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経費精算システムとは|機能やメリット、選び方のポイントを表で解説

公開:2026年3月

■目次

紙やExcelを中心とした経費精算業務を続けている企業では、申請内容の入力ミスや承認の遅延、経理部門での転記作業など、非効率な状況が発生しやすくなります。加えて、電子帳簿保存法やインボイス制度といった法改正への対応、リモートワーク環境下での業務継続など、従来の運用に限界を感じている企業も少なくありません。

こうした課題を解決する手段として注目されているのが「経費精算システム」です。経費精算システムの導入により、申請から承認、会計処理、証憑保存までの一連の業務をデジタル化・自動化でき、業務効率化とガバナンス強化を同時に実現することができます。

この記事では、経費精算システムの概要や主な機能、自社に合ったシステムの選び方、費用相場まで分かりやすく解説します。これから導入を検討する企業は、システム選定や要件整理にぜひ参考にしてください。

1. 経費精算システムとは

経費精算システムは、従業員が立て替えた交通費や出張費、交際費などの経費について、申請・承認・精算・会計処理までを一元管理できる仕組みのことです。従来は紙の申請書やExcelを用いて手作業で行っていた処理を、システム上で完結させることができます。

単なる入力ツールではなく、申請フロー全体を可視化し、自動化できる点が大きな特徴です。承認ルートの設定や証憑管理、仕訳データの作成までをカバーすることで、経理担当者の負担を軽減すると同時に、内部統制の強化にも寄与します。

また、経費精算システムにはクラウド型とオンプレミス型があります。近年は導入スピードが早く、法改正をはじめとしたビジネス環境の変化にも柔軟に対応することができる、クラウド型(SaaS)が主流です。

クラウド型はインターネット環境があれば利用でき、AIなどの最新技術を取り入れた機能改善が継続的に行われる点もメリットといえます。

2. 経費精算システムの主な機能

経費精算システムには、経費処理に関わる業務を効率化・自動化するための多彩な機能が搭載されています。全てのシステムが同じ機能を備えているわけではありませんが、導入検討時には以下のような代表的な機能を理解しておくことをおすすめします。

2-1. 申請・承認ワークフロー機能

申請・承認ワークフロー機能は、経費精算システムの中核となる機能です。申請者が入力した経費申請を、あらかじめ設定したルールに基づいて上長や経理部門へ自動で回付します。

組織階層や役職、金額条件に応じて柔軟な承認ルートを設定できるため、承認漏れや属人化を防ぐことが可能です。また、承認状況がリアルタイムで可視化されることで、どこで申請が滞っているのかを把握しやすくなり、意思決定のスピード向上にもつながります。

具体的なワークフロー設定については、以下のページも参考にしてください。

汎用ワークフロー・UI設定

2-2. 領収書電子化・AI-OCR自動読取

領収書の電子化とAI-OCRによる自動読取機能は、入力作業を大幅に削減することができる機能です。スマートフォンやスキャナーで領収書を撮影・アップロードするだけで、金額や日付、店舗名などを自動でデータ化することが可能です。

これにより、申請者の手入力によるミスを防止するだけでなく、紙の保管が不要となり、電子帳簿保存法への対応も容易になります。監査時の証憑提出や検索もスムーズになることで、経理部門の負担軽減に大きく貢献します。

領収書電子化やAI-OCRの詳しい機能・メリットについては、以下のページをご覧ください。

Spendia AI機能

2-3. 法人カード・交通系ICカードとの連携

法人カードや交通系ICカードとの連携機能を活用すると、利用明細を自動で取得し、経費申請データとして反映することが可能です。申請者が一件ずつ入力する必要がなくなり、申請者の入力工数と記載ミスや承認者のチェック工数を大幅に削減できます。

カードの利用履歴を可視化できることは、不正利用の抑止や経費状況の把握にも役立ちます。出張や立替精算が多い企業では、従業員の利便性向上にもつながる機能です。

乗換案内システムや交通系ICカードとの連携機能については、以下のページでも解説しています。

交通費精算

コーポレートカード連携

2-4. 会計システム・ERPとのデータ連携

経費精算システムは、会計システムやERPと連携することで真価を発揮するといえます。承認済みの経費データをそのまま会計システムへ連携し、自動で仕訳を生成できるため、二重入力の防止が可能です。

