発電・小売事業対応クラウド型需給管理ソリューション
~電力需給管理業務をトータルに実現~
電力需給管理ソリューション概要
電力需給管理業務をトータルサポートするクラウド型ソリューション
電力の需給管理業務とは安定した電力供給を行うために、気候変動や環境の変化等による電力需要の予測を立て、適切な電力調達を行う業務です。電力事業の利益を左右する需給管理業務において、TISの電力需給管理ソリューションは、発電・小売電気事業・自己託送いずれの事業体に対応しており、企業の需給管理の業務をトータルでサポートします。需要予測から計画作成・提出、ポジション作成や同時同量の監視など一通りの業務を標準機能としてご用意、休日業務の準自動化や過去実績に基づく需要予測など、各社の業務ノウハウに合わせた業務設計が可能です。
電力需給管理ソリューションの特長
需給管理業務は電力事業者の中核業務であり、これを担うシステムの選択肢を提供したくソリューションをご提供しています。また、現在バランシンググループに参加、需給管理業務を外部委託している事業者についても電力需給管理業務を自営できるよう、導入負荷を極力抑えております。
①効率的な電力需給管理業務を実現
電力需給管理ソリューションは需要予測から計画作成・提出、同時同量監視といった電力需給管理に必要となるひととおりの業務をカバーしています。計画作成では、発電販売計画から需要調達計画への自動反映など、決められた期限の中で行う需給管理業務を効率的に実施可能です。また、現状の制度対応はもちろんのこと、今後も変化していく制度にも迅速に対応していく予定です。
②前々日~当日の需給管理業務の自動化
ポジション作成以降の業務を完全自動化。スポット市場、1時間前市場への入札条件等を事前に設定しておくことで、前々日~当日の需給管理業務を自動化し、土日祝日などの需給業務の効率化をサポートします。自動化機能は各社の電力需給管理業務に合わせ自動化範囲を柔軟に決定することや、個社ごとに異なる電力調達モデルに応じたカスタマイズも可能です。定型化している業務を自動化することにより、急速に変化する市場に対応するための新たな対策や計画立案などに時間を増やすことができるようになります。
③エリア内/エリア間の自己託送に対応
自己託送とは自社発電設備で発電した電力を一般送配電事業者(TSO)を経由して、別の場所(エリア内/エリア間)にある需要施設へ電力融通を行うものです。自己託送により、電力発電を行う場所を確保することが困難な電力需要場所においても太陽光発電などの再生エネルギーによる電力確保が可能となります。TISの電力需給管理ソリューションではこのような自己託送業務においてもエリア間における需要予測や計画業務等のサポートが可能です。
電力需給管理ソリューションの提供機能一覧
TISの電力需給管理ソリューションでは電力需給管理業務に必要となる以下の機能を提供しております。
需要予測支援
需要実績をもとに画面から高圧需要家、低圧需要家グループ、事業者、エリア毎に需要予測を行い、需要実績に欠測があれば契約電力から欠測補正を行います。
ポジション作成
発電計画、相対取引計画から発電ポジションを作成、需要予測、相対取引計画から需要ポジションを作成し、スポット市場、時間前市場で過不足調整を行います。
卸電力取引支援
入札単価を事前に登録することによりスポット市場、1時間前市場への入札、約定結果取り込みを自動で行います。ベースロード市場の約定結果を取り込みします。
計画作成・提出
発電販売計画、需要調達計画の翌日計画と通告変更を自動作成し、広域機関に提出します。翌々日計画の対応を予定しています。
同時同量監視
広域機関へ提出した計画と送配電事業者からの30分電力量をもとに算出したインバランス量を同時同量監視画面に表示し、インバランス量が閾値を超えた場合はメールで通知します。
需要家マスタ管理
CIS、スイッチング支援システム、30分値データからの情報をもとに需要家マスタに自動登録します。
30分値管理
30分値データの速報/日毎/確報の各値を長期保存し、需要予測、情報分析など、様々に活用できます。
電力需給管理業務でお困りのお客様は是非お問い合わせください。