ヘルスケアパスポート

ヘルスケアデータを適切に一元化、共有し
治療に関わる全ての人にメリットを
医療従事者、生活者とその家族が適切に情報を共有し、よりよい医療の提供と生活者の健康増進を支えます。

医療情報連携でこんなお悩みありませんか?
- 健康情報・医療情報を遡りながら正確に把握したい
- 患者さんの同意確認に手間がかかる
- システム導入、運用コストが高い
ヘルスケアパスポートの概要
4つのメリット
従来の地域医療情報連携システムは、医療従事者と生活者が双方向で情報を共有するのは困難でした。
「ヘルスケアパスポート」は、「生活者の同意」に基づいた「医療従事者間、医療従事者と生活者の健康・医療情報共有」を、低コストで安全な双方向型PHR基盤サービスとして提供し、持続可能な健康・医療情報の連携を支えます。

医療従事者が、生活者や他の医療機関と、双方向で安全にかんたんにつながる
スマートフォンなどを利用した電子的なオプトイン(同意)によって承認された生活者の健康・医療情報は、他の医療機関や家族へ共有されます。医療従事者は、共有された情報を基に、他の医療機関の検診結果や生活者の健康情報を把握した適切な治療や健康増進のアドバイスを生活者に行うことができます。

クラウドによる低コストかつスモールスタートが可能
クラウドを活用したSaaS型(サービス利用型)のため、地域医療連携に必要な基本機能は独自に構築・運用する必要がなく、システムに関する導入、運用、保守コストを大幅に削減できます。そのため、大きな投資負担が課題であった中小医療圏でも気軽に導入が可能です。また、利用料に応じた課金のため、地域の中核病院や、小さな自治体などでのスモールスタートができます。

堅牢なセキュリティ管理と運用
要配慮個人情報を扱うため、TISが金融機関などのシステム構築で培ったノウハウを活かした高度なセキュリティ対策をしています。多要素認証や通信経路の暗号化(IPsec VPN)などのセキュリティ技術を活用し、厚生労働省、総務省、経済産業省のガイドライン(3省2ガイドライン)に準拠しています。

オープンなプラットフォームによる拡張性
「ヘルスケアパスポート」は、厚生労働省により定められている医療機関データの蓄積・管理の標準的な交換フォーマットであるSS-MIX2標準化ストレージに準拠し、一般的な医療システムとの接続性も確保したプラットフォームです。また、お薬手帳アプリや多職種連携システムなどのサービスと連携(API連携)できる拡張性があり、様々なサービス提供者との接続により、医療従事者や生活者に高い利便性が提供できるプラットフォームです。
CSマークを取得しました
当社は、クラウドコンピューティングサービスを提供するにあたり「クラウド情報セキュリティ基本言明要件」(「クラウド情報セキュリティ管理基準」)の求めるところに従い、情報セキュリティガバナンスのもとで情報セキュリティマネジメントを実施し、基本リスクに対する管理策を整備、実装、運用しています。

特徴
ヘルスケアパスポートでは、従来の医療従事者間を中心とした情報共有だけではなく、参加される地域の生活者も安心安全に情報共有できる仕組みを実現しました。
- 生活者は自身の診察、処方内容、検査値といったカルテの情報をスマートフォンですぐに見ることができます。
- 医療従事者も、生活者が登録する日々のバイタルデータや、他の医療機関での検査結果、処方内容から、生活者の健康状態が分かります。
- スマートフォンをお持ちでない生活者も、施設にあるKIOSK端末でオプトイン(同意)することで遠く離れている家族と情報が共有され見守られている安心感を得ることができます。
情報連携の全体図

生活者自身が電子的に「施設単位」でのオプトイン(同意)を行う仕組みを導入することで、生活者の安心と、医療機関の事務負担の軽減に繋がります。
- 医療機関の間での紙ベースのやり取りが不要になり、事務負担が大きく軽減されます。
- 生活者自身が情報の公開、解除、共有範囲のコントロールができるようになり、生活者の安心に繋がります。
共有される情報