さらに、勘定科目や部門コードのマッピングを事前に設定しておくことで月次決算処理のスピードが向上することも期待できます。会計システムと連携するためのデータ作成にかかる作業負担が軽減されることで、経理担当者は自動で仕訳されたデータの確認作業に専念できるようになります。

会計システムや人事システムとの連携について、詳しくは以下のページも併せてご覧ください。

自動仕訳・周辺システム連携

2-5. クラウド型(SaaS)システムの活用

多くの経費精算システムはクラウド型(SaaS)として提供されています。クラウド型の特徴は、システムへのインストールやサーバーの構築が不要で、ブラウザや専用アプリからすぐに利用できる点です。

法改正への対応やセキュリティ強化もベンダー側で継続的に行われるため、社内での運用負荷を抑えることができます。リモートワークや多拠点展開を行う企業にとって、場所を選ばず利用できる点は大きなメリットです。

2-6. 仕訳自動生成と税区分管理(税込・非課税など)

経費精算システムでは、入力された情報をもとに仕訳や税区分を自動判定することが可能です。支払先や用途に応じて勘定科目や消費税区分を自動で割り当てることで、経理処理業務の属人化を防ぎます。

消費税・非課税・不課税といった複雑な税区分にも対応できるため、税務リスクの低減にもつながります。経理担当者のチェック工数を減らしつつ、正確性を高められる点が特徴です。

3. 経費精算システムのメリット

経費精算システムを導入することで得られる効果は、単なる業務効率化にとどまりません。日々の経費処理を起点として、コスト削減やガバナンス強化、働き方改革、さらには経営判断の高度化まで、企業活動全体に好影響をもたらします。ここでは、代表的なメリットを紹介します。

3-1. 業務効率化とコスト削減

最大のメリットは、経費精算業務にかかる工数を大幅に削減できる点です。紙やExcelでの運用では、申請内容の適不適や合理性の確認、領収書の突合、金額の検証、仕訳入力、振込処理など に多くの時間を要しますが、システム化によりこれらの作業を自動化することができます。

申請・承認フローが可視化されることで承認の滞留が減り、経費処理全体のスピードが向上します。また、AI-OCRやカード連携によって入力作業そのものが削減されるため、経理担当者だけでなく申請者の負担軽減につなげることも可能です。結果として、業務時間の短縮による人件費削減や、再処理・修正作業の削減といったコスト面での効果が期待できます。

3-2. ガバナンス強化と不正防止

経費精算システムは、内部統制の強化にも大きく貢献します。申請から承認、精算までの履歴が全てシステム上に記録され、「誰が、いつ、どのような経費を申請・承認したのか」を後から正確に追跡できるためです。

二重申請や規程外経費を自動的に検知する機能を活用すれば、不正や誤申請を未然に防ぐことにつながります。紙ベースの運用では属人的になりがちなチェック作業を、ルールベースで標準化できる点は、監査対応の観点でも大きなメリットといえます。

経費精算システムの不正検知や違反チェックの機能については、以下のページも参考にしてください。

規程違反チェック・不正検知

3-3. ペーパーレス化・リモートワーク対応

経費精算システムの導入は、ペーパーレス化の推進にも直結します。領収書や申請書の電子化により紙の保管やファイリングが不要になれば、保管スペースや管理コストを削減することができます。

また、スマートフォンやクラウド環境に対応したシステムなら、出張先や自宅からでも申請・承認が可能です。リモートワークが定着する中、場所を問わず経費精算・処理業務を行うことができる体制は、従業員の働きやすさ向上にもつながります。将来的な働き方の変化にも柔軟に対応できる点もポイントの一つです。

スマートフォンとの連携によるメリットは、以下のページで詳しく紹介しています。

スマートフォン対応

3-4. データ活用による経営判断の迅速化

経費精算システムに蓄積されるデータは、経営判断に活用できる貴重な情報資産です。部門別・プロジェクト別・費目別など、さまざまな切り口で経費を可視化することで、コスト構造の把握や、無駄な支出の有無を容易に確認できるようになります。

