住宅保証機構株式会社様

『基幹システムの基盤としてAWSを採用』

財団法人住宅保証機構から住宅瑕疵担保責任保険、住宅性能保証の業務を譲り受けて平成24年から業務を開始した住宅保証機構株式会社(以下、住宅保証機構)は、主要事業である住宅瑕疵担保責任保険の運用システムにおいて、いくつかの課題を抱えていた。
これに対し、TISはAmazon Web Services(AWS)の利用を提案し、既存環境からの移行も含めて導入を支援した。
住宅保証機構は今後もシステムリプレースに合わせ、AWS上で稼働するシステムの規模を拡大していく見込みだ。

本社 住宅保証機構株式会社
設立 平成23年5月24日
事業内容 住宅瑕疵担保責任保険の提供など
URL https://www.mamoris.jp/

課題

住宅保証機構では、基幹システムにおいて機器のリース期限他の理由から、主要機器のリプレースを予定していたが、複数の課題を抱えていた。

  • 機器の交換にはシステムの一時停止が必要なだけではなく、長期間の移行作業、新機材の導入及び併行運用のために多額のコストが予想されること
  • システムに保存される各種データはセキュリティ、長期間の保存及び利用が必要であり、加えてバックアップデータについても運用に従い増加を続けているが、LTO装置によるバックアップに限界が生じていたこと
  • 利用している機器及びライセンスの運用コストが高く、過剰なスペックとなっている機器もあり、利用実態に合わせた最適化が必要であること
  • OSのバージョン刷新、基幹システムの旧態化への対策に加え、運用の高コスト体質が問題となっており、プログラムの部分的なリプレースを併せて検討するため、各種試験及びプログラムの改修に際して柔軟に検討を行うことが出来る環境が必要になっていること

などだ。

選択

リプレースにあたっては運用コストの最適化、将来の拡張性や柔軟性を考慮して、クラウド環境への移行を前提に検討を開始した。日頃から付き合いのあるベンダー数社にRFPを提示し、回答を求めたところ、TISからはAWSの提案があった。
AWSは従量課金制で使った分だけ費用が発生し、スモールスタートが可能で、順次展開ができるという点が評価できた。ハードウェアのリプレースなどに対応して発生していたインフラ調達、構築、移行の費用がなくなり、大きなメリットがあった。
クラウド化すればハードウェアに付随する運用・保守、設備管理費用がなくなり、ランニングコストを抑えられる。ハイブリッド環境で稼働させながら、現在あるデータセンターのリソースを数年かけて段階的にクラウドに移行することで、複数台あるラックを削減していくことが可能だった。
TISはこうしたハイブリッド環境での運用を効率化する運用ツールやサービスを持っており、エンタープライズシステムのAWSへの移行や構築、運用についての実績も豊富なことから、TISのAWSが採択された。

導入

移行作業は保守切れとなるNASサーバの移行から着手した。2016年1月にデータを移行させるNASサーバをAWS上に構築。並行してバックアップ用の環境もAWS上に用意し、現行のバックアップの機能を拡張してAWS上にバックアップを取得するようにした。
NASサーバのデータ移行に際しては、事前の検証を行い、移行計画を立て、慎重に進めた。移行するデータ量が非常に大きかったため、データセンターとAWSの間をAWSの専用線接続サービスであるDirect Connectを利用して接続し、安定した帯域を確保した。移行作業には2ヶ月かけ、2016年3月から本番運用を開始した。
さらに基幹システムのAWSへの移行を検討するため、小規模な検証環境をAWS上に用意し、TISの技術支援を受けながら、住宅保証機構とアプリケーション開発ベンダーが、サーバ構築、アプリケーション導入、検証作業を行なっている。

効果

AWSを採用したことにより、ハードウェアリプレースに伴うシステムの停止やコストの発生は最小限に抑えることが出来た。ハードウェアリプレースの作業自体も必要最小限となったため、移行コストの低減に加え、システム担当者の作業負荷を軽減することにも繋がっている。
各種データ及びLTOテープによるバックアップデータの運用を、AWSのストレージサービス利用に切り替えたことで、アプリケーションの改修を最小に抑えつつ、ストレージの大幅な拡張と運用コストの低減、リストアにかかる時間の短縮、データの耐久性の向上に加え、LTO装置のリプレース作業負荷の削減を実現している。
AWSでは、必要に応じてスペックを容易、且つ柔軟に変更することが可能で、導入の段階で厳密にリソースをサイジングする必要は無く、不要なスペックに費用を支払う必要も無いため、利用状況に合わせてスペック、コストを最適化することが可能となった。
従量課金制を活用し、検証環境等は必要なときにのみ利用し、不要になったら停止、削除することで、コストを抑えている。本番環境においてもリザーブドインスタンスを計画的に利用し、コストメリットを享受している。
また、環境を容易に構築することが出来ることから、WebサイトのAWS環境への移転、内製によるシステムの大幅な拡大、新技術の積極的な活用などに繋がり、結果として、更なる運用コストの抑制、主要業務のシステム利用率の向上にも繋がっている。

AWS利用構成イメージ

AWS利用構成イメージ

社名: 住宅保証機構株式会社
創立: 平成23年5月24日
事業内容: 住宅瑕疵担保責任保険の提供など
URL: https://www.mamoris.jp/

お客さまの声

住宅保証機構株式会社

住宅保証機構株式会社
経営管理部システム室

TIS様には、データセンターとAWS環境というハイブリット環境の初期構築及びデータの移行作業についてご協力を頂き、現在も重要インスタンスの稼働監視等の業務をお願いしています。
おかげさまで、スムーズな移行を行うことが出来ました。今後も、堅牢な監視、各種技術情報提供等で引き続き支援を頂きたいと思います。

TIS担当者から

進藤 佑太郎

TIS株式会社
プラットフォームサービス本部
プラットフォームサービス事業部
プラットフォームサービス営業部
進藤 佑太郎

今回のプロジェクトでは、NASサーバやバックアップ環境のAWS化からの着手となりましたが、現在では他オンプレミス環境を順次AWS化していくことで運用コスト削減や新規サーバ構築の期間短縮化など、お客様のご期待に応えることができ嬉しく思います。
今後も住宅保証機構様のクラウド活用をご支援し、クラウドのベストパートナーとなれるよう尽力してまいります。

※ TIS、TISロゴはTIS株式会社の商標または登録商標です。
※ その他の会社名、商品名、サービス名は各社の商標またはサービスマークです。

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更新日時:2018年3月7日 15時0分

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