パートナー企業とは?パートナーの選び方やTISの特長・強みを解説
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目次
AWSパートナープログラムとは?
AWSパートナープログラムとは、「AWS Partner Network(APN)」に属する、AWSと協業する企業が参加するグローバル規模のネットワークです。
AWSパートナプログラムでは、AWSと協業する企業を、各企業が提供するサービスの分野ごとに分類し、AWSが提示している要件のクリア状況により「ランク(ティア)」と「パス」を分け各企業に地位を与えます。
AWSパートナーネットワーク(APN)とは?
AWS Partner Network(APN)は、AWSのテクノロジーや専門知識を活用して、顧客向けのソリューションやサービスを構築するためのグローバルなコミュニティです。
世界中のパートナー企業が登録されており、導入支援・開発支援・マネージドサービスなど多岐にわたるサービスを展開しています。
AWSはAPNに加盟しっている企業を対象にパートナープログラムを実施しています。
AWSパートナー企業とは?
AWSパートナー企業とは、APNに加盟している、Amazon Web Services(AWS)が認定した公式のパートナー企業です。
AWSの技術力・導入実績・専門性が一定基準を満たしている企業が認定を受け、それぞれのランクとパスを持つようになります。
AWSパートナーのランク
AWSは、以下の3つのティアに分類されます。
・プレミアティア
最上位に位置するのがプレミアティアです。最も豊富な実績と高度な技術力を持つ企業のみが選ばれ、地理的または業界をまたいでリーダーとして認識されます。認定には複数のコンピテンシー取得や大規模な顧客支援の実績が必要とされるため、信頼性の高さが段違いです。
・アドバンスドティア
一定数以上のAWS認定技術者と構築実績を持ち、顧客からの信頼も厚い企業がここに該当します。高度な技術力を備えつつ、プレミアティアに比べるとやや柔軟な導入支援が可能です。
・セレクトティア
AWS認定技術者を最低限備え、複数の顧客実績が認められていれば登録可能です。クラウド導入への第一歩として活用しやすく、将来的にティアアップを目指す企業にとっての出発点となっています。
AWSパートナーパスとは?AWSパートナーの種類
AWSパートナーには、提供しているビジネスの内容に応じた「パートナーパス」で分類されます。
・ソフトウェアパス
SaaSやミドルウェアなど、AWS上で動作する、またはAWSと統合するソフトウェア製品を開発・提供するAWSパートナー
・ハードウェアパス
IoTデバイスやネットワーク機器など、AWS対応デバイス(ハードウェア)製品を開発・検証・提供するAWSパートナー
・サービスパス
AWSを活用してコンサルティングサービス、プロフェッショナルサービス、マネージドサービス、付加価値提供再販サービスなど各種サービスを提供しているAWSパートナー
・トレーニングパス
AWSのトレーニングや認定資格取得支援プログラムを販売・提供するAWSパートナー
・ディストリビューションパス
AWSソリューションの再販と開発支援を行うために、ほかの企業を募集・教育・支援しているAWSパートナー
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AWSパートナーになるには?
AWSパートナーになるには、AWS Partner Networkに登録し、認定要件を満たす必要があります。
AWS認定資格の取得や導入実績の積み重ねを通じて、認定のステップを進めていきます。
AWSパートナー企業の条件は?
