金融×モダナイゼーション

- “止まれない”金融のために、止まらないシステム進化を。
レガシー脱却からシステム最適化まで、変革の伴走者。 - ミッションクリティカルな金融機関向けのモダナイゼーションサービスを集約。
お客様ならではのシステムの将来像を、TISがともに描きます。
金融業界を取り巻くレガシーシステムの課題と動向
経済産業省が2018年に発表した「DXレポート ~ITシステム『2025年の崖』克服とDXの本格的な展開~」※1では、レガシーシステムの老朽化や肥大化、複雑化等がデータ活用の遅れやシステム保守費用の増加につながり、DX推進の遅れや経済損失を生じさせる可能性が指摘されています。加えて、COBOLやPL/1、アセンブラといった旧言語に対応できる技術者の不足や大手ベンダーのメインフレーム事業撤退により、メインフレーム等レガシーシステムを保有する企業は喫緊の対応を強いられています。
特に、金融業界が保有するミッションクリティカルなシステムは、複数の旧言語で構築された、数千万ステップに及ぶ大規模なものも多く、その刷新には段階的かつ長期的な対応が求められています。
また近年では、多様化する市場や顧客ニーズ、不定期かつ突発的な商品改定などに対応できるよう、構造分離がしやすいJavaの特性を活かしながらリアーキテクトを進める企業も増えており、単なる言語変換にとどまらない多層的なアプローチへのニーズも高まっています。
※1 経済産業省「DXレポート ~ITシステム『2025年の崖』克服とDXの本格的な展開~」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/dx/DX_report.pdf
金融業界の課題に対するTISの取り組み
こうした背景から、TISは金融業界に特化した刷新支援を「金融×モダナイゼーション」として体系的に整理しました。
「金融×モダナイゼーション」では、従来より業種横断で活用できる「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」(マイグレーション)に加え、金融業界のニーズに応えるサービス/オプションを随時追加し、包括的な伴走支援を展開します。
金融業界の多くのお客様の課題である大規模なレガシー資産の残存に加え、フロントエンドシステムの刷新や周辺システムとの連携、さらには将来の事業展開を見据えたDX推進など、多岐に渡る金融業界のニーズにお応えすべく、長期的かつ多面的な支援を提供します。

金融業界向けのモダナイゼーションにおけるTISの強み

大規模プロジェクトの豊富な経験
にもとづくフィジビリティ
大規模なレガシーシステムの刷新を伴う金融機関のモダナイゼーションプロジェクトは、長期間にわたることが一般的です。
しかし、TISは豊富な実績に裏打ちされた高いプロジェクト遂行力を有しており、中長期にわたるプロジェクトの計画策定から実行までを確実に推進することが可能です。また、こうした計画を支えるため、国内外のパートナーを含め、「Xenlon~神龍」プロジェクトを経験した500名を超える有識者を開発リソースとして擁する動員力があります。

幅広いレガシー言語に対応する
万全のサービス
金融機関のシステムの多くは、COBOLやPL/1、アセンブラといった複数の旧言語で構築されており、それぞれの性質に配慮した刷新が求められています。
TISは、特に技術者不足が顕著で対応が難しい「アセンブラ」についても、自社開発のマイグレーションツールを活用することで、円滑な移行を実現しています。
さらに、アセンブラの仕様書作成やマイグレーション後の保守・機能改修にも対応可能なサービス提供体制を整えています。

システム最適化を見据えた
多角的なサポート
近年、多様化する市場や顧客ニーズ、不定期かつ突発的な商品改定などに対応できるよう、抜本的なシステムの見直しを進める企業も増えています。
TISはオープン化・リライト後もお客様のコア業務を主軸としたリファクタリングやJavaの特性を踏まえたリアーキテクト、業務プロセスの再構築に強みを持つ「Pega Infinity™」による業務最適化など、多角的なサポートをご提供します。継続的な提案や情報提供を通じて伴走型の支援を行い、お客様の将来構想の実現に貢献します。
ご提供サービス / オプションサービス一覧
マイグレーション(リライト)
レガシー資産の代表格であるCOBOL言語の変換のみならず、他のプログラミング言語にも対応し、データベースや周辺システム(帳票、ファイル等)のモダナイゼーションにも高い技術力で対応します。
業務最適化・BPM
業務プロセスの可視化を通じてムダやムラを特定し、全体最適化を重視した業務の再設計を行うことで、生産性と品質の向上を支援します。
保守・開発効率化
マイグレーション後の保守や追加開発の妨げとなる要素を排除し、正確かつ効率的な開発作業を支援します。
クラウドリフト
クラウドの利点を最大限に活用するためのシステム・アプリケーション設計のあり方を支援します。