企業のクラウド活用を推進するCCoEとは?その役割とクラウド活用を推進する体制の作り方
\AWS活用内製化支援サービスはこちら/
目次
CCoE(Cloud Center of Excellence)とは?
CCoE(シーシーオーイー) は「Cloud Center of Excellence」の略称です。
企業がクラウドサービスを効果的に活用し、戦略的に導入・運用を推進するための専門的な組織を指します。
CCoEは、クラウド利用におけるベストプラクティスの確立・展開を担い、組織全体のクラウド戦略の中心的な役割を果たします。
AWSのCCoEとは?
AWSが提唱するCCoEも基本概念は同じです。
ただし、AWSが推奨するベストプラクティスやフレームワークをベースとしており、AWSを利用したクラウド戦略を円滑かつ安全に推進するために特化しています。
AWSのCCoEを導入すると、クラウド環境のセキュリティ管理、コスト管理、運用効率化などの面でより明確な成果を期待できます。
CCoEの体制構築を支援するTISのAWS関連サービス概要資料をダウンロード
CCoEチームの目的と役割
主に以下のような役割を担います。
・クラウド方針/ガイドラインの策定
・セキュリティとガバナンスの強化
・クラウド環境の最適化支援
・クラウドに関する社内教育やスキルアップ促進
・クラウドプロジェクトの評価&改善支援
CCoEチームの必要性
クラウドの導入・運用規模が拡大するにつれ、部門ごとのクラウド管理では非効率やリスクが増大します。
これらの課題を解決し、統一的なクラウド管理を実現するためにCCoEが求められています。
CCoE導入によるメリット
CCoEの導入で、以下のような既存課題を解決できます!
- クラウド利用基準の統一化・リスク低減
- クラウドコストの可視化と削減
- 導入スピードと運用の効率化
- クラウド人材の効果的な育成
CCoEチームの組織体制の作り方
CCoEにはどれくらいの人数が必要か?
導入時は小規模(5~10人)で構成し、クラウド利用状況に応じて拡大していくのが一般的です。
CCoEではどんな支援を行うのか?
- クラウド導入/移行支援
- セキュリティガイドライン策定
- 社内トレーニングや資格取得支援
どのようにCCoEを運用するのか?
CCoEの運用では、定期的な進捗確認、標準化の遵守状況モニタリング、改善フィードバックの仕組みを整備します。
CCoEのエンジニアに求められるスキル
- クラウド(AWS)専門技術
- クラウドセキュリティ知識
- プロジェクトマネジメント能力
- コミュニケーション能力
CCoEの体制構築を支援するTISのAWS関連サービス概要資料をダウンロード
CCoEチームの「活動内容と具体的な施策」
AWSの社内利用の標準化
- セキュリティポリシー/ガイドライン策定
- クラウド構成パターンやベストプラクティスの整備
社内情報発信・ナレッジ共有
- 社内AWSポータルサイト運営
- メールマガジンやウェビナーを通じた最新情報提供
社内のクラウド人材育成
- 定期的なトレーニング、資格取得支援制度の構築
- AWS認定資格の取得促進プログラムの実施
TISのCCoE体制構築支援について
支援の概要
TIS では、お客様企業の状況・ニーズに合わせ、CCoE 体制構築を一貫してサポートします。
戦略設計から運用まで、幅広い支援が可能です。
WHY TIS?~TISが選ばれる理由~
最後に ~効果的なCCoEで企業の競争力を高める~
CCoEを適切に導入・運営することで、企業はクラウド活用を効率的に進め、競争力の向上やビジネス成長を加速できます。
TISの豊富な実績と専門性で、ぜひ御社のクラウド活用を成功に導きましょう。
著者
IT基盤技術事業本部 IT基盤ビジネス事業部 IT基盤ビジネス推進部 李 潤周