リアルタイムで経費状況を把握できれば、予算超過への早期対応や、コスト削減施策の立案にも役立ちます。経費精算を「単なる事務処理」から「経営データの収集・分析基盤」へと進化させられる点は、システム導入の大きなメリットです。

経費予算管理・レポート分析

4. 経費精算システムのデメリット

多くのメリットがある一方で、経費精算システムには把握しておくべき注意点も存在します。導入前にデメリットを理解し、適切な対策を講じることが成功の鍵となります。

4-1. 初期導入コスト・運用負荷

経費精算システムの導入には、初期費用や月額費用が発生します。加えて、初期設定やマスタ登録、従業員への教育など、一定の運用負荷がかかる点にも考慮が必要です。

特に導入初期は、従来の運用と並行して作業が発生するケースも多く、短期的には負担が増える恐れがあります。そのため、削減できる工数やコストを見据えたROI(投資対効果)を意識し、段階的な導入計画を立てることが重要となります。

4-2. 社内ルール整備・定着

システム導入だけで、企業の抱えている課題が解決するわけではありません。経費規程や承認ルールが曖昧なままでは、申請内容にばらつきが生じ、かえって混乱を招く恐れがあります。

導入に合わせてルールを明文化し、社内説明会やマニュアル整備を行うことで、現場への定着を図る必要があります。運用開始後も、利用状況を確認しながらルールや設定を見直すなど、継続的な改善が欠かせません。

4-3. 全ての業務がシステム化できるわけではない

経費精算システムを導入しても、役員経費や海外出張、その他特殊な精算など、すべてを自動化しきれないケースがあります。
しかし、カスタマイズ可能な経費精算システムを選択すれば、システムに取り込める工程は全てデジタル化することができ、従来は完全に自動化することは難しいと思われていた業務領域においても、大きな業務効率化をもたらすことが可能です。

また、人事・購買・勤怠など他システムとの連携状況によっては、一部手作業が残ることもあります。システム化できる領域と、人の判断が必要な領域を事前に切り分け、現実的な運用設計を行うことが重要です。

5. 経費精算システムの選び方

経費精算システムは多機能化が進む一方で、企業が実際に必要とする機能は規模や運用フローによって異なります。そのため、単に売れている製品を選ぶのではなく、自社の課題や目的に適したシステムを選ぶことが重要です。

ここでは、選定の際に重視すべき5つのポイントを紹介します。

5-1. システムの使いやすさと操作性

経費精算システムの使いやすさは、導入効果に直結する重要な評価軸です。日常的に利用するのは現場の従業員や承認者であり、操作性が低いと定着や運用のスムーズさに支障が出てしまいます。

導入前には、経費申請・承認・領収書アップロードといった基本操作が直感的にできるかどうかを確認しましょう。初めて利用するユーザーでも迷わず使える設計であることに加えて、スマートフォンやタブレットでの操作がしやすいことは、特に外出や出張の多い職種では重要な観点です。

また、実際の操作感はデモや無料トライアルを通じて現場担当者にも触れてもらい、現状の運用フローに馴染むかどうかチェックするプロセスを設けることをおすすめします。

5-2. セキュリティと法令対応

経費精算システムは、従業員の個人情報や支払データなどセンシティブな情報を扱います。そのため、セキュリティ機能の充実度は選定において妥協できないポイントです。

具体的には、アクセス権限管理やデータ暗号化、ログ管理、認証機能(シングルサインオンや多要素認証)などを確認します。特に、内部統制や監査対応を重視する企業では、これらの機能が標準装備されていることが重要です。

セキュリティ

法令への対応も重要な評価軸です。電子帳簿保存法やインボイス制度といった最新の税務法規に対応しているか、また、法改正時のシステムアップデートが迅速に行われるかどうかを確認しましょう。クラウド型(SaaS)システムであれば、ベンダー側で継続的に法令対応を行ってくれるケースが多く、運用負荷の軽減にもつながります。

