DX on RoboticBase® ~ロボティクスでビジネス変革を支援~
- TISはロボティクスでビジネスを変革し、人とロボットが共働・共生する社会を実現します。
- 人とロボットとの役割分担をすることで、業務効率化やコスト削減を図り、新サービスの取込み等により、Withロボットによる新しい時代の新しい働き方や人とロボットが共働・共生する社会の実現を目指します。
DX on RoboticBase®とは
ロボティクス関連サービスを必要とする日本の企業を支援し、企業の組織・業務・プロセス、さらには人の生活そのものに変革を起こす包括的サービスです。
本サービスは、①RoboticBase®(マルチロボット統合管理プラットフォーム)、②マルチロボットインテグレーション、③マルチロボットコンサルティング、④ロボット受付案内業務テンプレートの4つで構成されています。本サービスの提供は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一層の加速を人とロボットの共働・共生による新しい社会を長年培ったIT技術とコンサルティングメソッドを駆使し新しい体験を提供いたします。
TISが提供するロボティクスサービスメニュー
①RoboticBase®
(マルチロボット統合管理プラットフォーム)
「RoboticBase®」はサービスロボットをインテグレーションするための統合管理機能を提供するソフトウェアです。欧州を中心に25か国、110の都市や企業でスマートシティを実現するシステムに活用されているオープンソース「FIWARE」をベースに一次バージョン構築がされています。
運搬、清掃、案内、警備など種類の違うサービスロボットやセンサー、カメラ、サイネージなどのIoTデバイスを統合管理する基本機能を備え、施設管理や企業システム、外部データとの連携などを実現します。
②マルチロボットインテグレーション
業務によって得意なロボットを異機種接続
複数のロボット同士やエレベータ・自動ドアなどの設備、およびセンサーなどの環境や人を含めた相互連携を実現するマルチロボットプラットフォーム「RoboticBase®」を中心に、複数のサービスロボットを統合的に管理し、人とロボットが共生する社会の実現をインテグレートします。
③マルチロボットコンサルティング
人とロボットによる新しい体験を実現
ニーズに沿ったサービスロボットとIoTやAI技術をみ合わせ、サービスロボットが人の業務を代行・分担する環境・仕組みを構築するための企画・検証から導入・運用までをTISがワンストップで支援するコンサルティングサービスです。
顧客の多種多様な課題解決を図るために、特定ベンダーの製品やソリューションに依存をしない中立的なシステムインテグレータとしての実績・ノウハウや、これまでのロボットシステム開発の知見を融合し、サービスロボットによる価値創出・業務改革・ビジネス創出・新規市場開拓の実現を導きます。
④ロボット業務テンプレート
受付案内業務のDXを実現
マルチロボットプラットフォームRoboticBase®を基盤とした受付案内業務に特化した業務ソリューションテンプレートとなります。
本プラットフォーム上では、さまざまな企業が開発・提供する業務に特化した各種サービスロボットを束ね、統合的に業務利活用することができます。「効率的に連携し特定業務を分担する」「設備やIoTデバイスとの連携によりサービスロボットが様々な付加サービスを提供する」といった人の業務を代行・分担できる環境を実現します。
⑤ホテル向けロボット活用テンプレート
短期間で簡単にホテル業務のDX化を実現
ホテル向けロボット活用テンプレートは、マルチロボットプラットフォーム RoboticBase®を基盤としたホテル業務に特化した業務ソリューションテンプレートとなります。
「効率的に連携し特定業務を分担する」「設備やIoTデバイスとの連携によりサービスロボットが様々な付加サービスを提供する」といった人の業務を代行・分担できる環境を実現します。
サービスロボットの活用普及を加速
プラットフォームとの接続性の容易性、汎用性、高付加価値性向上を実現するため、
ロボットとの接続IF(API)を公開します。
RoboticBase®に接続することにより、ロボット同士の連携、各種サービスの利用が可能となり、サービスロボットの活用範囲が拡大します。
「RoboticBase®」のAPI公開におけるメリット
「RoboticBase®」のAPIを公開することで、以下のメリットが期待できます。