1.生活者基本情報
ID・氏名・生年月日・飲酒・喫煙・ジェネリックの希望有無・食物 / 薬剤アレルギー などを確認することができます。
2.ペイシェントジャーニー
直近の診察・検査・処方内容(生活者のペイシェントジャーニー)を確認することができます。
3.診察・処方内容、検査結果
電子カルテ、生活者のバイタル情報(身長、体重、体温、血圧、SpO2、血糖値、脈拍など)を確認することができます。

1.問診情報
スマートフォンにメモした「既往歴」などを医療従事者と共有することで、問診をスムーズに行うことができます。
2.生活習慣・通院情報
カレンダー形式で生活習慣をメモ、診察時にフィード形式で担当医にフィードバックできます。検査結果と処方内容も表示されます。
3.検査値・処方・バイタル情報
医療機関からの検査結果や処方内容が自動的に取得され、また生活者が入力したバイタル情報も自動的に共有されます。

ヘルスケアパスポートの利用場面
病院

患者の生活に寄り添った診察
「ヘルスケアパスポート」は、施設単体から利用できる、低コストでスモールスタートが可能な仕組みです。
「医療従事者」と「患者の日常生活」を繋ぐことで、医療従事者と生活者が一緒になって健康を実現します。
診療所

電子化されていない医療機関でも情報連携
検査機関と繋がることで電子カルテが無くても診療所での検査値データを生活者と地域医療機関で共有でき、地域医療連携参加のハードルを下げ質の高い医療提供を実現させます。
調剤薬局

自治体

市民の健康づくりの促進と意識の醸成
「医療費削減」や「緊急医療支援」「防災時対応」など、地域社会の健康・医療情報連携を通じて、自治体としての施策を実現し、生活者の安心な生活の基盤として活用できます。
生活者

検査や服薬などの情報を継続的に見ることによる健康づくりへの気づき
生活者の医療データ(検査・処方等)や日常の健康データ(バイタル等)が自動連携され、PHR(パーソナルヘルスレコード)を見ながらタイムリーに効率的なコミュニケーションが取れます。

詳細を担当者よりご連絡させて頂きます。お問い合わせ登録は1分で完了します。
活用事例紹介
千葉大学医学部附属病院(千葉大学病院)の地域医療情報連携システムで活用
臨床事例リーフレット
千葉大学医学部附属病院 医学研究院 循環器内科学 助教 岡田将 先生
千葉大学病院で心不全の診療連携に取り組む岡田先生に、ヘルスケアパスポートの医療従事者用画面の監修及び診療現場でのご活用をいただいています。
こちらのリーフレットをご覧いただくと以下のようなことがわかります。
- 病院診療と患者さんの生活の連携を持続的に行なえるために~アプリ開発留意点
- 心不全診療の中長期的な管理におけるセルフケアの観点から見たヘルスケアパスポートの魅力
- 遠隔モニタリングと患者理解深化による協力体制づくりにおけるヘルスケアパスポートの可能性
「新丹波方式」での「ヘルスケアパスポート」利用
双方向型PHR基盤「ヘルスケアパスポート」の活用事例
兵庫医科大学ささやま医療センター
ささやま医療センターでは、地域住民の健康を支援するための仕組みとしてヘルスケアパスポートを利用しています。
ヘルスケアパスポートを導入する事で、地域の病院やクリニック、薬局などの医療施設では、患者さんを支援する際に、病院での診察情報と本人が登録した情報を閲覧する事ができます。
こちらの資料では、ささやま医療センターが目指す地域のPHRインフラの概要と、感染症の患者対応での活用方法をご紹介しています。
従来の地域医療情報連携システムとヘルスケアパスポートの違い
プラットフォームの共有により地域医療連携の課題を解消します。
ヘルスケアパスポートは、これまで持続が難しかった地域医療情報連携システムの課題を、「プラットフォーム共有」と「電子的なオプトイン」、「SaaS型(サービス利用型)でのスモールスタート」により解決します。

ヘルスケアパスポートが目指す未来
医療従事者と生活者、地域住民、自治体を、健康・医療情報でつなぎ、持続可能な健康・医療情報の連携を支えます。
ヘルスケアパスポートは、生活者と地域医療のつながりを深め、支えます。さらに様々なサービス提供者との協業を通して健康寿命の延伸を支える健康サポートを豊かにし、便利で、安心できるものへと変えていきます。

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