マネージドサービスとは?概要と比較の仕方、AWS Managed Servicesについて解説
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マネージドサービスとは?わかりやすく解説
マネージドサービスとは?意味や定義
マネージドサービス(Managed Services)とは、企業が自社でITシステムやインフラの運用・管理を行う代わりに、その業務を外部の専門業者に委託するサービスを指します。
サービス提供企業がシステムの運用・保守・障害対応まで包括的にサポートするため、利用企業は運用管理の負担を軽減できます。
マネージドサービスとアウトソーシングの違い
マネージドサービス
- ITインフラやアプリケーションの運用・管理を専門業者が継続的かつ一括して担う
- 定期的なメンテナンスや障害時の迅速対応を含む
アウトソーシング
- 一定範囲の業務を外部に委託するが、通常は個別の業務単位で契約
- 定型業務の外部委託に利用されることが多く、包括的なサービスというより部分的なサービスが中心
マネージドサービスとクラウドサービスの違い
マネージドサービス
- クラウドだけでなくオンプレミス環境も対象とした運用管理サービス
- 管理対象がインフラからアプリケーションまで幅広い
マネージドサービス
- インターネット経由で利用可能なITリソースを提供するサービスで、マネージドの有無はサービスにより異なる
マネージドサービスとSaaSの違い
マネージドサービス
- システム運用管理自体を専門業者が代行するサービス
SaaS(Softtware as a Service)
- ソフトウェア自体をクラウド経由で利用する形態。運用管理はサービス提供者が行うが、ユーザーは運用そのものを意識する必要が少ない
マネージドサービスとPaaSの違い
マネージドサービス
- システム運用・保守・障害対応を包括的に提供するサービス
PaaS(Platform as a Service)
- アプリケーション開発環境やプラットフォームをクラウド上で提供するサービス。運用の範囲は限定的
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マネージドサービスの種類
フルマネージドサービスとは?
フルマネージドサービスとは、インフラの運用・監視・障害対応などの管理業務を完全にサービス提供企業に委託し、企業側がほぼ管理不要で利用できる形態です。
マネージドサービスとフルマネージドサービスの違い
マネージドサービス
- 一部の運用業務を代行。企業側にも一定の管理・対応責任が残る
フルマネージドサービス
- システム運用管理を完全に外部に任せられるため、企業の管理負担はほぼゼロ
マネージドサービスを比較するときのポイント
サービス範囲・サポート体制で選ぶ
- 運用管理業務の対象範囲やサポート対応時間(24時間対応など)を比較
コスト効率で選ぶ
- 料金体系(月額固定か従量制か)、追加費用の有無を確認し、長期的にコストメリットが出るか比較
セキュリティレベルで選ぶ
- 提供企業が取得している認証やセキュリティ基準、管理体制の厳密さを評価
実績・信頼性で選ぶ
- サービス提供企業の導入実績や顧客満足度、提供体制の安定性を検証
AWSマネージドサービス(AWS Managed Services)とは?
AWSマネージドサービスとは?
AWS Managed Services(AWS マネージドサービス)とは、AWSインフラの運用管理業務を代行し、ユーザーがビジネスに集中できるようサポートする包括的なマネージドサービスです。
AWSが提供する標準化されたプロセスやツールを活用し、運用の自動化や効率化を促進します。
AWSのマネージドサービスのメリット
- AWSのエキスパートによる安定したインフラ運用
- 運用負荷を軽減し、企業のIT担当者が戦略的な業務に集中可能
- AWSのベストプラクティスをベースにした運用プロセスを活用可能
- インフラ運用に関わるリスクやダウンタイムの最小化
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TISのAWSマネージドサービスについて
AWSマネージドサポートサービスは、TISのAWS再販サービスであり、AWSの請求代行から運用相談までお客様のAWS利用をサポートするサービスです。
WHY TIS?~TISが選ばれる理由~
最後に ~AWSマネージドサービスで運用負荷を軽減し、ビジネスに集中~
AWSマネージドサービスを活用することで、日々のインフラ運用や障害対応といった煩雑な業務から解放され、企業はより戦略的なIT活用やビジネス価値の創出に集中できます。
専門的な運用ノウハウとAWSのベストプラクティスを取り入れることで、システムの安定性とセキュリティを確保しつつ、クラウドのメリットを最大限享受できるでしょう。
運用負担を減らし、より高付加価値な活動にシフトしていくために、AWSマネージドサービスの活用は非常に有効な選択肢です。
著者
IT基盤技術事業本部 IT基盤ビジネス事業部 IT基盤ビジネス推進部 李 潤周