マイグレーションサービス
「マイグレーションサービス」概要
TISの独自リライト技術「Xenlon~神龍 Migrator」を活用したリライトマイグレーションサービスを提供
TISの独自リライト技術「Xenlon~神龍 Migrator」と「実績に基づくナレッジとノウハウ」を活用して、レガシーな言語(COBOL、PL/Iなど)からJavaへのリライトマイグレーションを実現し、オープン環境へ移行。業務ロジックの100%を自動変換すると共に、メインフレームと同等以上の処理性能を実現します。
「Xenlon~神龍 Migrator」の特長
「Xenlon~神龍 Migrator」は、大規模レガシーシステムのマイグレーションにおいて、レガシー言語をJavaにリライトするために開発された変換ツールです。レガシーな言語の仕様をJava上で再現することで、マイグレーションにおけるリライトの適用率の最大化を実現しています。
「Xenlon~神龍 Migrator」は、変換ツール、実行時ライブラリ、分析ツールの3つの構成で、高い再現性、保守性の確保、動作性能への考慮を実現したソースコードの自動生成をおこないます。
メインフレーム以上の性能実現
COBOLなどの言語からJavaに変わることで、性能に不安を抱くお客様もいます。
「Xenlon~神龍 Migrator」を利用すれば独自のメモリキャッシュ機構等様々な特許取得技術により、メインフレーム同等以上の性能を実現します。
業務ロジック100%自動変換
従来のリライトツールは、変換率が低く、変換前後でプログラムの動作が異なってしまう課題がありました。
「Xenlon~神龍 Migrator」は、従来のリライトツールの課題を解決し、業務ロジックの100%を自動変換でき、高い再現性を実現しています。
独自技術により保守性を実現
「Xenlon~神龍 Migrator」は、独自の変換技術により高い可読性を実現し、変換後の保守性を確保します。
変換ツール | 変換元プログラムからJavaプログラムを生成するツール |
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実行時ライブラリ | 変換元言語特有の動作仕様をJavaで再現したライブラリ 変換ツールにより生成したJavaプログラムは、本ライブラリとセットで動作する |
分析ツール | 変換条件を整備するために、変換元プログラムに対し分析を行うツール群 |
対応言語 | COBOL、PL/I、Easytrieve Plus |
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※対応言語は今後も拡張予定
「Xenlon〜神龍 モダナイゼーションサービス」による適用実績
「Xenlon〜神龍 モダナイゼーションサービス」による変換対応・適用実績となります。
※下表に記載されていない対象の場合でもご相談ください。
メーカー | IBM | 富士通 | NEC | 日立製作所 | ||||
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OS | OS/390, z/OS | XSP | MSP | ACOS2 | ACOS4 | VOS1 | VOS3 | |
開発言語 | COBOL PL/1 EASYPLUS |
COBOL PL/1 EASYPLUS |
COBOL COBOL/S |
COBOL PL/1 EASYPLUS |
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ジョブ 制御言語 |
JCL | JCL | JCL | JCL | ||||
DC | CICS | IMS/DC | AIM/DC | VIS | VISⅡ | DCCM3 | ||
DB | DB2 | IMS/DB | AIM/RDB AIM/NDB |
RIQS ADBS |
XDM/RD XDM/SD |
*IBM、富士通、NEC、日立製作所、及び各製品等の名称は各社の社名に帰属し各社の登録商標となります。
リライトマイグレーションのメリット
メインフレームのオープン化が進まない理由の1つに、機能の追加や改良を繰り返してきた結果、システムが複雑化、肥大化し、対応が難しくなってしまっていることが挙げられます。
オープン化に失敗した場合の基幹業務に与える影響を考え、オープン化の重要性を感じながらも仕方なくメインフレームを使い続けている企業が多く、失敗してしまうケースは少なくありません。
しかしながら、メインフレームを使い続けることは、HW/SW費用・保守費用コストの増大(旧言語の技術者不足)、業務改善スピードの低下、新たなビジネスチャンスへの柔軟性低下等といった様々な課題を残すことになり、「2025年の崖」以降の経済的損失に繋がりかねません。
「リライト」でレガシー言語をJava化し、オープン環境へ移行することで、こうした問題の直面を回避することが出来、スピードが求められるビジネス革新への対応をスムーズに実現できます。