クラウド型経費精算システムによる電子帳簿保存法やインボイス制度への対応については、以下のページも参考にしてください。

電子帳簿保存法対応

インボイス制度対応

5-3. 既存システムとの連携性

経費精算システムを導入する際、会計システムやERP、人事給与システムとの連携性は業務効率化におけるポイントの一つです。連携がスムーズであればデータを手作業で転記する必要がなくなり、ヒューマンエラーの削減と業務時間の短縮に期待ができます。

例えば、会計システムとのAPI連携やCSVエクスポート機能の有無、カード会社の明細データや交通系ICカードの履歴の取り込み可否などを確認します。また、データのフォーマットや更新頻度、連携時のエラー処理方法とログ確認手段についてもチェックが必要です。

導入前にベンダー側と連携サンプルやテストデータで検証するフェーズを設けると、連携によるトラブルを未然に防ぐことができます。

連携できる外部サービスの例は、以下のページでご覧ください。

入力サポート機能・外部サービス連携

5-4. サポート体制と運用支援の充実度

経費精算システムは導入して終わりではなく、運用を開始してからが本番です。導入時の設定支援や教育、運用初期のトラブルシューティングなど、ベンダーのサポート体制が定着度を左右します。

確認したいポイントは、サポート窓口の種類(電話・メール・チャットなど)や対応時間、担当者のレベルなどです。また、導入後に役立つマニュアルや動画、FAQ、定期的なウェビナーといった学習コンテンツが提供されているかどうかも選定材料として挙げられます。

さらに、ベンダーが運用定着までの伴走支援をどの程度行ってくれるかもポイントです。システムに不慣れな組織では、初期のフォローによって定着スピードが大きく変わるといえます。

5-5. コストと導入効果のバランスを考える

経費精算システムのコストは、初期費用だけでなく月額費用、ユーザー数課金、オプション機能やサポート費用など多岐に渡ります。単純に「月額費用が安いから」という理由だけで選んでしまうと、追加機能や運用負荷によってトータルコストが膨らむ場合があります。

そのため、初期費用・月額費用・運用コスト・サポート費用を総合的に比較し、導入後の効果(残業時間削減・ミス削減・会計処理の迅速化など)とのバランスを評価することが重要です。社内でROIの試算を行い、導入判断の根拠を数値化しておくと、経営層への説得力も高まります。

5-6. 経費精算システムの選び方のポイント一覧表

上記で紹介した経費精算システム選定時に検討すべき主要な評価項目とチェックポイントを、以下の表にまとめました。比較検討を行う際のテンプレートとして活用してください。

評価領域 チェックポイント 判断基準
柔軟性 カスタマイズ性の高さ 企業特有の規程や承認プロセスに柔軟に対応できる
UI/UXの直感性 初心者でも迷わず操作できる
モバイル対応 スマホでの申請/承認が快適
グループ・グローバル対応 テナント管理、コストセンター管理、多言語・多通貨対応、レート換算
拡張性 最新技術の活用 AI機能連携など
定期バージョンアップ バージョンアップの頻度
セキュリティ アクセス権限・暗号化 内部統制基準に適合
法令対応 最新制度対応可否 対応可否及びタイムリーさ
連携性 会計/ERPとの接続 API/連携ログの確認
カード/IC連携の有無 自動取込で入力削減可能
サポート 導入支援の範囲 設定・教育の支援がある
運用サポートの体制 複数チャネルで迅速対応
コスト 初期/月額/追加費用 導入効果とのバランス

6. 経費精算システム導入費用の相場

経費精算システムの導入費用は、提供形態や機能範囲、ユーザー数などによって幅がありますが、一般的な傾向として次のような相場感があります。

まず、導入時の初期費用はクラウド型とオンプレミス型で大きく異なります。クラウド型は初期費用を抑えやすく、中小企業でも数万円から数十万円程度で導入可能です。

一方で、オンプレミス型ではサーバー構築やカスタマイズが必要になるため、数百万円規模に上ることも珍しくありません。導入時には、設定・マスタ登録・教育費を含めて、全体の初期コストを月額費用の3~6ヶ月分程度で見積もる企業が多い傾向にあります。

