ペルソナバンク
顧客の“ウェルビーイング”を支える、新たなマーケティングのカタチ
情報銀行プラットフォーム「ペルソナバンク」
「ウェルビーイング」(well-being)とは、人々が身体的・精神的・社会的に良好な状態にあり、総じて“幸福な状態”を意味する概念です。
TISは、デジタル化されていく社会において、様々なデータを適切に活用し人々の自己実現をサポートする仕組みづくりを担っていきます。
概要
ペルソナバンクは、顧客のパーソナルな情報(趣味嗜好や性格など)を活用し、顧客の“なりたい自分”を実現していく情報銀行プラットフォームです。
企業は、新たなマーケティング手法として顧客の“なりたい自分”に基づいたサービスを提案することができます。
特長 ~ウェルビーイング×マーケティング~
ペルソナバンクは、大きく「ペルソナ診断」と「分人」の2つの仕組みから、顧客のなりたい自分の実現をサポートします。
①ペルソナ診断
人間は複雑かつ曖昧であり、自分の“自分らしさ”や“こうなりたい私”を明確に認識できている人は少数です。
ペルソナバンクでは、顧客が“なりたい自分”を定義するために顧客自身での登録はもちろんのこと、ペルソナ診断※による新たな気づきからなりたい自分を考えるなど、変化する“なりたい自分”を登録/保管できます。
※ペルソナ診断・・・行動や趣味嗜好等の質問に答えて、自分自身のペルソナを診断するツール。
企業は顧客が登録または診断した、"なりたい自分"に基づいたサービスを提案できます。
従来のマーケティングでは、顧客に対して企業側の一方的なアクションとなってしまいがちですが、ペルソナバンクでは、顧客発信の情報(ペルソナ情報)に対するアクションが可能となります。
②分人
ペルソナバンクでは、“分人”という考え方を活用しています。
分人とは?
分人(dividual):1人の人が持つ色んな自分を“分人”としています。
人間は画一的な「自分らしさ」のみを持っているわけではなく、様々な場面/状況に応じて「自分らしさ」を使い分けて生活をしています。
また、それぞれの分人ごとに「なりたい自分(理想の自分)」にも使い分けています。
ペルソナバンクでは、この分人ごとにペルソナを管理することでよりきめ細やかな、 “なりたい自分”をサポートします。
ペルソナバンク上の分人イメージ
従来のマーケティングでは1人の顧客を1つの側面で判断していました。
しかし、分人という考え方では、1人の顧客を多方面から見るため、従来顧客のターゲットから外れていた顧客も、分人によってはターゲットの対象となり得るため、実質デジタルマーケティング上の顧客が増えることとなります。
また、トリガーにより動的に分人を切り替えることによって、分人ごとに合わせたマーケティングが可能で、分人Aのタイミングに分人Aのペルソナ情報に基づいてサービスを提案することもできます。
メリット
データ流通のしやすさ
ペルソナバンクのパーソナルデータは、デモグラフィックデータ※と比べて、直接的な個人情報を含まないため顧客と企業の双方に安心感があります。
また、ペルソナデータを第3者(様々なサービス事業者)へ提供することにより、顧客の多様なウェルビーイング実現をサポートします。
顧客に選ばれる理由になる
顧客起点で発信されるペルソナデータを活用するため、真の顧客像とのギャップが起こりづらく、顧客の求めているサービスを提供できます。
また、顧客の断片的なニーズにこたえるのではなく、中長期的な顧客の理想をサポートするので、顧客に選ばれ続ける企業になることが期待できます。
顧客像(ペルソナ)が分かる
ペルソナバンクにおけるパーソナルデータは、性格や趣味嗜好などより個人の内面に特化した情報が収集されています。
そのため、自社の商品やサービスを求めている顧客のイメージがつかみやすいというメリットがあります。
※デモグラフィックデータ…年齢/性別/住所/年収/学歴など人口統計学的なデータ。
システム構成イメージ
ユースイメージ
「ペルソナバンク」と「パーソナルデータ利活用サービス」を活用し、写真/感情タグを連携させたユースケース
パーソナルデータ利活用基盤について
弊社では、従来からパーソナルデータ利活用に関する取り組みを行っており、「パーソナルデータ利活用サービス」を本サービスの中核基盤に適用し、個別開発の発生箇所を少なくすることにより早期の実証・導入を実現できます。
サービスからのお知らせ
【2023年3月27日】「プライバシー保護や多様性が重視される、パーソナルデータ活用時代が到来。パーソナルデータ利活用がマーケティング成功のカギを握る」
株式会社マイナビのニュースサイト「TECH+」でペルソナバンクが掲載されました。