XiCloud(サイクラウド)

レガシーシステムの束縛から最短で解放!
移行計画の立案から、環境構築、移行作業、移行後の運用まで、丸ごとお任せ
XiCloud(サイクラウド)はIBMのPowerアーキテクチャーを基盤にしたAIX/IBM i向けのIaaS※クラウドサービスです。
オンプレミスで運用している現行のアプリケーションを有効活用しながら保守運用コストを削減できるだけでなく、
事業継続性の改善と業務改善のスピード向上が一挙に実現します。
レガシーの束縛から解放された移行後の運用も、金融業界を中心に豊富な実績を持つTISにお任せください。
※ Infrastructure as a Service
XiCloudの3つの特長
AIX/IBM iには適切な移行先がなく、システム統合の流れに取り残されがちでした。
そこで、AIXの開発・運用で豊富な実績を持つTISと、IBM iの導入・運用を得意とするネオアクシスが協業。
基盤の提供のみならず、対象システムの移行から移行後の運用までワンストップで支援します。
迅速
検討開始から移行完了までのモデルスケジュールは3カ月。最短1カ月で仮想サーバーの提供が可能です。サポート期限(EoS)を迎えたOS※も受け入れられるため、OSのバージョンアップが必要なオンプレミスのリプレースと比べて短い期間で移行が完了します。
※対応OS
AIX環境:5.3TL12 SP08~7.2
IBM i環境:V6R1-V7R4
OSのバージョンアップを伴わない更改時のモデルスケジュール

堅牢
東京と大阪の計2カ所、災害リスクの低い場所に立地する最先端のデータセンターで、稼働率99.99%のSLA(サービス品質保証)を適用。全コンポーネントを冗長化しているため、障害時のサーバー停止時間を最小限に抑えられます。本サービスでDR(ディザスターリカバリー)を構成することもできます。

柔軟
最短利用期間は1カ月、5営業日でリソースを柔軟に変更できます。業務量の変動やオープン化で不要となったリソースをすぐに減らせるため、TOC(総保有コスト)を削減できます。さらに、サービスの利用期間をあらかじめ確定する必要がなく、アプリ更改とインフラ更改の計画を切り離して検討できるメリットもあります。

導入事例
国内約20社に導入されているXiCloud。その豊富な事例の中から3社を紹介します。
DR環境でもクラウドを利用したい
東京に本社を置く損害保険大手のA社は、消費者向け業務システムのインフラ公開とDR環境の追加という二つの課題を抱えていました。検討を重ねた結果、一つのサービスで両方のニーズを満たすXiCloudの導入を決定。東京で本番環境、大阪で開発・災害対策環境を構築した上で、クラウド環境間でのDR構成を6カ月で実現しました。データセンターやハードウェアの選定、運用体制の構築といった負荷の高い業務を回避できただけでなく、DR環境をクラウドで構築したおかげで、政府の各種ガイドラインや業務継続要件が変わっても柔軟に構成を変更できるようになりました。

システムの保有コストが右肩下がりに
全国にサービスを展開するレンタカー業B社は、XiCloudを利用して店舗システムを構築しました。オンプレミスサーバーからのリプレースです。リプレースのさらに3年後には一部システムをオープン化することが決まっており、現在のシステムを稼働させるために必要な全リソースの約25%が不要になると見込んでいます。そのため、不要となったインフラコストを即時に削減できるクラウドでの更改を選択。システム保有にかかるコストが右肩下がりになるイメージを描いています。

移行から運用までワンストップでお任せ
顧客情報をはじめ膨大な情報を取り扱う生命保険大手C社は、大規模システムのハードウェア約20台がサポート期限(EoS)を迎えるため、何らかの対応を迫られていました。OSとミドルウェアのバージョンを変更せずに済むメリットに着目し、XiCloudの導入を決定。約5カ月で移行を完了した後、アプリへの影響はほとんど出ていないといいます。TISは必要な作業一式※にワンストップで対応。お客さまは従来のシステムを維持しながらクラウドのメリットを享受できるようになりました。
※ P2V(Physical to Virtual、オンプレミス環境をクラウド上の仮想マシンに移行)、OS・ミドルウェア設定、設計書作成、監視構築、ジョブ構築、テストなど


その他の詳しい情報
東阪2拠点・バックアップサービス
東阪2拠点間での遠隔地バックアップが可能です。テープの遠隔地保管相当からストレージの日次コピー、ミラーリングまで、RPO※1とRTO※2の要望レベルに応じて複数のメニューを用意しています。東阪でのBCP(事業継続計画)、DR対策にぜひご活用ください。
※1 Recovery Point Objective
※2 Recovery Time Objective
サービス提供範囲
TISが提供するのはAIXとIBM iの仮想マシンとXiCloudの基盤側ネットワーク機器まで。お客さまの環境とXiCloudの間は、お客さま手配による個別のネットワークサービスで接続するか、TISの回線サービスであるDCAN網※3で接続します。
※3 Datacenter and cloud services Customer Adapted Network
さまざまなサービスとの接続
TISインテックグループのデータセンター間接続サービス「DCAN」を通じて、XiCloudとお客さまのIT環境を接続するだけでなく、TISインテックグループの各種サービスやメガクラウドと容易に接続し、一つのバックボーンとして利用できます。
