenGate」を活用した移行作業は、経験・知識豊富なTISのDBエンジニアたちがサポートいたしますので安心して導入していただけます。
ケーススタディ
「Oracle GoldenGate」を活用したデーターベースの移行やデータ連携をテーマにしたケーススタディをご紹介します。
ケース1 ミッションクリティカルなデータベースサーバを無停止で移行
プロジェクトテーマ
センター移設を契機に、365日24時間稼動のミッションクティカルなシステムのデーターベースサーバーを移行。
新機器には、次世代データーベース基盤として「Oracle Exadata」を導入し、最新のデーターベースのバージョンで構築。
お客様の抱える課題
- 1.システム停止を極小化し、サービスへの影響を最低限抑える
- 2.データーベースやネットワークへの負荷は最小限に抑える
- 3.移行元と移行先は、異機種・異なるバージョンだがスムーズに移行したい
- 4.もしものときに備えて、移行切替後のフォールバックプランは必要
- 5.移行検証を何度も行い安全に移行したい
システム全体像
- データ移行ツールとして、「Oracle GoldenGate」を活用
- 「TIS EAラボ」を利用し、新データベース構成の実現方法についての検証を実施
- 「Oracle GoldenGate」を活用した移行の手法・手順を事前に何度も検証し移行リスクを回避
移行イメージ
約1週間前にOracle GoldenGateの機能でDB全データを移行した後、移行当日までは差分同期。
当日は静止点を確保した後に、DB切り替えを作業を行う。
TISが移行作業を全面サポート。
導入効果
停止時間を極小化して新データベースサーバへ移行
- 15分未満の移行時間で、システム移行を達成
ケース2 データ活用のための複数システムのデータ連携
プロジェクトテーマ
- 海外、国内の各拠点の生産・販売・在庫などの企業情報を連携
- 次世代DWH基盤として「Oracle Exadata」を導入し、最新のデーターベースのバージョンで構築
お客様の抱える課題
- 1.異種システム間でもデータを連携したい
- 2.リアルタイムにデータを連携したい
- 3.連携によって既存のDBに影響は極小化したい
- 4.国内・海外拠点でバラバラに管理しているデータを連携したい
- 5.連携にバッチ処理やカスタマイズでコストをかけたくない
- 6.ビックデータの活用のため、データ統合基盤の整備を行いたい
- 7.DBの乱立による運用負荷の見直し
システム全体像
データ連携ツールとして、「Oracle GoldenGate」を活用し次世代データ統合基盤を構築
導入効果
各国・各地に点在する拠点のバラバラなデータを1つのデータベースに統合・連携
リアルタイムにデータ分析することができ、分析結果をビジネス活動に活用
サービスメニュー
ハードウェア更改やデータベース統合などによるデータベース移行作業を安全かつ確実に実施するためのTISの支援サービスです。特にミッションクリティカルなシステムは、システム停止時間が業務停止時間とイコールとなり、重要な業務へ影響を与えてしまう可能性があります。データ量の増加などによりデータ移行は想像以上に手間のかかる高度な作業といえます。TISが移行業務を全面サポートいたします。