VPPプラットフォーム
アグリゲーター向け クラウド型次世代エネルギープラットフォーム
VPPプラットフォームとは
- TISが持つ豊富な国内エネルギー業界への知見をもとに、欧州やアジア圏で導入実績を持つアグリゲーション事業者向けソリューション「EIP」(株式会社アイオンコミュニケーションズ提供)をベースにローカライズした、に国内でのアグリゲーションビジネスに最適化したクラウドサービスです。
- 分散型のエネルギーリソースをIoTによって仮想的に束ね、電力の需給バランス調整を行うVPPは、電力エネルギーの安定供給と再生可能エネルギーの普及拡大を実現するしくみとして重要性と注目度が高まっています。
- TISはアグリゲーター向けに、その参入障壁の低減と、ビジネスとしての経済合理化を実現しながら、さらに需要家向けサービスとして新たなエネルギー利活用創出の基盤となる次世代エネルギープラットフォームとして提供します。
特長
多様化する電力市場取引への対応
- エネルギー安定供給の実現や関連事業者のビジネス機会創出などを目的に、電力市場取引は多様な市場が創設されています。本ソリューションは、「調整力公募Ⅰ’」、「容量市場」、2021年より調達が開始された「需給調整市場三次②」に対応しています。また、TISの電力小売事業者向けトータルソリューション「エネLink」シリーズとの連携を行うことで、卸電力取引市場との接続が可能になります。
- 需給調整市場については、2022年度からの調達開始が決まっている三次①に対応するほか、さらに、制度設計に沿って調達開始が予定されている新設市場への対応も順次進めていきます。
アグリゲーション業務の高度化支援
一般送配電事業者(TSO)・上位アグリゲーションコーディネーター(AC)・需要家との契約やリソース電源種別などの基礎的な情報管理機能に加え、リソース負荷状況の分析、天候・電力使用実績値に基づく発電量/需要量予測、蓄電リソース等のスケジューリング、コスト最適化を行う経済DR(デマンドレスポンス)などアグリゲーション業務の高度化に寄与する機能に順次対応し、アグリゲーション業務を幅広くサポートします。
電力需要ポートフォリオ最適化による事業経済性の合理化
複数の電源リソースの組み合わせ(=電力需要ポートフォリオ)について、システムによる最適化提案をいたします。経済DR発動時に、どの電源リソースに対してどの程度の抑制をすべきかという指令値配分や、アグリゲート(=集めて統合する)したエネルギー供出先の最適な市場提案により、経済性の合理化と高度な分散電源管理を実現いたします(各機能は順次実装を予定)。
需要サイドと供給サイドをつなぐIoTエネルギープラットフォームの提供
家庭、工場などの大口需要家、自治体といった需要側が持つ蓄電リソースなどの設備に対して、ゲートウェイ経由で運転制御する技術を提供します。
Carbonyでは、TISの電力小売事業者向けトータルソリューション「エネLink」と併せて導入いただくことで、電力小売事業との連動による価値創出を実現させる包括的なご支援が可能です。
提供機能一覧
- 本ソリューションの機能はクラウドサービス形式で提供されます。
- フルパッケージでの提供のほか、お客様のご要望に応じて、部分的な導入にも対応いたします。