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ヘルスケア事業の課題と解決の方向性

2021/11/11
皆さまは、“ヘルスケア事業”という言葉から、どのような事業を想像されますか?人の健康状態、アプローチ方法等により多岐にわたるため、多くの異なる事業があるはずです。そのため、ヘルスケア事業の課題もそれぞれで異なってくるものではありますが、多くの企業が直面する共通の課題はあります。また、今後どのようなヘルスケア事業であっても共通して重要性の高まる課題もあるものと思われます。本ブログでは、ヘルスケア事業における課題と、その解決策の方向性について解説します。

1.ヘルスケア事業の課題

ヘルスケア事業と言っても、例えば、人の健康状態により、以下の3つに分類されます(※)

  • 1次予防:健康づくり / 生活機能の維持・向上
  • 2次予防:疾病の早期発見、早期治療 / 生活機能低下の早期発見、早期対応
  • 3次予防:疾病の治療、重症化予防 / 要介護状態の改善・重症化予防

(※)厚生労働省による、生活機能低下の予防、維持・向上に着目した3段階の整理より「治療」から「予防」へという大きな流れの中で、多くの民間企業では未病の領域、つまりは「1次予防」~「2次予防」の辺りを対象としたヘルスケア事業をお考えではないでしょうか。
この領域で必ずぶつかる課題が、個人の健康意識、マネタイズです。

2.ヘルスケア事業の課題 ①個人の健康意識

病気を治すために治療を受けている人は、健康が目標となり得ますが、未病にある人においては、そのような健康意識の高い人は多くはありません。健康意識を持ち健康行動を継続する人を対象にしたサービスを提供するのであれば課題にはなりませんが、現状では、パイ(健康意識の高い人)は限られています。健康意識の高くない、所謂、無関心層も対象とすることにより、健康意識を持つ人が増えることで、日本、世界の抱える社会課題の解決が見えてくるものと考えます。

健康意識を高める/継続してもらうことが必要であり、これまで健康診断を起点に、健康診断結果を活用したアプローチがされてきています。この背景には、健康診断結果が健康状態を表すもので、健康意識を高めるために使えるからということもありますが、それに加えて健康診断が健康意識の高まるタイミングでもあると考えます。

健康意識の高まるタイミングは、健康診断以外にも、ニュースを見て、周りの人の話で、その他、日々の生活の中においてもあるのでないでしょうか。健康行動に既に取組んでいる人であれば、日々のバイタルデータから、健康意識の変化を捉えることができるはずです。また、そうでない人であれば、その人の日常についての他の情報・データ、例えば、Webの閲覧状況、購買状況などから、健康意識の高まるタイミングを見つけていくことができる可能性があるのではないでしょうか。

継続してもらうという視点からは、教科書的なアドバイスではなく、日々のバイタルデータやWebの閲覧情報や購買情報を活用し、個人の日常、趣味趣向とその瞬間の状況を踏まえたアプローチをする事で、より効果的に健康行動の後押しができるものと考えられます。
実際に特定保健指導にあたる専門職の方々は、対象者の日常生活をヒアリングし、その方にあったサポートをしていくために日常生活の情報を活用しています。

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3.ヘルスケア事業の課題 ②マネタイズ

結果にコミットするダイエットプログラムのように、健康意識の高まっている人に向けたサービスでは個人からのマネタイズに成功している例もありますが、個人向けヘルスケアサービスの代表格のスマホアプリでは、無料ユーザーが多く、有料サービスを利用されている方は少ないようです。

日本では手厚い社会保障(公的保険)があり、また、民間保険に入ったから病気になっても大丈夫、と思っている人もいると聞きます。健康意識が低い間は健康を損なうことをイメージできません。そのような個人には、健康になる、健康でいるためのバリューチェーンのある部分だけを提供しても、具体的なベネフィットが見えない点も、マネタイズを難しくしている理由の一つではないかと思います。

健康を目的として、健康だけを切り出していることもあるのではないでしょうか。健康のバリューチェーンを部分的に提供する場合、どうしてもそのようになってしまいがちです。生活を全般的に捉えて、その中に健康への取組みを無理なく配置していく、そこで自然と健康商品・サービスの利用へとつなげていくようなことが必要になると考えられます。実際にヘルスケア事業を展開する企業の間では、健康から消費までの一連の流れが組み込まれたサービスが提供されてきているものと思われます。

4.ヘルスケア事業の課題 解決の方向性

ヘルスケア事業の課題として、個人の健康意識、マネタイズを採り上げ、健康意識の高まるタイミングをとらえる/継続させるために、様々なデータを活用することで、個人に関する理解を深めて、より最適化したタイミング、内容でアプローチができる可能性を、また、マネタイズのために健康のバリューチェーンをつなぐことの必要性を提言させていただきました。
ヘルスケア以外の分野では、データ活用や強みを持ち寄った連携は普通にされていることであり、そのような取り組みは、他産業から企業の参入が増えているヘルスケアの分野でも進んでいくのではないでしょうか。

ヘルスケアのデータは機微性が他のものよりも高く、管理、取扱いには、一層の注意が必要とされます。当然ながらデータは個人のものであり、個人のオプトインに基づいた利用が前提となります。個人の健康増進を目的として、ヘルスケアのデータ、それ以外の日常データを繋ぎ、各社が協力して個人の健康増進をサポートし、その中で得られる健康消費を分け合う、そうしたエコモデルの形成が期待されるかと思います。
TISでは、こうしたことの実現を下支えするヘルスケアプラットフォームや、豊富なヘルスケア領域に関するノウハウを活かして、ヘルスケアサービスの立上げをご支援する「ヘルスケアリファレンスアーキテクチャ導入サービス」を提供しています。
また、異業種から新規にヘルスケア事業を立ち上げられる方を対象とした、業界の基本情報から、実際に事業検討する際に欠かせない考慮すべき点をまとめた入門ガイドブック「ヘルスケア事業を始めるためのDX入門ガイドブック~ヘルスケアサービス検討のポイントと関連する規制とは~」をご用意しました。こちらをご覧いただくと下記のようなことが分かります。

  • デジタルトランスフォーメーション(DX)とは
  • ヘルスケア産業の概要
  • ヘルスケアサービスで考慮すべきポイント
  • ヘルスケアサービスで考慮すべき2つの規制(ガイドライン、指針)

本ガイドブックが、ヘルスケア事業へチャレンジされる方の一助となりましたら幸いです。是非ダウンロード下さい。

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更新日時:2023年1月6日 13時32分