1.互換性・コスト削減
RFAに準拠しているサービスプラットフォーム であれば、ロボットとの相互接続が容易になります。「RoboticBase®」は、各サービスプラットフォームの連携ハブとしても機能します。これにより各ロボットメーカは、従来個々の接続に必要だった時間とコストを削減でき、より容易に導入が可能になります。
2.接続性の保証
「RoboticBase®」とエレべータやセキュリティドア、ゲート、電子錠等の各設備との連携は、RFA※1に準拠したIFによってその品質が保証されています。また、RFAに準拠していない設備とも「RoboticBase®」を介して接続が可能ですので、ロボットメーカとしては、設備側のIF仕様を意識することなく連携が可能になります。
3.効率的なロボット運用
「RoboticBase®」のインターフェースを利用することで、ロボットが直接設備との接続をする場合と比べて、各設備とのインターフェース(シーケンス)を意識する必要がないため、開発運用効率が大幅に上がります。
4.技術的な進歩
RFA※1を含め、今後定められていく各サービスプラットフォームとの標準インターフェースにも適応を進めます。これにより汎用的に優れた技術や手法が広く共有され、新たな開発や進歩を促進します。
※1 ロボットフレンドリー施設推進機構 https://robot-friendly.org/
2022年9月、あらゆるタイプの施設においてロボットの導入を実現するため、ロボットフレンドリーな環境(ロボットを導入/運用しやすい環境)の構築を支援することを目的に、ロボットのユーザ企業が主導して設立された団体。各テクニカルコミッティ(TC)にて、規格やガイドラインの発行等を行っています。
RoboticBase®のAPIを介して連携できる環境を実現
現在さまざまな産業や業態に広がっているサービスロボットの活用および普及の可能性を更に広げることができます。
下記より、
標準API仕様(エレベーター連携,セキュリティードア連携)がダウンロードできます。
DX on RoboticBase®で実現する価値と創出
人とロボットの共生を実現し、企業の組織・業務・プロセス更には人の生活そのものに変革をもたらします。
顧客価値創造
各施設で非対面非接触による安全安心を担保し購買・移動・運搬をロボットが代行する事で充実した顧客体験の価値を創造
ビジネス変革
対面業務・単純作業をロボットに徹底的に集約する事でビジネスプロセスを変革し働き方改革を実現
ビジネス創出
異業種間の人とロボット、ロボットとロボットの連携による新たなビジネスモデルを創出
マーケット開拓
走る・飛ぶ・働くロボットとデジタル活用でビジネスを創出する事で新規マーケットへ進出
将来構想(ロードマップ)
現状は、施設内における複合業務ロボット管理までを対応し、
今後は、地域をまたがる複合業務ロボット管理を目指しています。
活用事例
①ロボットが活動しやすいロボットフレンドリーな環境構築を支援
活用事例1オフィスビルにおけるRobotic Transformation(RX)
オフィスビルでは清掃、運搬、案内、警備など人手不足の進む業務を、人とロボットとの役割分担をすることで、業務効率化やコスト削減を図ったり、ロボットによるビル内宅配等の新サービスの取込み等により、次世代型オフィス(スマートオフィス)へと変革し、Withロボットによる新しい時代の新しい働き方を実現します。エレベータや自動ドア等のビル設備とロボットとの連動によるロボットのオフィス内自律移動を可能にします。
②快適な次世代レストランのご利用体験を提供
活用事例2レストランにおけるRobotic Transformation(RX)
レストランでは、配膳・下膳業務や、案内業務を人とロボットとの役割分担をすることによる業務改善、ロボットならではの顧客とのコミュニケーションによる新たな顧客価値提供や、決済サービスとロボットとの連携等を提供します。
- 一定ルートをロボットは巡回(自律移動)し、レストラン利用者は近くにきたロボットに食器類を載せる。(下膳)
- レストラン利用者は自席からロボットを呼び、ロボットが席まで移動し、料理を提供する。(配膳)
- 自席で、料理を注文、決済サービスによる支払いを完了する。(決済)
TISのロボットシステム導入支援の流れ
ニーズに沿ったサービスロボットと、IoTやAI技術を組み合わせ、サービスロボットが人の業務を代行・分担する環境や仕組みを構築するための企画・検証から、導入・運用までを3つのマルチロボットサービスで支援。