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ヘルスケア事業とは?成長させるためのポイントを解説

2021/09/14

日本は総人口に占める高齢化率が28.8%(令和3年版高齢社会白書)となっており、世界で最も高齢化が進んだ国となっています。この様な中、誰もが人生を最後まで幸せに生きる事ができる「生涯現役社会」の実現が求められています。
近年では、健康寿命の延伸を目指して、国主導で、マイナポータルを通じたPHR(Personal Health Record)の利用が進められています。具体的には、予防接種歴の提供が開始されており、その後も乳幼児健診結果、特定健診結果、レセプトの薬剤情報等を順次提供する計画です。この取り組みを通じて、国民の予防、健康づくりの促進が期待されています。
一方、民間事業者においても、ヘルスケア事業の立ち上げが進んでいます。では、ヘルスケア事業とはどのようなサービスを指すのでしょうか?成長させるためにはどのようなポイントがあるのでしょうか?本サイトでは「ヘルスケア事業とは?」、「ヘルスケア事業を成長させるためのポイントとは?」について解説していきます。

1.ヘルスケア事業とは?

民間企業が推進する、ヘルスケア事業は取り扱う情報の種類により、大きく2つに分類されます。1つ目は、医療情報(EHR)を取り扱う事業です。電子カルテシステムなど病院情報システム(HIS)がその代表的なものです。病気から健康へ回復する過程を支援する事業と言えます。2つ目は、健康情報(PHR)を取り扱う事業です。健康診断結果をはじめとする、体重、血圧、血糖値等のバイタル情報を用いた、個人の健康維持や生活改善を支援するサービスが代表的なものです。こちらは、健康の維持・増進を支援する事業と言えます。近年では、後者のPHRを取り扱う事業(サービス)が、予防、健康寿命の延伸に活かせる事から、より注目を集めております。
前述のように、ヘルスケア事業が分類される理由は、事業を行う際に適用されるガイドラインに違いがあるためです。【図1】に示すように、EHRを取り扱う事業では「3省2ガイドライン」が適用されます。また、PHRを取り扱う事業では「民間PHR事業者による健診等情報の取り扱いに関する基本的指針」(令和3年4月(総務省、厚生労働省、経済産業省))が適用されます。EHRを取り扱う事業の方がより厳しい規制が適用されるのです。ヘルスケア事業を立ち上げる際には、どのようなデータを取り扱うのか、どのようなガイドラインが適用されるのかを確認しながら進めて行く必要があります。

【図1】EHR、PHRと、それぞれに適用される規制について

2.ヘルスケア事業を成長させるためのポイント①相互運用性

では、ヘルスケア事業を成長させるには、どのようなポイントがあるでしょうか?1つ目のポイントは相互運用性です。相互運用性とは、様々なシステムやサービス、組織間で情報の伝達、共有が可能となる能力や特性を指す用語です。それでは、ヘルスケア事業を成長させるために、なぜ相互運用性が重要なポイントになるのでしょうか。
今後、人の健康に関する情報を取り扱うサービスが増加すると、本人に関する情報が様々な形で管理されることになります。もしこれらのサービスで相互運用性が考慮されていなければ、利用者は何度も同じ情報の登録が必要となってしまうことにより、ユーザビリティが低下し、情報の品質担保が難しくなる事が懸案されます。また、本人の情報にも関わらず、どのサービスにどのような情報が保存されているかわからない状態で散在し、せっかく蓄積されたデータが利活用できなくなってしまいます。
相互運用性を考慮する事により、それぞれのサービス間でのデータの流通、共有が可能となり、利用者は利用しているサービスを意識する事無く、一元化された自身のPHRを活用できるようになります。 ヘルスケア事業は取り扱う情報の性質上、エコシステム化が難しいと言われていますが、相互運用性を考慮したサービス設計をすることで、利用者が使いやすく、継続して活用しやすいサービスの提供が可能となります。

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3.ヘルスケア事業を成長させるためのポイント②標準化

2つ目のポイントは標準化です。相互運用性を実現するためには、データを流通させる仕組みが必要です。ただし、データを流通させるサービス毎に個々のインターフェースを作っていては、データを連携させるだけでコストも時間も掛かってしまいます。そのため、広くデータを流通させるためには、インターフェースとデータ形式の標準化が必要なのです。【図2】の様に、サービス毎にインターフェースやデータ形式が異なっていると、相互運用性が実現できず、データが散在する事となります。その結果、データを利用者が望む形で還元する事ができなくなり、結局、PHRの利活用が世の中に広まらず、市場が活性化されないままとなってしまい、事業規模の拡大が望めなくなります。それぞれのサービスが個別にデータを囲い込んでばかりいると、利用者のPHRの利活用を阻害してしまう懸案がありますので、事業の独自性(各社固有のノウハウ、強み)は維持しつつも、標準化されたオープンなインターフェースを設ける事が重要となります。

【図2】標準化の重要性について

4.まとめ 「基盤づくりが大切」

このように、ヘルスケア事業を成長させるためには、インターフェースとデータ形式の標準化を進め、相互運用性を確保し、データの流通、共有を進める事が重要なのです。ヘルスケアサービスが広く活用される社会を実現していくためには、ヘルスケア業界全体で標準化された共通のデータ流通基盤を構築し、運用していく必要があります。一足飛びに、このような環境を用意する事は難しいため、まずは、それぞれのサービスを提供するヘルスケア事業者が、意識して標準化に取り組む事が大切です。
これから、ヘルスケア事業を立ち上げようと考えられている読者の皆様は、標準化、他のヘルスケア事業(サービス)との相互運用性を意識してサービスを構築されることをお勧めいたします。

本サイトでは、「ヘルスケア事業とは?」、「ヘルスケア事業を成長させるためのポイントとは?」について解説しました。
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更新日時:2023年1月6日 13時33分