SCM高度化支援
- 問題を早期発見し、経営資源の最適活用を実現するサプライチェーンマネジメントへシフト
- 販売計画の精度向上、在庫切れ・過剰在庫の削減、緊急対応の削減を実現しませんか?TISでは、SAP S/4HANAとSAP Integrated Business Planningを連携させたSCMシステムの導入・運用から、AIを活用した予測分析・在庫最適化などの個別課題の解決まで、お客様のニーズに合わせたSCMの高度化を支援します。
\「SCM高度化支援」に関する資料はこちら/
従来のサプライチェーンマネジメント(SCM)の課題
近年、自然災害や地政学的なサプライチェーンリスクが増大しています。また、新興国の経済成長などにより、SCMを取り巻く経営環境は大きく変化。サプライチェーンは、各国で完結する「国際分業型」から、国を横断して複数拠点やパートナーが相互に結びつく「ネットワーク型」へと移行し、管理が一層複雑化しています。このような状況下で、多くの企業が次のような課題に直面しています。
- 部門間の情報共有と直近の需給問題に追われ、リスク対応が遅れる
- ERPを導入しているが、計画業務と実行業務の連携が不十分
- 経営層と現場間で販売計画の認識にギャップがある
- 属人的な運用により、在庫切れと過剰在庫が定常化している
SCM高度化の狙い
従来のSCMの課題を解決するためには、SCMの高度化が不可欠です。SCM高度化の目的は、短期的な需給調整に追われる体制から脱却し、将来を見据えた強靭なサプライチェーンを築くことです。具体的には、データや現場の動きをリアルタイムに把握することで問題を早期に発見し、迅速に対応できる体制を構築。過剰在庫や在庫切れを大幅に削減し、安定供給と顧客満足度の向上につなげます。さらに、人・お金・モノといった経営資源を最適に活用し、経営効率を高め、持続的な成長を支援します。
問題の早期発見・早期対応
経営資源の最適活用
過剰在庫/在庫切れの削減
SCM高度化をするために取り組むべきこと
- ERPとSCP(Supply Chain Planning)が連携したSCMシステム導入
- 予測分析手法の導入
- 在庫最適化手法の導入
求められるSCMシステムとは
問題を早期発見し、経営資源の最適活用を実現するためには、ERPとSCP(Supply Chain Planning)が密に連携したSCMシステムを構築することがポイントです。ERPの持つ各拠点の最新の実績データをもとにSCPで問題を発見・分析し、その早期解決を図ります。
製造業におけるSCM高度化の参考例
SCM高度化に取り組み、具体的な成果を上げた製造業の例をご紹介します。
参考事例①リアルタイムな需給把握で意思決定を迅速化
グローバル製造業A社では、SAP S/4HANAとSAP IBPを連携したグローバルSCMシステムを構築。全拠点の需給状況を本部で常時把握し、生産・在庫・供給調整を迅速に行えるようになりました。従来は拠点ごとの調整に時間を要していましたが、新システムで状況把握と計画連携をリアルタイム化。本部による迅速かつ的確な意思決定が可能となりました。
参考事例②データ活用により販売予測精度を向上
業界大手の製造業B社では、TISの「予測分析支援」により、データドリブンの販売予測モデル構築に取り組みました。従来は経営層と現場部門の販売計画に対する認識の乖離が課題でしたが、販売実績や市場動向データを活用したガイドラインを全社展開することにより、経営層と現場部門の共通認識を醸成するとともに販売予測精度の向上を実現しました。
参考事例③短期サイクルでの見直しにより在庫リスクを削減
業界大手の製造業C社では、需要・供給データに基づき最適な在庫を維持する仕組みを構築。従来は半年ごとで行っていた安全在庫量の見直しサイクルを、毎月に短縮しました。その結果、課題となっていた在庫切れ品目数を20%、安全在庫を30%削減することに成功。短期サイクルでの最適化により、効率的で柔軟な供給体制を実現しました。
TISの強み
TISでは、SAP Integrated Business Planning(SAP IBP)とSAP S/4HANAの連携モデルを保有しており、これをリファレンスにSAP S/4HANAを活用したSCM高度化を早期に実現します。
また、予測分析、在庫最適化など個別業務の強化により、効果の最大化が図れます。
さらに、システム導入だけではなく、プロジェクト立上げに向けた全社合意形成のワークショップや想定効果検証など、お客様のプロジェクトをフルサポートします。
SAP IBPとSAP S/4HANA連携モデルの活用で早期に実現
予測分析サービス等を組み合わせた効果の最大化
プロジェクト立上げを含むフルサポート
TISのSCM高度化支援サービス
TISでは、SCM高度化に取り組まれる製造業の皆様に対し、SCMシステムの構想策定、実行計画策定、導入、定着化の支援を行っています。SCMシステムの導入では、SAP IBPとS/4HANAの連携モデルを活用してSCMシステムの早期導入を実現します。加えて、予測分析、在庫最適化といった個別課題解決のためのPoC・事前準備の支援など多様なサービスもご提供しています。これらのサービスは、お客様のご検討状況・ニーズに合わせたご提供が可能です。ぜひ一度、ご相談ください。
SCMシステム導入
SAP S/4HANAとSAP IBPの連携によるSCMシステム導入を支援します。
TISは、SCM領域の豊富な知見とノウハウを活用し、SCMシステム導入だけでなく、「合意形成」のプロセスを含むプロジェクト立ち上げ(構想策定)の支援も行います。
構想策定支援の流れ
予測分析
予測分析手法を導入することで、販売計画と実績の差異を大幅に削減し、信頼性の高い販売計画の立案を実現します。
TISでは、AIを活用した予測分析の導入を支援します。
予測分析の流れ
予測分析手法を導入するには、データの選定・収集・蓄積・加工、予算実行・結果分析・評価・改善などの事前準備が必要となります。
予測分析支援項目
予測分析では、データの蓄積・加工、AI、予測手法、分析手法など、多様なノウハウ・知見を要するタスクを実施します。
TISでは、お客様の要件に応じて必要なノウハウ・知見を提供し、予測分析の導入を支援します。
在庫最適化
TISは、ERPなどのデータを活用した在庫最適化で、在庫削減と在庫切れ削減を同時に実現し、「ERPを導入したが、在庫削減は進まず、在庫切れも減らない」というお客様の悩みを解決します。
在庫最適化の流れ
在庫最適化を実現するためには、あらかじめ需要と供給に関する実績データを蓄積し、需要予測・実績分析、供給実績分析を行い、最適な安全在庫を算出するための準備が必要となります。
在庫最適化支援項目
TISは、お客様の要件に応じて必要なノウハウ・知見を提供し、在庫最適化のタスクの実施を支援します。