OSS統合監視ソフトウェア Zabbix
Zabbixとは、OSS(GPL version2)のもと公開されている統合監視ソフトウェアです。ラトビアのZabbix社により開発が行われています。SNMP監視やエージェントレスといったシンプルな監視機能に加え、Zabbix Agentを導入することによる高機能な監視の実現が可能です。国内でも数百台、数千台といった非常に大規模な環境の監視実績もあります。TISはZabbixの認定パートナーです。

Zabbixの特徴とメリット
完全なOSS
Zabbixはフリー版、エンタープライズ版といった区別がなく全機能をオープンソースとして公開されています。そのため、利用に際してライセンスコストが不要です。
各種OSに対応したZabbix Agent
Zabbix Agentを導入することでより高機能な監視が実現できます。Linuxをはじめ、Windows、AIX、HP-UX等非常に多くのOSに対応しており、非常に幅広い環境に対応可能です。
柔軟なアクション設定
障害を検知時、メール送信やコマンド発行などのアクション実行が可能です。障害内容に応じてメール送信先を振り分けたり、アラートエスカレーション機能により確実に通知をすることが可能です。
監視設定自動化機能が充実
監視設定を自動化する機能を豊富に備えているため、あらたに監視対象機器が増えた時や監視対象機器が存在しなくなった場合など、その都度手作業で監視設定を行う必要がありません。
統合的な監視の実現
SNMP/SNMP Trap監視やポート監視、ICMP pingによる死活監視、任意のコマンド実行監視などZabbix Agentが導入できないネットワーク機器等の環境も統合して監視をすることができます。
他拠点分散監視
複数拠点に監視機器が点在する場合でもZabbix Proxyにより監視を統合管理可能です。監視設定や監視結果の確認は1か所のZabbix Serverで完結するため効率良く管理できます。
Zabbixの適用シーン
シーン1: 他拠点にまたがった環境の統合監視
Zabbix Proxyを利用することで他拠点にまたがって環境の監視を統合的に管理することが可能です。

シーン2: 数百・数千台構成で様々な機器が混在する環境の統合監視
ネットワーク機器・ストレージ機器・サーバ機器が多数存在する環境においてもZabbix AgentやSNMP監視、エージェントレス監視により対応が可能です。

Zabbixプロダクトサポート
TISはZabbix認定パートナー企業としてZabbix社が提供する公式サポートサービス「ZabbixEnterpriseサポートサービス」の販売が可能です。書籍の執筆
2014/2/7
書籍「Zabbix統合監視徹底活用 ~複雑化・大規模化するインフラの一元管理」出版
著者: TIS池田
出版社: 技術評論社
概要
- Zabbix2.2対応
- クラウド環境や仮想環境の監視をZabbixで実施するための活用術集
- Zabbixだけでなく外部ツール(fluentdやChef、GateOne等)との連携術を紹介
