MARKETING CANVAS LAB(ラボ)

未来を考える情報発信・コラム

孤軍奮闘する“データのスペシャリスト”を伴走支援

デジタルマーケティング組織の自走実現を TIS がサポート

DX
データ活用が一部のスペシャリストに集中する「属人化」は、多くの企業のデジタルマーケティング組織で起きている課題です。本記事では、マーケティング施策のPDCAを組織で回す“自走型マーケティング組織”を実現するための伴走支援サービスについて、TISの専門家が解説。生成AI時代に求められる情報設計や人材育成のポイントも紹介します。

企業のマーケティング部門においては、「デジタルツールを使いこなせる 人間が限られ、作業が集中してしまう」といった属人化の課題を抱えがち です。 しかし、生成 AI やデータ基盤が高度化するいま今、その構造のま までは競争力を維持できません。
2025 年 4 月から提供中の「カスタマーサクセスサービス」は、組織全体で マーケティング施策の PDCA を回す“自走”ができるまで、徹底的に伴走 するサービスです。現場にどのような変化をもたらすのか、数多くのマー ケティング現場を支援してきた中島氏に聞きました。

1. スペシャリストの負荷を減らし「組織でデータを活用できる状態」の実現を目指す

デジタルマーケティングの最前線で、マーケターが直面している課題は何でしょうか?

最も深刻なのは、高いスキルを持つ担当者が一人、二人に限られ、作業が集中してしまう「属人化」と、それに伴う「組織としてのスピード低下」です。
仮にデータ処理の SQL を書けたり、MA(マーケティングオートメーション)ツールを熟知するスペシャリストがいても、人員体制構築が追いつかないと依頼が一点集中して滞ってしまいます。
その結果、次のようなリスクにつながりかねません。

■ 【影響の例】

・施策承認の遅れ
・データ抽出待ちで 1 週間待機
・テストが月 1 回しか回せない
・後継者育成の余力がなくなる

そのような状況にある企業が、本サービスを導入するメリットは?

TIS は、ツール単体ではなく、顧客体験全体を見据えた構想段階から伴走することを重視しています。
長年マーケティングの最前線で経験を重ねた我々が、お客様と一緒に手を動かしながら、組織全体がツールを使いこなして施策を速やかに遂行できるようノウハウを提供します。AI 活用もまた、顧客体験をどう進化させるかという視点から設計すべきだと考えています。

この点が、提言のみで終わりがちな一般的なコンサルティングとの大きな違いです。
国内外の主要なマーケティングツールである Databricks、Snowflake、Treasure Data、Salesforce、Braze、Tealium、Tableau など、製品種類を限らず中立的な立場で活用を支援し、必要に応じて新規ツールの追加もご提案します。


2. 自走実現後の支援や運用代行のニーズにも柔軟に対応

このサービスを導入した企業が得られる「真の価値」は何でしょうか?

今やデータ利活用は、ビジネス成長の鍵にほかなりません。社内で戦略的なマーケティング施策の PDCA を回す「自走」の実現こそが一番の価値だと考えます。
本サービスは、長期的に保守料金をいただき続けるモデルとは異なります。我々の支援が不要になる段階まで、お客様側にスキルを資産として蓄積いただき、自律的にビジネス成長へ活用できるようになこと。それが最大のカスタマーサクセスをもたらすと考えています。

自走可能になった後の、TIS とのパートナーシップはどうなりますか?

伴走支援がゴールを迎えたあとも、将来的にシステム刷新や DX 施策が必要になった際にお声がけいただけるよう、長期的な信頼関係につなげていきたいと考えています。
お客様の隣で実務に携わった経験を通じて、TIS はお客様の業務やデータの特性を最も深く理解したパートナーになれているはずです。
また、施策の継続的な運用業務をアウトソーシングしたいというご希望があれば、TIS が運用代行を引き受けることも可能です。

■ 伴走支援の流れのイメージ

心が動く未来のCX-生成AI時代の新しい顧客体験戦略

デジタルマーケティングで重要なのは「基盤の完成度」よりも「改善に向けた試行回数」です。
TIS は、IT と業務の両面での伴走型支援により、成果を出し続ける運用モデルを提供し、お客様の事業成長に貢献。ツールにとらわれないノウハウを活かし、短期的な施策改善から長期的な事業成長まで伴走します。


3. AI 時代に求められる「情報設計」の再構築

マーケティングにおける生成 AI の活用において、TIS はどう関わりますか?

AI は人間を代替するものではありません。しかし、正しく設計する ことで、業務負荷を減らせるだけでなく、ターゲットとな る顧客理解そのものを高度化させることができます。これからの競 争軸は、AI に自社のビジネス文脈を正しく理解させ、適切なアウ トプットを出すための「情報設計」ができ ているかどうかに移りつつあります。 昨今、メジャーなマーケティングツールは先を競うように生成 AI 機 調整しました 能の実装や連携を進めています。TIS はこうした AI 機能を単に導入 するだけでなく、マーケティングの実務で成果が出るかたちに落と し込むための支援を行います。 我々は、AI を単なる効率化ツールとして導入するのではなく、マー ケターの意思決定を支える基盤として活用すべきだと考えています。 その結果、定型業務の負荷が軽減され、マーケターがより戦略的な判 断や施策立案に時間を割ける状態を目指しています。

マーケターが生成 AI 導入で最も注意すべき点は?

単に AI 機能・サービスを入れただけでは、業務は劇的には変わりま せん。自社の業務要件に合わせたプロンプトの調整や、正しい参照デ ータの整備といった高度なローカライズが不可欠です。 また、ハル シネーション(誤回答)を防ぎ、マーケターが安心してクリエイティ ブな判断に集中できるよう、ガバナンスを含めた仕組みづくりを TIS が支援します。


4. 高度 IT 人材の育成で自走を加速させる

デジタルマーケティングの自走には、社内の人材育成も鍵になりそうですね。

はい。本サービスでは、マーケティングと IT、両方の領域を理解し 橋渡しできる人材育成計画の策定もメニューとしてご用意していま す。まず現在の社内メンバーのスキルを把握して目標を設定し、各人 に最適化した教育プログラムを作成します。 単にツールの操作ができるようにするのではなく、データの加工か ら集計、可視化まで、実務をともにこなしながら学んでいただくこと でスキルを定着させます。

最後に、マーケターの方々へメッセージをお願いします。

「すぐ施策を打ちたい」と思っても、IT 部門とのコミュニケーショ ンがうまく行かず、要件定義に時間を費やしてしまう……。社内だけ ではどうしても起こりがちな停滞は、ビジネスにとって大きな損失 「言語を」の表現を変えまし た。マーケ用語と IT 用語の “通訳ができる”的な印象が あるので です。 TIS は、マーケティングと IT の両面からマーケターの方々が抱える 課題をワンストップで受け止め、速やかな施策遂行をお手伝いしま す。 構想段階からでも構いません。まずは現状の課題整理から、お気軽に ご相談ください。


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中島 正登

中島 正登

TIS株式会社

  • デジタルイノベーション事業本部
  • デジタルイノベーション事業部
  • DI コンサルティング&プログラム企画部セクションチーフ