TISでは、圧倒的な変換率を誇るリライトツール「Xenlon~神龍 Migrator」を活用し、短期間でのマイグレーションを成功させ、システムのエンハンスを確実に推進し、マイグレーションの適用範囲を最大限に活かす段階的アプローチでお客様のDX推進を支援しています。
「マイグレーションサービス」サービス内容
移行元システムの現状分析、アプリケーション移行、テスト、移行作業の全工程を実施するサービスです。
TISがこれまで蓄積してきた大規模レガシー・マイグレーションのナレッジを活用し、お客様のマイグレーションを支援します。
※マイグレーションの進め方でお困りの方は「アセスメントサービス」をご利用ください。
Step1:現状分析
現物に基づく分析を実施し、資産を識別・分類します。
(資産調査・棚卸し・アプリ移行方針策定・移行/テスト戦略策定/事前検証(Migrator適合性))
▼ポイント
- 移行資産の特定・不要資産の排除
- オープン化において考慮が必要な環境差異の洗い出し
- Migratorチューニング箇所の特定(必要に応じて)
Step2:開発&変換
アジャイル手法を取り入れたアプリケーション開発・構築
(変換(リライト)・部品開発(リビルド)・テスト/移行などの各種ツール開発・事前検証(アプリケーション機能))
▼ポイント
- Migratorチューニングによる精度の向上(必要に応じて)
- 環境差異(DBアクセス・文字コードなど)を吸収するための部品開発
Step3:テスト&移行
アプリケーション品質検証とデータ移行
(新旧比較テスト・結合/統合テスト・移行リハーサル・保守定着支援)
▼ポイント
- 新旧比較方式による単体品質確保
- テスト実行自動化による作業効率化
- 段階的な移行リハーサルによる品質積み上げ
基盤移行Step:基盤・運用構築(基盤移行)
基幹システム向けクラウドプラットフォーム提供サービスへのサーバ基盤、運用基盤の移行
サービス全体の流れについて
「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」製品ラインナップ
「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」シリーズはTIS独自のリライト手法によるマイグレーションを中心としたモダナイゼーションサービスで企業のDX推進をご支援します。
①アセスメントサービス | リライトによるモダナイゼーションを検討中の企業様に対して「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス」を活用したプロジェクト推進の『実現性』と『実効性』を検証します。実際に「動くアプリケーション」として、事前検証を行うことでリスク・課題を洗い出し解決策を立案することで、マイグレーション開始前にリスク低減を行います。 >詳細はこちら |
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②マイグレーションサービス | TISの独自のリライト技術「Xenlon~神龍 Migrator」を活用して、レガシーな言語(COBOL、PL/Iなど)からJavaへのリライトを実現し、オープン環境へ移行します。業務ロジックの100%を自動変換すると共に、メインフレームと同等以上の処理性能を実現します。 >詳細はこちら |
③システム拡張・DX計画立案サービス | 当サービスはマイグレーション工程と並行してシステム拡張・DX推進の検討を進めながら必要に応じてマイグレーション工程に要件をフィードバックします。これにより、マイグレーション後、システム拡張・DXの恩恵を受けるまでのリードタイムを最小化します。 >詳細はこちら |
④システム拡張・DX導入サービス | システムの正常稼働を保つためのメンテナンスをはじめ、オープンシステムの手法を有効活用した安全なリファクタリングやシステム拡張によるシステム改善・変革を支援。また、企業戦略に応じて効果的で確実なシステム拡張・DX導入をご支援します。 >詳細はこちら |
⑤その他:Open COBOLのモダナイゼーション | TISでは、UNIXサーバを利用している企業のOpen COBOL基幹システムのモダナイゼーションを支援する「Xenlon~神龍 モダナイゼーションサービス Lite(以下、Xenlon~神龍 Lite)」を提供しています。オープン環境で稼働するOpen COBOLのモダナイゼーションに対してのアセスメントから、マイグレーション、マイグレーション後のシステム拡張やDX推進支援まで行います。 Open COBOLのモダナイゼーションはメインフレームからのモダナイゼーションと比較してアーキテクチャ難易度が低く、テスト工程におけるリスクも少ない為、低価格・短納期でのサービス提供が可能となります。 >詳細はこちら |