月額費用は、利用ユーザー数や機能要件によって変動しますが、1ユーザー当たり500~1,000円程度が目安です。例えば社員100人規模であれば、月額5万~10万円程度の費用感となり、AI-OCRや外部連携機能を追加するとさらに単価が上がる場合もあります。

加えて、オプション費用や保守・サポート費用が別途発生するケースもあります。電子帳簿保存法対応や高度な分析機能、セキュリティ機能などの追加に対して、月額費の10~20%程度のオプション費が発生する場合があるため、事前に見積り項目を精査することが大切です。

7. クラウド型経費精算システムSpendiaについて

経費精算システムの導入において重要なのは、単に機能が豊富であることではなく、自社の業務フローや運用方針にどれだけ適合するかという点です。クラウド型経費精算システム「Spendia」は、経費精算業務の自動化とガバナンス強化を両立し、多くの企業に選ばれています。

7-1. Spendiaとは

Spendiaは、TIS株式会社が提供するクラウド型(SaaS)の経費精算システムです。経費申請から承認、精算、会計仕訳、証憑保管までを一元的に管理でき、紙やExcelに依存した従来の運用からの脱却を支援します。

クラウド型のため、インターネット環境があれば場所を問わず利用できる点、法改正や機能改善にも自動的に対応できる点が特徴です。電子帳簿保存法やインボイス制度といった日本特有の法制度にも対応しており、コンプライアンスを重視する企業にとって安心して利用できる設計となっています。

また、経費精算業務をERPのフロントとして位置づけ、会計システムや周辺システムとの連携を前提に設計されている点も、Spendiaの強みの一つです。

ERPフロントとしての機能の詳細は、以下のページをご覧ください。

ERPフロント

7-2. Spendiaの主な機能

Spendiaは、経費精算に必要な業務を幅広くカバーしつつ、企業ごとのルールや運用に柔軟に対応できる機能を備えています。

経費申請・承認ワークフローでは、金額や費目、部門に応じた承認ルートをノンプログラミングで設定することができます。代理申請や合議にも対応しており、複雑な組織構造を持つ企業でもスムーズに運用することが可能です。

グループ・グローバル管理

Spendiaは最新の生成AI機能も搭載しています。例えば領収書のAI-OCR読取機能では、スマートフォンで撮影した証憑から金額や日付を自動で読み取り、入力作業を大幅に削減します。電子帳簿保存法の要件(真実性・可視性・検索性)にも標準で対応しており、監査対応の負担軽減にもつながります。
また、AI検印機能では、ワークフローに配置されたAI検印機能が伝票をモニタリングし、設定した規則に基づき、生成AIを利用して伝票と蓄積された各種 データとの比較チェックを実施します。AIエージェントが経理担当者の指示に従い検印チェックを代行し、申請不備を発見すると申告者へ報告・差戻しまで対応することで、チェック作業の削減や二重申請、経費不正などのガバナンスリスクの削減など、大幅な業務効率化を実現します。
さらに、法人カードや交通系ICカードとの連携により、利用明細を自動で取り込み、経費申請データとして反映することが可能です。会計システムやERPとのAPI・CSV連携にも対応しているため、仕訳作成から会計処理までを効率的に進めることができます。

7-3. Spendiaの強み

Spendiaは「Fit to Company」という思想に基づいた、柔軟性の高さが強みです。企業ごとに異なる経費規程や承認フローを、追加開発を行わずに設定できるため、システムに合わせて業務を変更する必要がありません。

また、日本企業特有の業務要件への対応力も評価されています。「駅すぱあと」との連携による経路検索や定期区間控除、仮払・立替処理、源泉徴収税対応など、実務に即した機能が充実しています。電子帳簿保存法やインボイス制度にも標準対応しており、法令対応をシステム任せにできる点は大きな安心材料です。

加えて、TISによる導入設計から運用・保守までの一貫したサポート体制も、Spendiaの強みといえるでしょう。大規模企業や複雑なシステム構成を持つ企業でも、安心して導入を進めることができます。

8. 経費精算システム導入までの流れ

経費精算システムの導入には、正しく定着させるための取り組みも重要です。段階的に進めることでスムーズな定着が可能です。Spendiaでも、以下のステップに沿って導入支援が行われます。

