ヘルスケア事業で進歩する技術、テック、テクノロジーとは?

2022/5/20
ヘルスケア事業には様々な技術、テック、テクノロジーがあります。健康を支えるこれらの技術は着実に進歩しており、人々の生活に変化をもたらしてきました。技術によって今まで実現できなかったことができるようになれば、現在ではまったく想像ができない新しい方法で健康を実現することも期待できます。本ブログでは、そんなヘルスケア事業の技術、テック、テクノロジーの事例をご紹介します。
1.ヘルスケア事業 健康意識を高める技術、テック、テクノロジー
これまで健康を維持するためには、健康診断、運動、栄養バランスのよい食生活を心がけることが重要でした。そこへスマートウオッチのようなウェラブルデバイスが登場したことで、歩数や心拍数、睡眠のデータなどが日常的に取れるようになりました。このようなヘルスケア事業の技術、テック、テクノロジーの進化によって、これまで年一回程度の健康診断でしか分からなかった体の数値データを日常的に目にするようになった方も多いのではないでしょうか。その結果、生活者にとって健康データがより身近な存在となり、個々人の健康意識を高めるきっかけになっていると考えられます。
この代表的な技術、テック、テクノロジーが、皆さんもよくご存じのアップル※1のアップルウォッチです。アップルウォッチは血液中の酸素濃度を測定するセンサーを搭載し、呼吸器と心臓が正常に機能しているのかを調べることができます。酸素濃度は新型コロナウイルス感染者の容態を診る指標として、耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。また最近では、心疾患の予兆を調べる心電図なども取れるようになってきました。
このアップルウォッチは、まさに生活者、個々人の健康意識を高めるヘルスケア事業の技術、テック、テクノロジーと言えると思います。
※1 https://www.apple.com/
2.ヘルスケア事業 将来の健康を維持するための技術、テック、テクノロジー
これまでは体調を崩したら治すというのが当たり前でしたが、体調を崩さないことにこしたことはありません。また、症状が悪化する前に対処できれば、本人の苦痛も少なくてすみます。つまり、健康をもたらすためのヘルスケア事業の技術、テック、テクノロジーには、体の健康を維持することに加え、体調を崩す前に予防することが求められていると思います。
しかし実際には、体調を崩したり、症状が出たりした後に病院へ行くことが多いのではないでしょうか。そのため、何か病気が見つかった時には既に症状が進行している場合もあります。わかりやすい例としてがん検診があります。がん検診は早期発見に役立ちますが、まだ検査方法そのものも未開発のため、ある程度がん化が進行した後でわかることがほとんどです。確実に早期に発見できるわけではありません。そのため、がんを予防するためには、さらに精度を上げた技術、テック、テクノロジーを使ってがんのわずかな兆候をとらえることが重要そうです。
この課題に挑戦しているバイオテックカンパニーがあります。その一つが血液検査でがんの早期発見を目指す米国のグレイル※2という会社です。このグレイルは元グーグルの役員が率いるシリコンバレーのスタートアップであり、がんの撲滅へ向けて、リキッド・バイオプシー(液体生検)と、次世代シーケンサー(DNA配列解析)を組み合わせた最先端の技術、テック、テクノロジーで、がん細胞からわずかに漏れ出したがんのDNA断片を血液だけで超早期に検出することに挑戦しています。
このグレイルの技術はまだ開発中ではあるものの、将来の健康を維持するためのヘルスケア事業の技術、テック、テクノロジーの一つになるかもしれません。
※2 https://grail.com/
3.ヘルスケア事業 ニーズに応える先進技術
ここまで2つの異なる技術、テック、テクノロジーについてご紹介してきました。これらは、身体データを収集する技術、収集したデータを解析する技術、データを安心安全に保管する技術など、様々な技術の進歩によって実現されています。今後このような技術がさらに進歩することで、人々の健康を取り巻く環境は変化し続けていくでしょう。
その際に忘れてはならないのは、社会のニーズに応えるということです。技術がいくら進歩したとしても、社会に受け入れられなければ人々の健康を実現することはできません。冒頭でご紹介したアップルウォッチは、今では多くの生活者に受け入れられ、健康の維持増進に役立っていると言えます。これが実現できたのは、ユーザーのニーズを丁寧に拾い上げ、プロダクトに反映し続けているからだと考えられます。例えば、「充電時間を短縮する」といったことも、生活者のニーズを満たすための一つの技術です。よって、「なぜその技術が必要なのか?」「生活者にとってどのような価値があるのか?」といったことを丁寧に紐解いていくことが重要なのではないでしょうか。
4.まとめ
今回は、アップルとグレイルのタイプが異なる二つのヘルスケア事業の技術、テック、テクノロジーについてご紹介してきました。前述したとおり、健康をもたらすこれらの技術は着実に進歩していますが、この技術が社会ニーズの変化に対応していることが重要だと考えています。よって、ヘルスケア事業では、生活者が求めるものを常に考えつつ、皆が健康になるための技術、テック、テクノロジーを追求し、開発していくことが、個々人が求めるサービスの提供につながるのではと考えています。
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