パーソナルデータ利活用サービス

概要
パーソナルデータ利活用サービスは、高セキュリティなパーソナルデータ管理機能・認証/ユーザ管理・同意管理を中心に、お客様ひとりひとりへのレコメンド/マッチング機能をベースコンポーネントとしたマーケティングサービスです。
企業様ごとのビジネスモデルに応じて、TISの様々なサービス/ソリューションとの組み合わせや、データ品質改善及び、企業様内部の個別システムとのインテグレーションにより、パーソナルデータ活用による新たな価値を創出します。
また、情報銀行/データ取引所との連携、第三者へのデータ提供管理など、高度なパーソナルデータ利活用にも対応します。
お客様の課題
こんな課題を解決します
- Webサイトやモバイルアプリ等、多様化する顧客接点で取得可能なパーソナルデータを活用するためのステップがわからない
- プライバシー保護の各種規制に対応しながら、パーソナルデータのマーケティング活用を検討したい
- 取得したパーソナルデータを効果的に活用し、新たなサービスの創出等、ビジネスの拡大を狙いたい
全世界的なパンデミックの影響を受けてパーソナルデータのデジタル化が加速しています。
パーソナルデータの利活用はビジネス視点でも生活者視点でも最重要テーマのひとつです。
一方で、GDPR・CCPA・個人情報保護法等の法規制、脱Cookieなどのマーケティング潮流の変化等、プライバシーの未来に関する議論は混迷を深めています。
しかし、個人情報のデジタル化が止まらないことは確実で、個人のプライバシーを十全に守られた上で、それが「自分自身のため」や「社会のため」に細かく制御されながら、有意義に利活用されることがより重要になります。

パーソナルデータの利活用を狙う事業者・自治体が取り組むべきテーマは3つ。
テーマ1、テーマ2を優先的に進め、さらに広げてテーマ3を検討していくことが効果的なステップと考えます。
テーマ1
パーソナルデータ取得時の同意管理
パーソナルデータ取得時の同意管理は、事業者・自治体が最低限取り組まなければならないテーマです。TISでは、ガバナンス管理のため個別の同意管理から、ソリューション導入まで合わせて提案可能です。
テーマ2
パーソナルデータ利活用による価値創出
取得した事業者・自治体はデータ利活用することによるユーザーへの価値還元を行うことで、新たな価値が創出され、さらなる利活用ビジネスの展開が狙える、まさに最も注力すべき領域です。
テーマ3
パーソナルデータの第三者提供
プライバシーをめぐる国内外の動向に配慮しつつ、次に検討を開始すべきテーマです。サービスデザインから情報銀行やデータ取引所、外部事業者との連携を含めご提案が可能です。
サービス全体像
パーソナルデータ利活用サービスは、高セキュリティなパーソナルデータ管理機能・認証/ユーザ管理・同意管理を中心に、お客様ひとりひとりへのレコメンド/マッチング機能をベースコンポーネントとしたマーケティングサービスです。
企業様ごとのビジネスモデルに応じて、サービスデザインコンサルから、ペイメント、マーケティング、ヘルスケアサービス、DXアプリ/地域ウォレットなど、TISの様々なサービス/ソリューションとの組み合わせや、データ品質改善及び、企業様内部の個別システムとのインテグレーションにより、パーソナルデータ活用による新たな価値を創出します。
また、情報銀行/データ取引所との連携、第三者へのデータ提供管理など、高度なパーソナルデータ利活用にも対応します。

パーソナルデータ利活用サービスで実現できること
1.パーソナルデータの高度にセキュアな取り扱いを標準で提供
パーソナルデータ利活用ソリューションは、「情報銀行(※1)」等のテクノロジーであるPersonal Data Store等を核にOAuth/OpenIDConnect等の認証基盤と暗号鍵管理の仕組みを組み合わせ、パーソナルデータをセキュアに取り扱うためのアーキテクチャ(※2)に準拠したソリューションを標準でご提供します。

2.パーソナルデータ利活用による価値創出を柔軟な個別対応により実現
エンドユーザーから直接同意を得て取得したパーソナルデータを元に、ポイントやバリュー等に加え、パーソナライズしたレコメンドやマッチング提案等、データ提供者であるエンドユーザーへの価値還元を実現します。
パーソナルデータを利活用すること自体に価値を創出し、さらなる利活用ビジネスの展開をサポートします。
3.パーソナルデータの第三者提供を見据えて今後の構想をご支援
データの提供先や提供データそのものの分類等、第三者提供をビジネス化するための最適化(サービスデザイン)のご支援だけでなく、外部の情報銀行やデータ取引所とのシステム連携の検討も含め、自社で情報銀行を構築したい事業者をご支援します。
ユースケースのご紹介
パーソナルデータ利活用サービスで実現できるユースケースの一例をご紹介します。
ユースケース:ペルソナを活用した人とスポットのマッチング
「パーソナルデータ利活用サービス」を活用して、マップに写真/感情タグを連携させることができます。
街の散策の際に、スマホアプリで写真や写真に紐づく感情タグを登録し、ペルソナタイプごとの人気スポットや好みの感情タグが集中している散策ルートなどをレコメンドすることが可能です。
さらに、各ユーザーの同意管理に基づき、ペルソナバンクからペルソナ情報や各種投稿情報などを第3者事業者に提供し、マーケティングへのデータ活用も実現します。

マーケティング活用例
上記でご紹介したマーケティング活用については、第3者事業者だけでなく、自社のマーケティングとしても活用することが可能です。
- ペルソナ情報に基づき、人と店舗、人と店員をマッチング
- 食事データ等のパーソナルデータに基づき、人と商品をマッチング
ソリューションコンポーネントについて
下記コンポーネント群をベースとしつつ、課題解決のためのインテグレーションをご提案できます。

【1】PDS(Personal Data Store)
PDS(Personal Data Store)は個人起点・個人主導のデータコントロールを実現するためのパーソナルデータ管理のための高セキュリティな基盤システムになります。
TISでは、Data Sign社のpaspit for X(*)等を活用しPersonal Data Storeを実現し、ユーザー個人の購買履歴等のデータを本人の意思の元で活用できます。

(*)paspit for XはDataSign社により提供されているPDS内蔵の情報銀行プラットフォームです。
DataSign社のpaspitは一般社団法人 日本IT団体連盟より「情報銀行」認定を取得しております。
【2】リコメンドコンポーネント
エンドユーザのパーソナルデータのペルソナを定義し、店舗/商品/店員などの属性情報とマッチングするレコメンドエンジンを提供します。

関連サービス
地域ウォレットサービス/ID決済プラットフォーム
https://www.tis.jp/service_solution/payment-platform/
ホワイトペーパー
「ユニファイドコマース」って何?
市場背景、マーケティング手法の変遷、ユニファイドコマースの市場調査、データ利活用の視点などこれを読めば「ユニファイドコマース」の全てがわかります!
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