8-1. 現状把握と課題整理

経費精算システム導入の第一歩は、現状業務の把握と課題整理です。まず、申請から承認、経理確認、会計処理、証憑保管までの一連の流れを可視化し、どこに無駄や手間が生じているかを明確にすることが大切です。

紙やExcelでの手入力、重複作業、承認の滞留、入力ミスや差戻しの多発などは、業務効率の低下や従業員の負担増につながります。こうした課題を洗い出した上で「効率化」「ミス削減」「法令対応」など導入目的を明確にすることで、以降のシステム選定における判断軸が定まり、導入効果を最大化しやすくなります。

8-2. システム比較・選定

課題と導入目的が明確になったら、それらを解決できる経費精算システムの比較・選定に進みます。市場には多くの製品があるため、まずは自社が求めるポイントを基に絞っていくことが重要です。

申請・承認ワークフローの柔軟性や領収書OCR、法人カード連携といった機能面に加え、セキュリティ対策や電子帳簿保存法への対応、サポート体制なども確認します。「必須要件」と「あれば望ましい要件」に分けて整理すると、比較しやすくなります。

また、資料情報だけでなく無料トライアルやデモを活用し、操作性や業務効率化の効果を実務目線で確認することが大切です。関係部門と連携し、全社的な合意形成を進めることで導入後の定着につながります。

8-3. 導入準備・社内周知

導入するシステムが決まったら、次は運用開始に向けた準備フェーズに入ります。この段階では、システム設定と並行して、社内ルールの整理や周知を進めることがポイントです。

まず、経費精算ルールや承認権限を見直し、システムに登録します。曖昧なルールが残っていると、運用開始後に混乱が生じやすいため、必要に応じて規程の改訂も行います。併せて、導入スケジュールやデータ移行計画を策定し、テスト環境での動作確認を実施。特に、会計システムとの連携部分は本番前に十分な検証が欠かせません。

社内への入念な周知も必須です。説明会の実施やマニュアル、操作動画の配布などを通じて、従業員が迷わず使える環境を整えます。初期段階での丁寧な周知が、その後の定着度を大きく左右します。

8-4. 運用開始・定着支援

運用開始後には、トラブルが必ず発生します。初期対応を含めた定着支援をいかに行うかが重要になってきます。問い合わせへの対応や使い方のフォローを重点的に行い、従業員がスムーズに新しい運用に移行できるようなサポートが必要であることを覚えておきましょう。導入直後は、特に申請方法や承認操作に関する質問が集中しやすくなります。経理部門や情報システム部門をはじめ、サポート窓口が迅速に対応できる体制を整えることが求められます。

また、申請や承認の進捗状況を俯瞰して、特定の工程で滞留が発生していないか、といった定期的に全体の確認を行うことも欠かせません。異常を検知した場合、必要に応じて承認ルートや通知設定を見直すことで、業務の流れを改善することができます。

運用データを活用してボトルネックを可視化することで、より実態に即した改善が可能になります。運用が落ち着いた後も、半年に一度といった定期的なペースでルールや設定を見直し、業務内容や組織変更に合わせてアップデートしていくことが大切です。

まとめ 経費精算システムならSpendiaがおすすめ

経費精算システムの導入は、業務効率化やガバナンス強化、法令対応、データ活用を同時に実現する重要な取り組みです。

数ある製品の中でもSpendiaは、柔軟な設定と高い機能性、日本企業の実務に即した設計により、多くの企業にフィットするクラウド型経費精算システムといえます。現場の使いやすさと管理部門の統制を両立できる点は、Spendiaの特徴です。

また、承認ルートの柔軟な設定が可能な点や、ERPのフロントとして周辺システムとの連携を前提に設計されている点、最新のAI技術を活用できる点などは大きな強みとなります。

自社の経費精算業務を見直し、将来を見据えた運用体制を構築したいと考える企業は、Spendiaの資料ダウンロードや問い合わせを通じて、具体的な導入イメージをご確認ください。

Spendiaの公式サイトはこちら

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更新日時:2026年3月12日 16時41分