顧客のよくある不満
興味がない商品のクーポンが送られてくる
購入商品と同じジャンルの情報はもう不要
解決のヒント
購買行動を分析して、提供する情報をパーソナライズ
同じ情報を顧客に一斉配信した場合、購入につながる確率は低く、満足度低下にもつながりかねません。一人ひとりが「どの商品に興味があるのか」「好きな製品ジャンルは何なのか」等を可視化し、個別最適したレコメンドやクーポン送信を行うことがコンバージョン向上のカギとなります。
仕組みづくりの第一歩が、ECサイトやコンタクトセンターなどの顧客接点で入手した大量のデータを蓄積するプラットフォーム(DMP、CDP等)の構築です。蓄積されたデータを正しくクレンジング(形式の統一)し分析ツールにかけることで、顧客一人ひとりの趣味嗜好を明らかにすることができます。
分析結果に基づき、個別最適した情報を提供する際、MA(マーケティングオートメーション)ツールが有効です。これは、あらかじめ立案したプラン・スケジュールに基づき、メッセージ通知やクーポン送信などを自動的に実行する仕組みで、情報送信の省力化に役立ちます。
※DMP:データ・マネジメント・プラットフォーム CDP:カスタマ・データ・プラットフォーム
ショップに在庫がなくても
「来店客に安心して買ってもらえる」販売改革を【前編】
アパレルや化粧品など、店舗への来店・接客を前提としたビジネスモデルは、長期化するコロナ禍の中で事業プランの見直しを迫られています。 多くの企業がEC化率の向上に注力する中、次の挑戦テーマとなるのが、オンライン・オフラインを問わず「すべての販売チャネルで欠品がなく安心して商品が買える」心地よい購買体験の提供です。 今回は、ECに対する消費者意識の変化と、リアル店舗とECサイトで在庫情報を一元化する意義について考えてみます。