AWSパートナー企業となるためには以下の条件を満たす必要があります。
・AWS認定資格を保有するエンジニア数
・実際の導入実績やソリューション事例
・専門領域における深い技術知識
・顧客からの高い評価
・・・etc
AWSパートナーが受けられる各種認定プログラム
AWSパートナー企業が領域ごとの専門性を示すための認定プログラムとして、「スペシャライゼーション」と「コンピテンシー」の2種類があります。
・スペシャライゼーション(Specialization)
特定のAWSサービスやユースケースに対して専門性があることを認める認定制度
ex)マイグレーション、セキュリティ、Direct Connectなど
・コンピテンシー(Competency)
特定の業界(金融・官公庁など)または広範な技術分野に対して専門性があることを認める認定制度
スペシャライゼーションより包括的な能力を示す
自社にぴったりなAWSパートナーの選び方・AWSパートナーを見つけるポイント
・専門分野をチェック
セキュリティ、データ分析、AI/ML、マイグレーションなど、得意分野が自社課題と一致するか確認
APNで実施されている、領域ごとの専門性を示すための認定制度で、どの領域のコンピテンシーやスペシャライゼーションなどを取得しているかを確認することも良し
・AWSパートナーランクをチェック
AWS公式のティアは、企業の技術力と実績、専門性を示す信頼性の指標のため、判断指標の一つとして確認
・実績と事例をチェック
同業種・同規模の企業での導入実績が豊富か、課題・解決策・成果が具体的にどうかを確認
・サポート体制をチェック
24/365対応や内製化支援など、求めているサポート範囲がカバーされているかを確認
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TISのAWSパートナーとしての強み
TISは、確かなパートナー実績とプロジェクト実績で、お客様からご信頼とご評価をいただいております。
10種類の認定を保有するAWSプレミアティアサービスパートナー
TISは2009年よりAWS関連ビジネスを開始し、日本で15社だけが持つ最上位のAWSプレミアティア サービスパートナーに認定されています。AWSから専門領域での技術力と実績が認められ、2021年には日本で3社のみが保有する「セキュリティコンピテンシー」を取得するなど、合計10領域の会社認定を受けています。
高可用性・高セキュリティを実現する独自テンプレート開発と研究推進
TISが最も得意とするクレジットカード決済基盤および勘定系システム基盤を、AWS上で開発・運用しています。TISには、AWSでミッションクリティカルに近い要件を実現し、高可用性に加えて高セキュリティが常に求められる基盤を開発できるエンジニアが多数在籍しています。近年では、AWSで高可用性を実現するソフトウェアスタック「Lerna」、最低限のセキュリティ対策を無償で一通り行えるテンプレート「セキュリティプリセット」を独自開発し、高品質な基盤をスピーディーにご提供できるように取り組み続けています。
導入実績・事例
住宅保証機構株式会社様
「基幹システムの基盤としてAWSを採用」
基幹システムにおいて機器のリース期限などの理由から、主要機器のリプレースを予定。しかし、機器の交換にはシステムの一時停止が必要なだけではなく、長期間の移行作業、新機材の導入及び併行運用のために多額のコストが予想された。また、システムに保存される各種データはセキュリティ、長期間の保存及び利用が必要であり、加えてバックアップデータについても運用に従い増加を続けているが、LTO装置によるバックアップに限界が生じていたなど複数の課題を抱えていた…
旭日産業株式会社様
「SAP S/4HANA®の移行にAWSを採用」
旭日産業では、会計領域、在庫購買、販売などの業務において、これまで「SAP® ERP」で構築したシステムを自社サーバールームで運用していた。しかし、海外ビジネスの拡大や今後の成長戦略を推し進める過程で、変化への柔軟性と高い事業継続性を確保する上でITシステムの見直しが必要と判断。将来のデジタルイノベーションに向けたデジタル基盤を検討していたが、その解決方法として…
※さらに多数の事例があり、詳細は別途ご紹介可能です。
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最後に ~AWSパートナー企業と共にクラウド活用を成功へ~
AWSパートナー企業は、クラウド導入から運用、最適化までを伴走し、企業のクラウド活用を加速させる存在です。
特に、AWSから高い評価を受けたパートナーと協力することで、専門性の高い支援を受けながら安心してクラウドを推進できます。
TISは、AWSパートナー最高位の「プレミアティアサービスパートナー」として、豊富な実績と強固な支援体制を強みに、多くのお客様のクラウド活用を成功へと導いてきました。
AWS導入を検討されている企業は、ぜひ信頼できるAWSパートナーと共に、クラウド活用を次のステージへ進めてみてください。
著者
IT基盤技術事業本部 IT基盤ビジネス事業部 IT基盤ビジネス推進部 李 潤周